2007年8月1日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
はや8月、最近時間の経過が頓に早く感じられる。
先週孫達とピクニックに来たときには梅雨空であったが今日は抜けるような空の青さだ。
関東甲信越地方はどうやら今日が梅雨明けとなったようだ。
小金井公園には網を持って虫を追いかける子供の歓声が聞こえる。
合宿中なのだろう、テニス部の女子高生の「ファイト!」の声が甲高く響く。
雑木林の木陰を抜ける風の音は涼やかだ。
嬉しくない練習中の管楽器の外れた音色、ドッグランの犬の鳴き声、草刈機の低いエンジン音。
今年も決まったところに決まった夏花が咲いてくれた。
さるすべり(百日紅)、ひまわり(向日葵)、むくげ(槿)、たちあおい(立葵)、見上げる花々だ。
台風5号の影響か風が強いので幾らか凌ぎ易いが、気温30度は超えていることだろう。
炎天下、ボランティアの方々が花壇の手入れをしている。ご苦労様です。
サルビア、ダリア、キキョウ(桔梗)、キバナコスモス、目線より下に間近に観賞。
2007年6月12日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
急用があって毎月第一月曜日のホームドクター受診が今日に延びた。
帰りに府中運転免許試験場へ国際免許を取りに回った。受付で申請用紙を貰い、2,650円の収入印紙を買う。
必要事項を記入して、写真と国内免許証と共に提出する。窓口の脇のクーラーが心地良い。
涼む間もなく、呼び出される。書類に不備でもあったかと窓口に行くと、もう出来上がっている。
およそ5分だ。随分スピードアップしたものだ。お役所仕事があれこれ言われている中だけに、結構なことだ。
帰りは武蔵野公園・野川公園を経由だ。両公園とも久しぶりに訪れたが、すっかり夏の装いで野川は雑草で覆われている。
武蔵野公園の小さなゆり園に3種類のゆりが咲いていた。夏の陽射しに合う花だ。
2007年5月17日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
西武多摩川線の是政駅からJR登戸駅まで多摩川の右岸を歩いた。日本セカンドライフ協会(JASS)の行事だ。
3月に多摩川線の武蔵境駅から是政駅まで歩いたのだが、都合がつかず欠席した。
7月には登戸から東急東横線・新丸子駅まで歩く3回のシリーズなのだ。
家を出る時には生憎の雨だったが、是政駅に着いた頃には雨も上がっていた。
何処かの路線に遅れがあり、出発が20分遅れた。是政橋を右岸に渡り河口に向け歩く。河口まで30kmの地点だ。
先頭の運営委員がスタートの遅れを取り戻すべく、猛烈な速さで歩く。ちょっと写真のアングルなど考えていると置いていかれる。
有料の稲城大橋を潜ると間もなく雑木林の遊歩道となる。多摩川沿いにこんな雑木林が残っているとは驚きだ。
左岸のサイクリング道路は、二子玉川のガーデンセンターへ行くために何度か通ったことがあるが、右岸は初めてだ。
林の中には様々な野草が花を咲かせているが、今はセリの花が一番綺麗だ。アカツメクサも雨に洗われ美しい。
今日の行程は約10km、京王線の鉄橋辺りが中間点だ。途中から再び雨が降り出した。
一部工事のため迂回する。生産緑地では梨やブドウが栽培されていた。梨の実が上を向いて生っているのには驚いた。
小田急線が見えてきた。もう直ぐゴールだと思ったら、多摩水道橋と重なって見えていた。2時間余りで登戸にゴール。
今日のランチはイタリアンだ。大きなピッチャーから注ぐ生ビールが美味い。
外は天気予報どおり猛烈な雷雨になった。歩き終わった後で良かった。満腹になって店を出る頃にはピーカンで傘が邪魔になる。
2007年5月7日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
久方ぶりの小金井公園だ。
連休後半を(もっとも、年中ゴールデンウィークの私なのだが・・・)浜松祭で楽しんで昨夜遅く帰宅した。
カラカラ天気の後の大雨で傷んだ花達を横目に、毎月第一月曜日のホームドクター受診に向かう。
