武蔵野の季節見つけた 2006年

花花

2006年12月27日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

年の瀬もいよいよ押し詰まった。発達した低気圧が去って台風一過の好天だ。
朝一番で床屋さんに行く。行き付けは散歩を兼ね隣の街の床屋さんだ。込んでいるかと思ったが、意外なほどに空いていた。
帰りは玉川上水を歩き小金井公園に廻る。青い空と白い雲に高木の樹形が美しい。
左はユーカリの木だ。30mはあろうかと思われる。白い樹肌と常緑の緑は暖かさもあって春のようだ。
いちょうは、月初には着けていた黄色の衣をすっかり脱ぎ捨て白い樹肌を見せている。
ケヤキの黒い枝に雲の花が咲いたようだ。素晴らしい樹形だ。さるすべりの木もその滑らかな樹肌を光らせている。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

梅園の梅の木の樹形もなかなかに乙なものだ。赤松はコモを巻いて冬支度完了だ。
空は青く気温も高いが風が強い。林の中を吹き抜ける風に落ち葉がさざ波のように流されていく。
散歩の小型犬は落ち葉に飲み込まれすくんでいる。かと思えば渦を巻き落ち葉を高く吹き上げる現象も見られた。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

梅園の片隅から芳香が漂う。蝋梅だ。昨年に比べると随分早い開花だ。
2月には蝋梅には雪が似合うと書いたが、青空の下の蝋梅の方が香りも強く良いかもしれない。暖かさを感じる。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

昨夜の大雨でまたしても広場が水没した。高原の湖畔を思わせるが、良く見ると裸の子供達が水遊びに興じている。
保育園の子供達らしい。10人くらいのグループの内6人はパンツ1つで水の中をはしゃぎまわる。
先生はといえば「良い遊び場を見つけた。これから大雨の後はここにしよう。」とおおらかだ。
来園者300万人達成の江戸東京たてもの園は初春の準備も整った。

小金井公園 小金井公園 小金井公園


2006年12月4日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

毎月第1月曜日は朝一番でホームドクターを受診することにしている。
10月の人間ドッグの結果を診ていただく。特に問題なし。何時もの高尿酸血症の薬に腰痛のシップ薬を追加処方してもらう。
話の流れでマイサイトをご覧いただくようURLを記した名刺を渡すと「英国といえば裏の林望さんも英国通だよ。」とおっしゃる。
リンボーさんとはウェールズでお会いしたことを話す。小金井にお住まいであることは知っていたが、
これも何かの縁とお宅の前を通って小金井公園へ廻る。表札は出ていない。
今朝は霜が降り公園もすっかり冬景色だ。
しかし、葉の落ちた桜と紅葉したイチョウを背景に菜の花の若苗の緑が輝く。「冬来たりなば春遠からじ」だ。
落ち葉の絨毯の上を歩く。ふわふわとして心地良い。季節を感じるものはやはり紅葉になってしまう。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

たてもの園の堀にカモがやって来た。何時もは1羽ぽっちのアヒルが嬉しいのか、カモに近寄るがカモは迷惑そうだ。
亀の姿が見えない。亀は冬眠するするんだったかな? たぶん冬眠だろう。
ウォーキングもゲートボールも女性ばかりだ。女性の平均寿命ばかりが延びるわけだ。
山茶花が手を入れられて形良く整った。さすがにプロだ。満開だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園


