”Topic” 保存鉄道 Heritage Railway
イギリスは鉄道発祥の国である。それに古いものを大切にする国民性が重なり、保存鉄道となる。その多くは蒸気機関車である。
UK Heritage Railwayによれば150を超える保存鉄道があり、
100以上が定期的に運行されているという。その総延長は384マイル(615km)になり279の駅がある。
これはロンドンの地下鉄より長く、ロンドン―グラスゴー間を超える距離だという。
そして、1,301の蒸気機関車と1,126のディーゼル機関車を所有している。
トータル1,100人の職員がいるが、何より素晴らしいことは、11,600人を越すボランティアの人たちがいることだ。
それはフルタイムに換算すると1,900人分にも匹敵するという。3分の2がボランティアに支えられていることになる。
私達の旅は花を求めてのガーデン巡りが主体であるが、最近は美しい自然やイギリス人の人情に触れることも大切にしている。
また、参画型・体験型の旅も楽しいものだ。保存鉄道は美しい自然の中を走るものが多く魅力的だが、
神風かっとび急ぎ旅との兼ね合いが難しいところでもある。
そんな中で私達が乗った保存鉄道を再掲してみた。(アニメの煙がヒツジになることにご注目!)
Bluebell Railway イギリスの保存鉄道の草分けとして国際的に有名 たった十数キロメートル 3駅しかない鉄道だ この日は残念ながら運行時間は終わっていた 写真はSheffield Park 駅 立派な駅舎だ 2002年6月10日 訪問 |
Paignton Dartmouth Steam Railway Round Robinという周遊コースを楽しんだ TotnesとDartmouth間をクルージング DartmouthからKingswearまではフェリー KingswearとPaignton間は蒸気機関車 バスでTotnesに戻る 2004年6月5日 乗車 |
Llanberis Lake Railway ゲージは約60センチ 極めて可愛い線路だ 左側にLlyn Padarnが満々の青い水を湛え その先にスノードニアの山々がなだらかな 雄姿を見せる SLは磨き上げられている 大切に保存されている様子が窺える 2005年6月23日 乗車 |
Snowdon Mountain Railway スノードン登山電車 Rack and Pinion Railway(アプト式の一種) 1日目は悪天候のため途中でリターン 翌日再チャレンジする 2日目は快晴に恵まれ標高1,065メートルのSummit駅まで乗車 素晴らしいパノラマ "This Summit is Heaven of UK" 2005年6月22・23日 乗車 |
Ravenglass and Eskdale Railway ここまでのWrynose - Hardknott Passのドライブもスリル満点 可愛らしい蒸気機関車に牽かれた小さな客車に乗って ヒツジや花を愛でながら美しい野山を駆け抜けるひと時は 童心に返りおとぎの世界に遊ぶ 4年ぶりに満喫 2001年6月28日・2005年6月29日 乗車 |
North Yorkshire Moors Railway North Yorkshire Moorsの緑の中を30km イギリス一の勾配を持つ鉄路だ 駅々には花が溢れている Goathland駅はハリー・ポッターに登場した駅として知られる 沿線のヒースが少し色付き始めた 8月末には赤紫に染まる 2005年7月12日 乗車 |