今日は半年に1回の検査の日だ。連休中は休肝日を返上したから検査値が心配だ。
体重が少し減っている。やれうれしやと思う間もなく、「今日は朝食抜きですから、いつもと変わりないということですね。」
厳しいホームドクターなのだ。帰りは少し遠回りをして小金井公園に回ったのだ。
ジャーマンアイリスが新緑を背景に美しい。藤棚の藤もまだまだ見頃だ。ピンクの藤も見られた。
もみじの種が竹とんぼに見えて好きだ。実際、竹とんぼのようにくるくる回りながら飛んで行くのだ。
ハクウンボクの白い花びらが雪でも降ったが如くに地面を覆っている。木漏れ日の中、清々しさを感じる。
何時来ても小金井公園は楽しませてくれる。
2007年5月1日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
つつじで知られる塩船観音寺に行ってきた。義姉ご夫妻をご案内した。
ゴールデンウィークがピークだという。少しでも混雑を避けようと1日にしたがお天気が怪しい。
前夜よりてる照る坊主を作り、お天気を祈ったが、河辺駅でタクシーに乗るころにはポツリとしてきた。
それでも、傘を差したりたたんだりで、散策中はつつじ山の山道がすべることもなく、満開のつつじを楽しんだ。
15種1万7千本のつつじがすり鉢状の境内に咲き乱れている。
境内には様々な文化財や大杉なども見られたが、帰ってみると写真はつつじのみだ。悪しからず。
本堂右手の山から登り始める。美しい本堂を満開のつつじが取り囲む。鐘楼で撞いた鐘の音も清々しい。
展望台から本堂を見下ろす(写真上右から2枚目)。下りは反対の山道を降りる。
淡紫紅色の花が江戸霧島らしい。久留米つつじも今が満開だ。陽が射していれば更に輝く美しさだろうが、欲は言うまい。
山の斜面の赤松もアクセントになっている。今は数少ない白色や薄いピンクのつつじはこれから咲き出すのだろう。
3日には例大祭があり、護摩が焚かれ山伏の行列が火渡りの荒行を行うらしい。
「一般の方も参加できますよ。」とのことだが、ご遠慮申し上げよう。
約10年ぶりの訪問だったが、一層整備され素晴らしい花を楽しめた。もっとも10年前は無料だったが、今は入山料300円だ。
番外
2007年4月27日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
”春の花を訪ねて鎌倉の寺巡り”なる会に参加した。例によって日本セカンドライフ協会(JASS)の行事だ。
自ら企画して訪れるのはなかなか難しいものだ。こうして幾つものプランの中から、自由に選べるのはありがたい。
週に3日・4日と参加される方もいるらしい。セカンドライフをおおいに楽しみたいものだ。
北鎌倉駅に集合し、最初は浄智寺を訪れる。浄智寺の唐風山門(写真下左)をくぐり仏殿を過ぎると書院が現れる(写真上左)。
新緑の木陰はひんやりとして、清々しい香りに包まれる(写真上左から2枚目)。布袋さんのお腹をなで元気を貰う。
亀ヶ谷坂切り通しを抜け、扇が谷の海蔵寺へ。山門前の新緑が美しい(写真上中央)。
本道の裏手の岩山からお庭を覗く(写真下左から2・3枚目)。鎌倉十井の「十六の井」や「底脱の井」もある。
続いて花の寺といわれる英勝寺を訪ねるが、花に関しては全くの期待はずれだ。
寿福寺(写真上右から2枚目)の裏道から源氏山公園に登る。なかなかに険しい登りだ。
しかし、深い雑木林の山道はひんやりと涼しい風がそよぎ心地良い(写真下右から3枚目)。公園には頼朝の像が建っていた。
ここから裏大仏ハイキングコースをたどり長谷に下り、京料理で昼食。渇いた喉にビールが沁みる。
その後、花の寺として知られる長谷寺を訪れる。総本山の奈良の長谷寺は幾度となく訪れており日本一の花の寺と認知している。
それだけに期待しての訪問だ。スケールは総本山に及ばないものの、期待通りだ。
良く管理され、様々な花を楽しめる。ボタン、カラー、オオデマリ、フジなどが丁度見頃だ。
立浪草(たつなみそう)、海老根(えびね)、都忘れ(みやこわすれ)、苧環(おだまき)など山野草が清楚な雰囲気だ。