2006年12月2日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

師走に入った昨日、高尾山の紅葉狩りを楽しんだ。
前日は予報を裏切るはっきりしないお天気で気を揉んだが、そこは晴れ男・女の真骨頂。見事な快晴だ。
おにぎり・から揚げ・ゆで卵・ミルキー・お茶を用意して出発。途中合流のお仲間は昨年同様姉夫妻だ。
往きはリフトを利用する。暖かな陽射しだがリフトの動きで頬を掠める冷気が心地良い。
左右の山肌を赤や黄・橙に彩るもみじ・どうだん・さくらなどを観賞しつつ12分の空中散歩。前を行く姉夫妻の仲の良いこと。
途中で業者が記念撮影をしている。5分後、高尾山駅でリフトを降り、駅舎を出たところでもう販売している。商魂逞しい。
表参道は呆れるばかりの人の数だ。今日は休日だったかとまごうばかりだ。
しかし、その人出に値する見事な紅葉だ。黄色の紅葉に黒い木肌が鮮やかだ。
薬王院の仁王門付近の紅葉が美しい。その紅葉を背景に天狗の像を撮った。
奥が鼻の高い大天狗、そして手前が烏の嘴を持った小天狗(烏天狗)だ。
高尾山には天狗伝説が数々あるそうだ。表参道には”たこ杉”や”天狗のこしかけ杉”という天狗伝説にまつわる杉の大木もある。
薬王院のお札授与所にこんな掲示があった。男女とも最後の”厄”は数えの61歳だ。それを過ぎてからの養生訓だ。
いい言葉だ。私は既に”90歳を過ぎたなら”の教訓で暮らしているつもりだ。
本堂を過ぎ急な階段を登ると彩色彫刻された華麗な御本社だ。その裏に立派な紅葉の木があり、カメラマンが群れている。
これをやり過ごしその先の階段の途中で撮った写真が本日一番のお気に入りだ。(右から2枚目)
陽を透かして輝く紅葉に社殿の影が映る様は絵に描いたようではないか? 下のカメラマンには内緒にしておこう。

高尾山 高尾山 高尾山 高尾山 高尾山 高尾山

山頂は幼稚園児の遠足、高齢者のカップル、中年女性グループ、なぜかスーツにネクタイ・革靴のおじさんなどで大賑わいだ。
陽の当たる場所にシートを広げる。やはり屋外で、ましてや山でいただくおにぎりは美味しい。から揚げ上出来。ゆで卵もぺろり。
姉がデザートとしてエクレアとみかんを用意してくれた。これもすんなりお腹に収まった。
帰り道は階段の少ない山道のルート(3号路)を選ぶ。少し遠回りになる分だけなだらかな下りとなる。
しかし、今年は雨が多かったので山道も洗われたらしい。崩れ落ちて狭くなった場所や木の根っ子が浮き出した所があって歩き難い。
表参道の植樹された鮮やかな紅葉と違い、山道の紅葉はくぬぎやならなどの黄色の紅葉が多い。しばしば足を止め見入る。
少しかすみがかかって見通しは良くないが遠くの山々もすっかり紅葉している。麓の工事は圏央道のものだろう。
帰りはケーブルカーに乗る。下り始めの坂は斜度31度で日本一だとアナウンスが流れる。
スタート直後で不意をつかれ恐怖さえ感じる。そんなの自慢しないで安全第一で頼みます。  豊かな師走のスタートだ。

高尾山 高尾山 高尾山 高尾山 高尾山 高尾山


2006年11月21日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

このところの散歩は園芸店巡りや雨などで10日振りの小金井公園だ。
朝晩の冷え込みが強くなって紅葉も進んできたようだ。一部の木では見頃を迎えている。
左から”ハクウンボク”、”ケヤキ”、”モミジ””サクラ”、”スズカケ”だ。青空に映える。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

左は”カエデ”に違いなかろうが、この大きな葉っぱにビックリ。ケイタイと較べてご覧ください。
右は”ユリノキ”だ。葉の形が半纏・Tシャツに似ていることから”ハンテンボク”・”Tシャツの木”とも呼ばれるそうだ。
また花がチューリップに似ていることから”チューリップツリー”ともよばれるらしい。花の季節に確かめよう。
(「小金井公園 グリーンアドベンチャー 『この木なんの木』」 パンフより)

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

江戸東京たてもの園内の大木の紅葉。下に見える黄色の都電や建物と比較すると大木振りが分かる。名前不詳。
正門前の花壇も例年通りの冬の植え込みに変わった。
”都立小金井公園の桜開花情報”で定点にした染井吉野もすっかり葉を落としている。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

歳の所為だろうか? すっかり忘れていた。”木立ダリア”のことを。
遠目にこの爽やかなピンクを見つけた時、胸が騒いだ。何か大きな忘れ物をしたような・・・。
駆けつけたい気持ちだが、腰が痛む(このところ朝晩湿布薬を張っている)。
辿り着いてみるとやっぱり”木立ダリア”だ。すっかり満開だが、今朝までの雨で少し傷んでいる。
それにつけても、見事なものだ。一つひとつの花が大きい。手の平ほどはある。それが鈴なりだ。嬉しくて浮き浮きする。
花びらが薄く、青い空が透けて見えるようだ。今日の散歩は最高だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


