花花

”Topic” Map 地図

イギリス人と日本人の地図の書き方の違いについては、2003年の旅の7月11日の項で「こちらの人の地図は少し違う。 日本人なら方位・距離感・目標物を記し、三叉路や五叉路の角度も正確に記すが、こちらでは全ての道路に名前が 付いているから、 その名前を基準に説明する。例えば「 A ○○○○を△△△の街で右折し B ○○○△に入り、○△●の街で 左折した□○△▲Streetに面している」と線をつないで説明するが、曲がる角度や線の長さが実距離と一致しないのだ。 おまけにカントリーサイドではまともな十字路など無いのだから、何度か曲がる内に日本人の感覚では方角が狂ってしまうのだ。 こんなところも文化の違いだ。」と述べた。(この件は、リンボー先生が”ホルムヘッドの謎”(文春文庫)の ’地図の書けないイギリス人’で詳しく著している。)

Thorpe Lodge

その良い例を今朝お別れしたThorpe LodgeのJulietに見た。26日の夕食のホテルを教えてくれた時、「今、地図を出すから。」 とパソコンを操作しプリントアウトした紙にはこう書いてある。
"Turn right out of the drive, turn right onto the bypass, go straight over the 1st roundabout and turn right at the second roundabout signed Boroughbridge. Go past the racecourse, over the river bridge, about 400 metres after the bridge the Blackamoor is on the left."これで全てだ。地図などどこにも見当たらない。
Julietにすれば、これが地図なのだろう。すかさず用意の地図を差し出し、Blackamoorの位置を示してもらう。 右の地図の赤の円がBlackamoorだ。緑の円のThorpe Lodgeから上の説明を追っていけば、なるほどと理解できる。 これも慣れだ。これが文化だ。
ちなみに2日目のRestaurant 27はこう記されている。
"Park the car in the Market Square and walk towards the Cathedral. The restaurent is on the left just before a small turning off Kirkgate.右の地図では青の円の辺りだ。この記述で良く探し当てたものだ。
地図はMultimap.comから検索。 お世話になっているサイトだ

ご意見・ご感想・ご質問などご遠慮なくお寄せください。
book

home

花花