花を満喫した後、光則寺を訪れ寺巡りは満足の内に終了。駅前商店街でお土産など求めて帰路に着く。
2007年4月7日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
「花だより 林家正蔵ときめき独演会」を楽しんだ。これも日本セカンドライフ協会(JASS)の行事だ。
午後6時の開演だ。早めに家を出て、野川沿いの桜を楽しんで行くことにする。
例年綺麗にガーデニングされている家の多い、分譲住宅を覗かせてもらったが、今年は例年ほどではない。
色々な事情があるのだろうが、一つのことを続けて行くのは難しいことだ。それだけに、続けることは力となるのだろう。
野川の岸に下りる頃、お天気雨(狐の嫁入り)が降ってきた。パラパラと顔に当たり気持ちが良い。
対岸の武蔵野公園の柳の新緑と薄桃色が、芽吹き前の雑木の赤茶を背景に映えている。
反対側のはけの道(国分寺崖線)を見上げると、あたかも里山を思い起こさせる情景だ。小金井が好きになる瞬間だ。
武蔵野公園から少し上流の両岸に枝垂桜が植えられている。まさしく満開だ。裾を飾る山吹や連翹の黄色とのコラボレーションだ。
会場は府中の森芸術劇場だ。開演までの間、隣接する府中の森公園を散策する。
コニファーとエリカが見事だ。ガーデン陽だまりのために、コニファーの勉強をした後だけに、目に留まる。
桜のトンネルの中は夕暮れでも明るく感じられる。木が若いだけに開花が遅かったのだろう、今が満開だ。
番外
2007年3月30日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
隅田川のお花見クルーズを楽しんだ。武蔵野とは外れるが番外としてお伝えしよう。
朝自宅を出るときには大雨だった。タクシーを頼んだら30分も待てという。
コミュニティーバスも遅れているようだ。仕方なく駅まで歩く。お出掛けに雨に降られるのは何時以来だろうか?
小さな折りたたみ傘にこの雨ではズボンの裾はびしょぬれだ。おまけに電車のエアコンの冷たい風で寒いこと。
御茶ノ水で総武線に乗り換えたら暖房が入っている。ありがたや。しかし、冷暖房の判断基準は何なのだろう。
両国駅に降りたときには雨はすっかり上がったようだ。お花見日和になりそうだ。
日本セカンドライフ協会(JASS)が主催する会に参加した。両国駅に定刻に全員集合。東京水辺ラインの両国乗船場に向かう。
まだ風は冷たい。待合室の自販機の前で迷ったがビールはパスして温かいコーヒーを求め乗船。
綺麗な遊覧船だ。先客の団体に室内を占領され、屋外の最後尾の席に座る。船は轟音を立て水を掻き揚げて進む。
お台場を目指し、越中島、明石町・聖路加ガーデン前と船着場を巡って行く。
両岸は良く整備されている。チラホラ見られる桜は八分咲きだ。水辺の桜は少し遅れるのだろう。
カモメの群れにも遭遇する。水門を通り抜けると浜離宮だ。
ビルの谷間から東京タワーも望めた。晴海客船ターミナルに日本丸U世が停泊していた。帆を広げていないのが残念だ。
レインボーブリッジの下を潜りお台場に到着。松本零士デザインの未来型水上バス「ヒミコ」と入れ違いのようだ。
蔵前橋の下で擦れ違った「ヒミコ」は青い水を静かに掻き分けて進む姿が幻想的だ。いつか「ヒミコ」でクルーズしよう。
お台場でUターンし同じ船着場を巡り、両国を過ぎるといよいよお花見クルーズのクライマックスに差し掛かる。
黄色の蔵前橋、緑色の厩橋、青色の駒形橋、赤色の吾妻橋とカラフルな橋を潜り抜ける。
行き交う船の乗客と手を振り合うのも楽しい。吾妻橋のたもとにアサヒスーパードライホールがある。
屋上のユニークなモニュメントが好きだ。フランスの著名なデザイナーによる「炎のオブジェ」だ。
「躍進するアサヒビールの心の象徴」だという説明だが、私には別のものに見えて愉快だ。ウン○ビルと呼ぶ向きもあるとか。
東武線の鉄橋を潜れば墨田公園だ。
隅田川の両岸に1kmに亘り1000本の染井吉野があると言う。
X型のその名もずばり桜橋の下の船着場で下船し、墨田公園を散策する。
リタイアした60代から80代の男女が30名でゾロゾロと散策だ。漫ろ歩くというより、よろよろ歩きに近いかもしれない。