2006年11月1日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

考えてみると久しぶりの小金井公園だ。爽やかなお天気に人出も多い。特に保育園児が多く賑やかだ。
初夏に植えられた時から気になっている木がある。”木立ダリア”だ。別名”皇帝ダリア”というそうだ。
最初は1メートルくらいだったが、既に3メートルは優に越え聳えている。
大きな蕾を沢山付けている。「晩秋にピンクの花を付ける」という。もう少し先のお楽しみだ。
今年の冬桜は開花が早かったようだ。もう散り初めている。このおぼろげさが良い。
公園近くの生産緑地でフォックスフェイス(カナリアナス)を見つける。こんなに大きな木になるとは知らなかった。
見るからにキツネだ。ナス科の植物だが有毒で食べられないそうだ。
つわぶき(石蕗)の花も満開だ。こちらは菊科の植物で食用になる。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


番外
2006年10月26日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

OB会の歩け歩け同好会で下町「もんなか」を歩いた。深川・門前仲町だ。
最初に深川不動尊を訪ねる。早くも七五三のお参りの羽織袴の男の子も見られる。
富岡八幡宮は目と鼻の先だ。 江戸勧進相撲発祥の地ということで相撲関係の碑が色々とある。
御本殿右奥には「横綱力士碑」と「超50連勝力士碑」が堂々と建つ。
正面参道右手には「大関力士碑」と「巨人力士碑」が建つ。「巨人力士手形足形碑」もあった。
「神輿庫」にはダイアモンドも使われた立派な神輿が2基安置されている。
伊能忠敬もこの近くに住んでいて、測量の旅の安全を祈願したという。

深川不動尊 富岡八幡宮 富岡八幡宮 富岡八幡宮 富岡八幡宮

続いて深川閻魔堂・霊厳寺と巡り、深川江戸資料館へ。 資料館前の佃煮屋が面白い看板を掲げている。深川飯の素をお土産にする。
芭蕉稲荷を経て芭蕉史跡庭園へ、隅田川を先進的デザインの遊覧船が行く。
芭蕉記念館で”芭蕉の紀行旅”と”伊能忠敬の測量旅”の距離が話題となる。
伊能は50歳で隠居後暦学を学び、55歳から全国津々浦々の測量を行い、「大日本沿海輿地全図」を完成させたのだ。
この間16年間に”2歩で1間”という大股で4千万歩・3万5千キロを走破したということで断然伊能に軍配を上がる。
などと薀蓄を傾けつつ老舗「みの家」で馬刺しとさくら鍋で舌鼓を打つ。昼だというのに熱燗で・・・。

深川閻魔堂 霊厳寺 深川佃煮屋 隅田川 みの家


2006年10月12日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

爽やかな秋晴れに誘われ、神代植物公園のバラフェスタを訪れようと思い立つ。
そうと決まれば”善は急げ”、ブランチは深大寺蕎麦と決めサイクリングだ。
野川沿いに走る。野川の水量が多く、澄んでいて涼やかに感じる。それ程上天気だ。
10時半到着。園芸店で時間を潰し、何時もの”元祖 嶋田屋”を訪れる。一番乗りだ。
打ち水をした店内はひんやりと静かで時が止まったかのようだ。野草てんぷらセットはこんにゃく田楽も付いて満足。

久方ぶりの神代植物公園は平日にも拘らず大賑わいだ。昨日の新聞でバラフェスタが取り上げられた所為だろう。
お楽しみのバラ園は後回しにして反対側の宿根草園を巡る。雑木林の木陰が嬉しいほどのお天気だ。
”まるばふじばかま”の白い花が清楚だ。”みずひき”の赤い実(花?)が華やかに揺れている。
広場に出る。”パンパスグラス”の穂が陽を浴びて青い空に光り輝いている。
紅葉が始まった桜の上の空にも、バラ園のベンチで眺めるつるバラ越しの空にも鱗雲が浮かんでいる。心も晴れ晴れだ。
と、ばかりは行かないものだ。カメラマンのこの横暴ぶりはどうしたものか・・・。私はカメラマンが嫌いだ。

