”Topic” 風呂 Bath
お風呂事情について考察する。風呂=Bathの語源となった街バース=Bathのあるイギリスだが、お風呂事情では日本が優ると思う。
(公衆便所では決定的に遅れを取ったが…。)
私達が宿泊するのは多くがB&Bであるが、ホテルでも一般家庭でもその事情は大きく変わらないと考えられる。
先ず第一はお湯の出が悪く、タンクのお湯の量が少ないことだ。一般にイギリスではボイラーで湯を沸かしタンクに貯めて置く。
そのボイラーもタンクも小さいのだ。だから、バスタブを2回も満たせばお湯は終わり、敢え無く水風呂となる。
(湯水の如く流し放題の日本と大違いだ。)だから後から入る妻はどうしても水風呂になってしまう。
しかし、改善はされているのだろう。今年の29泊では水風呂は経験していない。
写真はバースのRoman Baths 1999年コッツウォズル・ホームステイの旅で訪問時撮影。
そして第2はバスタブしかないことが多いのだ。シャワーがないのだ。イギリスのバスルームには洗い場はないのだから、
お湯を満たしたバスタブで石鹸を使いシャンプーをしたらどうしてすすぐのかが問題だ。イギリス人はバスタオルで拭いてOKと
するらしいが、こちらはそうは行かない。さっぱりしたい。
そこで考えたのは、最初はバスタブ3分の1くらいのお湯が貯まったところで入り、身体を洗いシャンプーをする。
そして一旦石鹸を流したら湯をこぼす。3分の1しか入れてないので待ち時間は少ないしお湯の節約になる。
そしてもう1度お湯を満たし身体を温め、すすぐのだ。
この苦労も今では出来るだけバス・シャワー付を確認して予約するし、どちらかしかなければシャワーを選ぶことにしている。
イギリスでは夏でも日本で生活するような大汗は掻かない。だからシャワーで充分だ。
ぶるぶる震えてお湯が溜まるのを待ったのも、今は昔の苦労と言うものだ。しかし、油断は禁物だ。
何故なら相手はイギリスだから。