本日の傑作は右の写真だ。昨日の小金井公園の桜と較べると花が小さく色も薄いように感じる。”都立小金井公園の桜 開花情報”参照
歩き疲れ、花より団子ということで蕎麦会席の店に案内される。
渇いた喉にビールの上手いこと。店主が描いた美人画に囲まれ酔いも回る。
帰りには長命寺の桜餅(予約でないと買えないほどの人気だ)と幹事さん心尽くしの志満草餅をお土産だ。
2007年2月28日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の小金井公園は風が強い。年末年始の頃には絨毯のように敷きつめられた落ち葉が、風に煽られ波のように流れていたが、
あの落ち葉はどこに流されていったのか? 今日は無情にも埃が舞い上がるだけだ。桶屋が儲かりそうな・・・。
しかし、雲一つない快晴の空を見上げると春の気配満点だ。紫木蓮の蕾が膨らんで、気の早いのはほころび始めた。
こぶしも同じくほころび始めた。艶やかでソフトな白い花びらが好きだ。
みつまたの蕾もこんなに大きく膨らんだ。黄色の花弁が開き芳香を放つのももう直ぐだろう。
二日ほど前の散歩で民家の雪柳が沢山花を付けているのをみて驚いた。
小金井公園の雪柳は如何にと来てみればまだチラホラだ。同じ一角に咲く白い花は雪柳の別種か?
ハナモモの蕾もこの状況だ。高いところで一輪開花していた。きぶしも鈴なりにぶら下がり色付いてきた。
全ての植物が例年より2・3週間は早く動き出しているようだ。桜の開花予報では都心は20日以前とか。
そろそろ恒例の”都立小金井公園の桜 開花情報 ”の準備をと定点で確認する。しかし、まだまだ蕾は硬く小さい。
2007年2月21日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
前回のアップから2週間、”ベリーダンスとトルコ料理の夕べ”やら”大腸カメラ検査”やら”孫と多摩動物公園”やら
”歌の会”やら”浜松のガーデン(2泊3日)”やら”武老連文化祭”やら”確定申告”やらと忙しさを楽しんだ。
因みに、ベリーダンスは日本セカンドライフ協会の主催。年1回の大腸検査でポリープ1つを切除。動物園特製の腐葉土が重いこと。
浜松のガーデンはコンセプトとデザインが決定し、いよいよ動き出した。専用のホームページをアップする予定だ。暫しの猶予を。
武老連とは武蔵野市老人クラブ連合会の略だ。歌の会の仲間のコーラスや写真の出品作を楽しませていただく。
そんな訳で久しぶりに小金井公園を訪れた。途中の生産農地のミモザが既に満開近しだ。
蕗の薹もすっかり出揃った。あせび(アケボノ馬酔木?)も開花し始めた。(クリックするとアップの写真になります。)
記録的な暖冬の所為で3種とも昨年より3週間は早い開花のように思われる。
今日も穏やかな陽気だ。小金井公園を歩く人の顔は一様に明るく、軽やかなステップだ。
丁度、梅まつりが開かれていた。正に今が満開だ。香りも一段とふくよかに漂う。
三味線で民謡を弾き語りする方の歌声が響き渡る。のどかなものだ。
「梅は咲いたか桜は・・・。」と”早咲き桜の園”にやってくれば、寒緋桜が8分咲きだろうか。梅と紛いそうだが桜なのだ。
宿根草園では芝桜が開花し始めている。サンシュウも満開近しだ。(クリックするとアップの写真になります。)
これらいずれも昨年より確実に3週間は早い。染井吉野の開花も早いことだろう。
2007年2月7日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
4月の陽気と報じられた前二日に較べると風の冷たい日となった。
とはいえ暖冬だ。このページを遡っていくと、昨年のこの日は積雪の風景が見られる。
今日も散歩は小金井公園だ。たてもの園脇の陽だまりの雑草に小さな春を見つける。
”おおいぬのふぐり”だ。何とも大胆な名前だが、可愛い小さな花の色が好きだ。
名前は種子の形から付けられたという。その季節に再掲しよう。(忘れなければ・・・だが)
”あかばなまんさく”も開花し始めた。昨年は咲かず仕舞いだったので気になっていたが、咲いてくれてホッ!