神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園

秋のバラ園でこんなに沢山の美しい花に出会えようとは、思い掛けない幸せだ。

神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園

花より団子。芝に腰を下ろしてソフトクリームをいただきながら一休み。
だりあ園の素晴らしい花に驚嘆する。余り好きではない花だが見直した。
ボランティアの”木の実コレクション”が楽しく、素晴らしかった。
様々な木の実を手に取り、見比べ、香りを嗅ぎ、しいのみを炒ったものを食べさせていただく。チョッピリ渋くて甘い。

神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園 神代植物公園


2006年10月2日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

10月も雨の幕開けだ。毎月第1月曜日はファミリー・ドクター受診ときめている。
雨を突いて自転車で出かける。体重増加を指摘される。あれこれ努力はしているのだがなかなか下がらない。
ドクターもダイエット中とのことで、「お互いに毎日しっかり歩こう。」と励まされる。
クリニックから帰り、雨が小止みになったところで散歩に出る。幸い間もなく雨は上がった。
小金井公園の江戸東京たてもの園で映画のロケが行われていた。衣装から推すに明治時代の物語のようだ。
手前の方には出番待ちの俳優が挨拶を交わしたり、記念撮影しているが。奥の建物前では、盛んに撮影が進んでいる。
監督の「スタート!」の声で、軍服姿の人が走り、それを男女が追いかけるというシーンだ。
10分ほど見ている間に3回繰り返し(その前にどのくらい繰り返していたのだろう?)「OK!」が出た。こちらもホッ。
楽しみにしていたコスモス畑は先日の台風で倒れたのだろう、「コスモス、無残」・・・。太宰か? 浅見か?。

小金井公園 ロケ 小金井公園 ロケ 小金井公園 ロケ 小金井公園 ロケ 小金井公園 コスモス


2006年9月28日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

日高市の巾着田へ彼岸花を見に行ってきた。
それにつけても何と良いお天気に恵まれたことか、正に秋晴れの一日であった。晴れ男・女の証明だ。
武蔵野市のお年寄りの歌の会の年1回のバス旅行に空きが出来て穴埋めに参加させていただいた。
一番若いメンバーでも七十代だというが皆さんの元気さには驚かされた。
先ずは巾着田に到着。平日の朝10時30分というのに大変な人で賑わっている。
高麗川の蛇行により出来た17ヘクタールの巾着田の中の約4ヘクタールに100万本との謳い文句だ。
咲くのは10本に1本程度なので実際には1000万本はあると言う。
それを充分に納得させられるだけの光景だ。ニセアカシアの木立の下に一面赤い絨毯を敷いたように広がっている。
7年ぶり4回目の訪問だが今年が一番の当たりだ。時期も天気もどんぴしゃりと言ったところだ。

巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花

暫く散策すると汗ばむほどのお天気だ。彼岸花畑を出て売店でビール・焼鳥・焼団子を求めベンチで一休み。花より団子。
コスモス畑も7年前より広がったようだ。こちらは台風と人災(写真を撮るために入り込む輩がいる)で倒れた部分も多い。
バスの駐車場の脇の土手の彼岸花も素晴らしい。妻と写真の撮り較べをする。中が私、右が妻の撮影だ。さて、軍配は・・・?

巾着田 コスモス 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花

この地は縄文時代から人が住み、奈良時代に高句麗からの渡来人が移り住んだ「高麗(こま)の里」だ。
高句麗ゆかりの寺・聖天院(写真左から2枚目・中)と高麗神社(写真右から2枚目)を訪れる。
聖天院で黄色の彼岸花を見た。(写真左)同じ彼岸花でも白や黄色は赤い花とは印象がずいぶん違うものだ。

巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花

高麗神社の裏には江戸時代に建てられた高麗家住宅がある。家の周りの秋海棠が咲き乱れていた。
越生(おごせ)で遅い昼食の後、龍穏寺を訪ねる。静寂の中の山門が何か語りかけるようだ。
太田道灌ゆかりの寺らしく銅像が建っている。
「七重八重 花は咲けども 山吹の みのひとつだに なきぞ 悲しき」の歌が味わい深い。
帰路は歌の会の旅行らしく全員で合唱だ。軍歌・童謡・小学唱歌・賛美歌・小唄・懐メロ・替え歌・・・。何でもありだ。
大勢で合唱することの楽しさを久々に味わった。例会にもお誘いを受け心動く。

巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花 巾着田 彼岸花


2006年9月20日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

本当に久しぶりに乾いた空気を感じつつ散歩を楽しんだ。
快晴の太陽に気温は高いが、木陰で風に吹かれれば心地良い。
今日は彼岸の入りだ。彼岸といえば彼岸花。それを求めて武蔵野公園にやって来た。
期待通り2ヶ所に群生して咲く彼岸花を見つけた。
木漏れ日の漏れる林の中、1ヵ所は3分咲き、もう一方は5分咲きといったところだ。独特な朱が陽に輝いてまぶしい。
今年は7年ぶりに埼玉県日高市の 巾着田の彼岸花を見に行く予定だ。

武蔵野公園 武蔵野公園 武蔵野公園 武蔵野公園 武蔵野公園

秋の雲をと空に目をやれば雲ひとつない快晴だ。
川辺では「しおからとんぼ」が群れをなして飛んでいる。
彼岸花のほかに期待した萩は武蔵野公園では見つけられなかった。
民家の庭先に見事な白萩を発見。失礼して1枚。紫式部の実も色付き始めていた。

武蔵野公園 武蔵野公園 武蔵野公園


2006年9月11日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

早いもので早9月も中旬だ。天気の安定しない日々だ。
今年は何故か雨の後に蚊が多いように感じる。
虫除けスプレーも効果が薄く、かゆみ止めのお世話になりっぱなしだ。
今朝方の雷雨は猛烈だった。雷鳴と雨音で何度も目を覚ました。
蒸し暑い中ガーデンの掃除を終え、小金井公園を訪ねる。
歩道は雨に打たれて落ちた枯葉や小枝で無残だ。
低い道路は濁流の水路となったようで、泥が溜まり、排水口には枯葉が詰まっている。
歩道の窪みに水が溜まり空を映している。広場の中央にも水が溜まり大きな池になっている。
どこか高原の湖畔に来たような気分だ。

小金井公園 小金井公園


2006年8月23日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

暑い日が続く。この暑い中で無理をすることはないと散歩は夏休みを決め込む日が多くなった。
それでも雨の日以外はガーデンの水遣りと手入れで2時間は戸外で汗を流している。
にも拘らず、体重が増え、ここ十数年守ってきたリミットを越えてしまった。暑さも食欲にはいっこうに影響しないので・・・。
ということで、久々に小金井公園を訪れた。5日に孫とそり遊びに来て以来だ。
途中の農家の庭先に鉄砲百合(てっぽうゆり)が咲いていた。
傍らに咲いていたのはインド浜木綿(いんどはまゆう)だ。似て異なるもの、こちらはヒガンバナ科だそうな。
禊萩(みそはぎ)の花色が薄いように感じる。そういえば、今年は百日紅(さるすべり)の花が遅いし花が少ない。
昨年このコーナーを飾った百日紅の木が花を一つも付いていない。気になる。
ようやく蝉の姿をカメラに収めることに成功。(子供の頃から昆虫採集が下手だったんです・・・。)
法師蝉(つくつくほうし)だろうか?

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

コスモス畑の秋桜(こすもす)が咲き始めた。今年は花色が豊富だ。
黄色やオレンジ色は今までに見たこともない鮮やかさだ。満開が(秋が!)待ち遠しい。
蝶々も蜜を求めて沢山集まっている。右2枚にその姿が・・・。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


2006年8月1日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

何とか7月中に梅雨が明けて、今日から8月。比較的乾いた爽やかな日になった。
マイガーデンの水遣りと軽い手入れを終えて、散歩に出る。行方は今日も小金井公園。
さるすべり(百日紅)の花も今日は涼しげに見える。
宿根草園の片隅にコスモス(秋桜)が一輪。おみなえし(女郎花)も咲き始めた。どちらも秋の花だが・・・。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

とはいえ、木立の中からは蝉時雨が降り注ぐ。
蝉の姿を探し林の中を歩くが見つけられない。
代わりに脱け殻が見つかった。小さいのがニイニイゼミで大きいのがアブラゼミかな?
7年の地中生活を経て地上に出たら1週間の命だと聞く。
松の幹に落ち葉が引っ掛かっている。良く見ると蛾のようだ。松の樹皮にも似ている。
見事な擬態だと眺めていると飛び立った。羽の表はオレンジ色だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