梅園もほとんどの木が開花した。満開の木からの芳香の中、ほころび始めた蕾を愛でるのも楽しい。
2007年2月4日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
1日の歌う会の会合の後、会員と喫茶店で談笑していたところ、仲間の友達が入ってきて「セツブンソウを見て来たの。」と言う。
セツブンソウ? 聞いたことないぞ! これは放っては置けない。
初対面で失礼ながらと訪ねた、「どんな花? どこで見られるの?」。丁寧に教えていただいた。
武蔵野市の成蹊大学の直ぐ脇の、とある公園。立春とはいえ風は冷たい。この冬一番の寒さと感じる。
小さな良く整備された公園の雑木の下に山野草が沢山植えられている。
教えられた通り一番奥まで進むと小さな白い花が可憐に咲いているのを発見。
良く見ると2種類の花のようだ。竹で出来た名札にも”セツブンソウ”と”アズマイチゲ”とある。
写真左が”アズマイチゲ”で2番目が”セツブンソウ”のようだ。共に数茎がささやかに咲いている。
”アズマイチゲ”はまだ咲ききっていないようだ。逆に”セツブンソウ”は盛りを過ぎたのかもしれない。
共にキンポウゲ科の花で良く似ている。通路からマイデジカメの精一杯のズームで撮った写真だから不鮮明なのは悪しからず。
昨日の朝日新聞土曜版に”セツブンソウ”・”福寿草”・”カタクリ”はその花期の短さから
”スプリング・エフェメラル”と呼ばれるとあった。エフェメラルとははかないという意味だという。
ここには時期が来ればカタクリも咲くという。
身に沁みる寒さだが、園内をじっくりと見て周る。”福寿草”を2箇所で見つける。
次に見つけたのは”ニホンオキナグサ”だ。これもキンポウゲ科の花だ。環境省が絶滅危惧種に指定しているという。
これは園芸種だろうが、前2種とは異なり深紅だ。趣がある。もう一つは”雲間草”だ。これも園芸種だろう。
大都会の一隅に小さいとはいえこれだけの公園を管理するとは”さすが武蔵野市”と拍手。盗掘などする輩の出ぬことを望む。
2007年2月3日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今朝の週間テレビニュースでも記録的な暖冬を報じていた。
都心では1月は雪がなかったようだ。小金井ではちらつく程度の雪を一度見たきりで積雪はなかった。
今日も花の水遣りと庭掃除の後散歩に出る。足の向く先は今日も小金井公園だ。
風もなく穏やかな午前だ。空も抜けるような青さだ。
広場中央の背の高い木に凧の残骸が4つ・5つ。良く見ると紙飛行機も引っ掛かっている。
梅林では既に満開の白梅もある。ほのかな芳香が漂っている。
通路を離れ林の中の落ち葉の上を歩く。カサッコソッ・カサッコソッと乾いた音と程よいクッションが楽しい。
玉川上水の鯉が元気だ。橋の上から餌を与える人がいるので、いつも橋の下にたむろしている。
午後は市民農園の返還のための後片付けをする。いつの間にか風が強くなってトンネルのビニール干しに一苦労する。
イタリアンパセリや春菊はトンネルの中で元気に育っている。勿体無いが全て抜く。水菜と共に大収穫だ。
来年度も抽選に当たりますように・・・と祈りながら耕し、旧に復して返還作業終了。
2007年1月25日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
日本セカンドライフ協会の”サッサと歩こう”なる会に参加した。
吉祥寺から用賀まで14kmを3時間で歩こうという会だ。昼食はビール付だという。
”サッサと歩こう”と”ビール付”に誘われて参加した。
吉祥寺駅公園口に集合、20名が参加だ。井の頭公園で準備体操をし、キャンディーの配給などを受ける。
世話役の方の好感度が高く、楽しいウォーキングになりそうな予感がする。