番外

7月27日から29日まで松江を訪れた。島根県・鳥取県は初めての訪問だ。
出雲空港から出雲大社へ。出雲蕎麦を賞味してから大社で孫娘のお宮参り。
宍道湖の夕景は車中からの撮影。松江市はしっとりした雰囲気の城下町だった。
2日目は堀川巡りの舟遊び。とても心地良い時間だった。

出雲大社 本殿 宍道湖 夕景 堀川めぐり

松江城(千鳥城)は小振りだが男性的な城に感じた。安定感のある姿だ。
午後はとっとり花回廊まで足を伸ばす。ユリ・ベゴニア・ルドベキア・ブルーサルビアなど楽しんだ。
大山(伯耆冨士)の雄大な姿も印象に残る。
3日目は足立美術館で日本一と謳われる日本庭園と横山大観や上村松園などの日本画や北大路魯山人の陶器を観賞。
しかし、林義雄の何とも微笑ましい童画に心惹かれた。

松江城(千鳥城) とっとり花回廊 足立美術館


2006年7月25日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

今日も雨かとうんざりしつつ旅行記の作成に専念していて、ふと気付くと薄日が射している。
やれうれしや、昨日は途中から雨に降られた散歩だが、今日はその心配もなさそうだ。
市民農園を覘いてから小金井公園に向かう。季節を感じさせてくれるものを探していて思い出した。
小金井公園脇の真蔵院の大賀蓮が咲いている頃だと。咲いていました。大きな葉っぱの上に大輪のピンクの花が幾つも。
大賀蓮とは、大賀博士が弥生時代の種子から開花させたものだ。2千年の時を経て蘇った花だ。ロマンだ。
なんと近くの藤棚に花が咲いているではないか。一輪や二輪ではない、驚きだ。まだこれからが見頃だろう。
(ネットで調べるとこの時期に季節外れの開花をすることがあるようだ。)

真蔵院 蓮 真蔵院 蓮と藤 真蔵院 藤

離れたところにあるので大賀蓮ではないかもしれないが、白い蕾があった。明日辺りの開花だろうか?来てみよう。
(26日に白い蓮の開花を楽しみに訪ねたら拡大写真の通りまだ早かった。明日から3日間は都合で来られない。残念だ。)
真蔵院の隣の畑に鬼百合が咲いていた。夏を感じさせる。この花は山の草むらにポツンと一輪咲いているほうが風情がある。
英語ではTiger lilyと呼ぶらしい。鬼百合の方が体を表しているように思う。
小金井公園のひまわり(向日葵<)も満開だ。夏休みなのに子供の姿がない。早い梅雨明けを期待する。
東京たてもの園のビジターセンターで「小金井 四季の観光写真展」が開かれていた。
目新しい花スポットを・・・と期待したが、小金井公園と野川が全てなのか・・・発見はなかった。

真蔵院 蓮 畑の鬼百合 小金井公園 向日葵


2006年7月10日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

アイルランドから帰って初めて小金井公園まで足を運んだ。
月曜日の早朝ながら梅雨の晴れ間を惜しんで散歩をする人が多い。
ボランティアの方が掃き清めてくれた道は清々しい。
桜の園の桜の葉も濃密に繁り重たげに見え、香りを放つ。
下草の中にいつの間にか赤いサルビアと白とピンクのインパチェンスの花壇ができていた。
宿根草園ではダリアの花が咲き揃ってきた。いずれも夏の花だ。梅雨明けが待ち遠しい。

小金井公園 小金井公園 小金井公園


2006年6月7日

昨夜来の雨も上がり、爽やかな朝を迎えた。梅雨入り前の貴重な晴れ間らしい。
軒下のコンテナの花に水を遣り、早々に小金井公園を訪ねた。
林の中を歩く。爽やかな風と木の香りが心地良い。
遠くから見えた赤い花壇はポピーだ。矢車草やフロックスなども混ざっている。
人物観察1 : 例によってカメラマンが花壇に立ち入り三脚を据えている。いい写真が取れることだろう。笑えない。

小金井公園 小金井公園

たてもの園脇のお堀の花ショウブも盛りだ。
亀の親子が甲羅干し。脇を立派な鯉が悠然と泳ぐ。
たてもの園内の売店を覗く。民芸調ストラップがリーズナブルな価格で揃っている。
下旬からの旅行のお土産に幾つか求める。
人物観察2 : 売店に車椅子のお年寄りの一団が入ってきた。
民芸調の髪飾りを着けてもらったおばあさんが写真を撮ってもらっている笑顔が可愛い。

小金井公園 小金井公園

宿根草園のオオキンケイギクの山吹色が鮮やかだ。
人物観察3 : ゴムで飛ばす紙飛行機に興ずるオッサンの一団がいる。
飛行機を見失って探し回っている人、木に引っ掛かってしまい見上げる人、それぞれに滑稽だ。
何と伸縮可能なアルミ製の棒が出てきた。
ゴルフ場で池に入れてしまったボールを拾ってもらう図を想い出し、一人笑った。

小金井公園 小金井公園

同じく宿根草園で白く輝くのはアスティルベだ。開花した部分と蕾の部分のグラデーションも良い。
奥にピンクのアスティルベの花壇も見える。
人物観察4 : 楽器の練習風景も色々だ。ギターを爪弾く人、雅楽の笛の音も聞こえた。
オカリナの音に惹かれて近づいてみたら、発声練習の女性だった。音叉で確かめていた。間違えて一人苦笑。

小金井公園 小金井公園

五日市街道沿いの紫陽花も開き始めた。マイガーデンの紫陽花には蕾も見られないのが心配だ。
人物観察5 : 老若男女様々だ。ジョギング・ウォーキング・散歩。遠足は幼稚園児から大学生まで。
人だけではない。小金井公園にはドッグランという犬を放し飼いに出来る施設がある。
そこで種類も大きさも違う犬が仲良く遊ぶ姿は微笑ましい。

小金井公園 小金井公園


2006年5月30日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

久方ぶりに清々しい午前の散歩で武蔵野公園と野川公園を訪れた。
先ずは市民農園の様子を巡回。全て順調だ。ミニトマトの実が大きく膨らみ色付きはじめた。
土曜日に初物を楽しんだズッキーニは、明日にも2回目の収穫が出来そうだ。
いつも庭を覗かせていただくお宅のガーデンに異変が・・・。表札も変わったようだ。淋しい。
武蔵野公園の木立の中を進むと木の香りが変化する。爽やかな空気をたっぷり吸い込む。
花は乏しい。雑草の中に赤い実が輝く。覗き込んでみると野イチゴだ。
野川公園の自然観察園も一巡りした。水辺のキショウブ(黄菖蒲)が爽やかだ。
タツナミソウ(立浪草)も何とも爽やかな色を見せてくれる。白波を立てて崩れる波頭のようだ。
はやシモツケソウ(下野草)が咲きだした。

武蔵野公園 野川公園 野川公園 野川公園


2006年5月8日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

雨上がりの朝の小金井公園を歩いた。空気がしっとりと冷涼で心地良い。
ゴールデン・ウィークには東京国際スリーデーマーチやらちびっ子フェスティバルやらで賑わったが、
今朝は静寂の中に沈んでいる。
桜が散って一ヶ月。既に濃密な葉をつけている。小さくて硬い緑のさくらんぼも可愛らしい。
つつじ山が色付き始めた。4月中旬以降の低温のため少し遅れているようだ。

小金井公園 小金井公園


2006年4月15日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

「都立小金井公園の桜 開花情報」を完了し1ヵ月ぶりの復帰だ。
とはいえ、今日も小金井公園の桜が中心だ。左から”一葉”・”白妙”・”ボタン桜”だ。
一葉は八重桜だが色合いが淡くソフトな雰囲気だ。
白妙はその白さが沈み込むかのような雰囲気を与える。
ボタン桜は何とも艶やかな賑やかさだ。

小金井公園 一葉 小金井公園 白妙 小金井公園 ボタン桜

昨年見つけた樹形の素晴らしい桜を訪ねた。
こちらも今年は早かっと見えて散り始めている。
昨年までは木の下までもぐれたのだが、今年は柵がめぐらされている。
昨年と同じアングルで取ってみた。養生された分だけ木の勢いが良いようだ。