井の頭公園の池には水鳥が沢山飛来している。正に飛び立たんとする鴨が写っている。背景のビルも都会の公園らしくて良い。
大都会に残る武蔵野の閑静な雑木林や公園を抜け、車の行き交う一般道を暫く歩くと”仙川公園”に着く。
三鷹百周年記念事業の一環として建てられた北村西望作の「平和の像」が寒気の中に堂々と立つ。
長崎の”平和祈念像”のレプリカだ。北村西望は井の頭公園のアトリエで創作活動をしており現在も彫刻館やアトリエが残る。
ここからは仙川沿いに南下する。良く整備された遊歩道だが、所々で一般道を通らなければならない。
参加者は夫婦連れが2組と女性の2人組が1組。すなわち女性4名と男性16名、全員リタイアした高齢者である。
常連さんも多いようだが、この辺りから段々打ち解けて初対面の方との会話も始まる。
仙川の水量が多く水が綺麗なのに驚く。というのは、我が家の直ぐ東側を仙川が走っているが、いつも水なし川だからだ。
仙川は我が家から数km先の上流端(水源)に端を発する。昔は湧き水があり水流もあったようだ。
普段は水なし川だが、台風や大雨の時は水路として大きな役割を果たしているのだ。
下流では地下から汲み上げた水を放流したり、下水処理場から高度処理水が大量に放流されているのだ。
その綺麗な水面には様々な水鳥が姿を見せる。何種類かの鴨、おしどりなどだ。
しらさぎも沢山いた。水鳥と異なるのはしらさぎは常に1羽で行動していることだ。孤高の鳥といわれるそうだ。
大きさも色々だと思ったら、ダイサギ・チュウサギ・コサギと3種類のサギがいて、シラサギという鳥はいないのだそうだ。
公園の桜の木の枝に止まるしらさぎを始めて見たが、営巣は木の上でするそうだから珍しいものではないのかも。
良く整備された祖師谷公園で休憩する。仙川沿いらしく親水公園があり保育園児などが楽しそうに遊んでいる。
東京市とワシントン市の友好のシンボル・ポトマック公園の桜から実生より育てられた苗木が「里帰りの桜」として植樹されている。
水が綺麗な証拠に鯉も丸々と太っている。真鯉も緋鯉も悠然と泳いでいる。
”せんかわ”は途中から”せんがわ”に呼び名が変わる。
花は水仙のほかに梅・蝋梅・ボケ・椿・さつき(狂い咲き?)などが楽しめた。
成城学園を過ぎた辺りの両岸の染井吉野は大木が多く立派だ。落花盛んな頃訪れたら、花びらが水面を染め美しいことだろう。
本当に”サッサと歩く”会だ。写真などのんびり撮っていようものなら置いていかれる。小気味良いウォーキングだ。
大蔵で仙川左岸の斜面を登ると世田谷区総合運動場だ。フィールドアスレチック場があり子供の姿はない。
以前から1度乗ってみたいと思っていた”人間ロープウェイ”という遊具がある。思わず乗ってしまった。
初体験だ。期待したほどスピード感はなかったが、満足だ。管理人も見ていたが咎められなかった。
ここで一休みし、砧公園を抜け、環状8号線沿いのレストランに到着。予定通り13時だ。
皆さんすっかり打ち解けて楽しいランチだ。世話役の方の巧みな進行のお蔭だろう。ビールを追加注文する。
同じサラリーマン出身の者同士という安心感も働いているだろう。
次の機会にも是非参加しようと決め、心地良い酔いと疲れと共に帰路に着く。前後あわせて2万8千歩であった。
2007年1月22日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
朝まで降っていた雨が上がり10時頃には陽が射してきた。昼前に散歩に出る。
小金井公園は昨日楽しんだので、今日は周囲の生産緑地の道を歩く。
四季桜がまた花を付けた。目白が盛んに蜜を吸っている。
ミモザの蕾がこんなに大きく膨らんでいる。明日にでもはじけそうな感じだ。
空気は冷たいが心が温かくなった今日の散歩だ。
午後はバラに寒肥を施し、メインコンテナの手直しなどを楽しむ。