小金井公園 桜 小金井公園 桜 小金井公園 桜

パンジーとチューリップの花壇の黄色と赤の組み合わせも満開となった。咲き揃って歓声を浴びている。
雑木林の新緑が目に沁みる。花見客もなく閑散とした園内のサイクリングコースは静寂の中だ。
こちらは多摩湖サイクリングロードの花ずおうだ。葉桜の並木の中に色を添えている。

小金井公園 花壇 小金井公園 新緑 多摩湖自転車道 花ずおう


2006年3月13日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

3歳の孫を1週間預かっている。小さな反抗期に手を焼く。
11日土曜日の暖かさにつられて、その孫と小金井公園にピクニックに行った。
公園は多くの人で賑わっていた。平和な光景だ。
往復の道筋の民家の庭先で見つけた春を2つ。ミモザと蕗の薹だ。
ミモザの透明感ある明るい黄色が春を伝える。蕗の薹は食べるより見るほうが春を感じさせてくれる。

ミモザ 蕗の薹


2006年2月27日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

引越しの慌しさも一段落し、久々に小金井公園を訪れた。
期待したとおりサンシユの花が開き始めていた。濃い黄色だ。
福寿草もいつもの場所で見つけたが数が随分少ない。心配だ。明るい黄色だ。
木ぶしも開花だ。これからどんどん伸びてくるだろう。淡い黄色だ。春はもう直ぐそこだ。

小金井公園 サンシユ 小金井公園 福寿草 小金井公園 木ぶし


2006年2月8日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

しばらく暖かい日が続きホッとしたのも束の間、昨日の朝は今年2度目の積雪であった。
そんな中、春を求めて小金井公園を歩いた。梅園に春を見つけた。
「八重冬至」が可愛く咲き始めた。ほのかな香りも奥ゆかしい。
「八重野梅」や「長寿」の蕾も開き始めている。梅祭りは1日から始まっていたのだ。

小金井公園 梅 小金井公園 梅

こちらの蝋梅は今が満開だ。甘い香りも一段と高く鼻をくすぐる。
周りにはまだ雪が残っている。

小金井公園 蝋梅 小金井公園 蝋梅

マンサクも開花を始めた。名前の由来は他の花に先駆けて「まず咲く」ことから「マンサク」と呼ぶ。
他にも花を沢山付けるので「満咲く」から「満作」となった説、
「豊年満作」の願いを込め「満作」と呼ぶ説などがある。
いずれも春を待つ気持ちが伝わってくる。細い花びらが華奢で心許ないが温かさを感じさせてくれる。

小金井公園 マンサク 小金井公園 マンサク


2006年1月21日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

朝起きると、武蔵野にもこの冬初めての本格的な積雪だ。
昼食後渋る妻を誘って散歩に出る。目的地は小金井公園だ。
雪は水分を含んだボタン雪だ。時折強く降りつける。
写真は左から、公園の脇を走る玉川上水の山桜も雪化粧で目が覚めるようだ。雪に煙るたてもの園。
今年は雪吊りをしてもらえず、雪が重たげな松だ。

小金井公園 雪景色 小金井公園 雪景色 小金井公園 雪景色

左から染井吉野、梅、蝋梅の雪化粧だ。蝋梅には雪が似合うのかもしれない。梅の蕾は少し膨らみかけていたが、 これで縮こまってしまったかもしれない。染井吉野の蕾はまだまだだ。

小金井公園 雪景色 小金井公園 雪景色 小金井公園 雪景色

雪だるま3体。テーブルの上に置かれた凛々しい顔の雪だるま。ロングドレスのお姫様。おどけた顔で踊る?敬礼する? 雪だるま。これは大きい。今日の寒さでは”久しぶりに童心に帰って雪だるま作り”という元気もなく、 雪だるま作りに興ずる子供達を応援するに留める。

小金井公園 雪景色 小金井公園 雪景色 小金井公園 雪景色


2006年1月16日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

昨年暮れから続いた寒波も一段落して束の間ではあったが暖かな週末を過ごした。
冬枯れで寒々した小金井公園だが、期待した蝋梅は裏切らなかった。
見事に開花している。艶やかな黄金色に光り見る者を癒してくれる。
まだ香りは少ないものの、近づいてみれば懐かしい甘い香りが芳しい。
冬はこれからが本番とはいえ、春を感じさせてくれる嬉しい姿と香りだ。

小金井公園 蝋梅 小金井公園 蝋梅


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