2007年1月21日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
”江戸野菜で味わう小正月 江戸雑煮を食べよう”なる催しを12月の小金井市の市報で知り応募した。
正月に雑煮を食べながら「応募多数で抽選に漏れたのかな?」と思ったきり忘れていた。
15日になって”当選おめでとう”のファックスが入った。500名を招待だという。楽しみに出掛けた。
会場は小金井公園の江戸東京たてもの園だ。入場も無料だという。嬉しいことだ。
受付脇で正月飾りのわら細工の体験が出来るというが子供達でごった返しているのでパス。
沢山の作品が並んでいる。素晴らしい出来映えだ。鶴や亀、宝船に福俵など、これは既に芸術品だ。
お腹も空いたことだし”江戸雑煮”をご馳走になろうと会場を目指す。
広場で”大カルタ大会”が開かれ、子供達の歓声が響く。
”江戸雑煮”は江戸時代後期の農家の庭で振舞われていた。
小松菜と大根、蒲鉾が入ったあっさりしたしょうゆ味だ。粟の入ったおにぎりも付いていて江戸を感じつついただく。
小松菜は”後関晩生”といわれるものらしい。柔らかいのに歯応えが良い。
大根は”亀戸大根”だ。人参ほどのミニサイズだが香りがしっかりしている。葉っぱは漬物にしておにぎりに添えられている。
庭で江戸野菜が栽培されている。前述の2種にほうれん草や私も市民農園で栽培している”のらぼう”もあった。
室内では”祝い箸づくり体験”が開かれていた。ヒノキの棒とサンドペーパーを渡され、「箸の形に削ってください。」と。
大勢の人が懸命にゴシゴシとやっている。削り屑にまみれながら30分ほどゴシゴシやっていたら何となく箸になった。
仕上げは家に帰ってからすることにして、箸袋の作り方を教わり、園内を散策する。
園内には幾多の災禍を潜り抜けてきた歴史的建造物が移築、復元、保存されている。
久々の訪問で建物の数が更に多くなり充実していたことに驚いた。多くのボランティアの方々が協力されている。
常盤台写真場という建物は昭和12年の建物だという。大きなガラス窓から採光の工夫がされている。
NHKの朝の連続ドラマ”芋たこなんきん”に登場した花岡写真館と時代も同じでそっくりだ。
前川國男邸(昭和17年竣工)の庭の紅梅が開花していた。鮮やかなピンクだ。
天明家(江戸時代後期の農家)の庭でマンサクが咲いていた。
春に他の花に先駆けて咲くので”まず咲く花”ということで”まんさく”との謂れもあるが、それにしても早い開花だ。
たてもの園を出て公園の梅園に向かう。こちらの梅はまだ蕾が固い。1本だけわずかにほころび始めた白梅があった。
梅園横のマンサクはまだ開花していない。その横の白木蓮の蕾も大きく膨らんできた。
そのお隣は蝋梅だ。今が満開で周囲を明るくしながら芳香を放っている。
2007年1月1日 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
結婚以来38回目のお正月にして、初めての夫婦二人きりの静かな元旦を迎えた。
お屠蘇代わりのお神酒とささやかなおせち料理と雑煮で新年を祝い、楽しく日々を過ごせるよう祈念する。
年賀状を見たりホームページにエッセーを書き込んだりしてのんびり過ごす。屠蘇機嫌上々だ。
妻は一人で百人一首を眺めたりして楽しんでいる。
午後も遅くなってから連れ立って散歩に出る。行く先は小金井公園だ。
穏やかだが寒気は強い天候の中、家族連れが凧揚げやボール遊びなどに興じている。声も弾んでいる。
凧はカイトが大多数だ。羽根突きの光景は見られないがバトミントンは見られた。現代新春風景だ。
2時間も歩いていると暮れなずんできた。初日の出は拝めなかったが、美しい初日の入り(?)が見られた。
帰路の玉川上水遊歩道の街灯が目線の高さで風情を感じさせる。元日の静かなトワイライトだ。