Blenheim Palace 2005年7月15日 訪問 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
チャーチル元英国首相のご先祖の初代Duke of Marlboroughが1704年フランス軍との戦いに勝利し、
その功績を讃えアン女王から与えられたものだという。
兎に角広大だ。係員の誘導に従い駐車する。右手に大きな湖と橋が見え、左手に壮麗な宮殿が見える(写真左)。
湖をQueen Poolと呼びそこに架かる橋をVanbrugh's Grand Bridgeという(写真中)。Vanbrughの設計図では橋の中央は
アーケードになっているらしい。未完なのだ。
その橋の向こう側にColumn of Victoryが見える(写真右から2枚目)。上記の戦勝記念塔だ。塔の上は初代公爵の像だ。
橋から真っ直ぐ進むと宮殿正面のゲイトに当たる(写真右)。豪華にして重厚なゲイトだ。もちろんVisitorは別の入り口からだ。
立派な構えの門Visitors Main Entranceから入ると右にインフォメーション・ショップ・トイレなどがある。
左手はThe Orangeryだ。もう一つの更に立派な門をくぐって初めて宮殿の正面広場に出る。上のゲイト内側から宮殿を撮るが
全部入りきらない(写真左)。
Book Shopを通り抜けFormal Gardensに出る。様々な彫刻がある。チャーチルもこれを見て育ったのだろうか?
Water Terracesの1段下の第2テラスのBernini river-gods fountainだが、水は出ていない。良く理解できない(写真右)。
Water Terracesはスケールが大きくて私のデジカメでは全体像は捉えられない。何よりプールの周りのノットガーデンが
素晴らしい造形美を見せてくれる。1925年から5年がかりで造られたものだというから案外新しいものなのだ。
Water Terracesはベルサイユの、Bernini river-gods fountainはローマのピアザの噴水の縮尺模型だという。
やはりFormal Gardens(整形式庭園)においてはフランスやイタリアが1枚上なのだ。
第2テラスから続く林の小道を辿って行くと目前にRose Gardensが姿を現す。周囲をぐるっとアーチで囲んだ広大な円形花壇だ。
先ずはアーチの下を一回りする。頭上も左右もバラの花だ。白とピンクのclimbing rosesが植え分けられている。
風に乗り芳香が漂う。
バラの裾は藤色のハーブの花が厚く覆う。満開を過ぎ落花盛んというところだ。散った花びらを踏みしめゆったりと歩く。
擦れ違う人も穏やかな笑顔で挨拶を交わす。
中の花壇は中央にマーメイド(?)の像がある池を配し、シンメトリーに区切られた花壇に赤・ピンク・白のバラが咲き乱れている。 周りのアーチのバラとの配色も考慮された見事なローズ・ガーデンだ。 ベンチでは老婦人が二人お茶を飲みながらお喋りしている。これはしばらく動きそうもない。
その先にCascadeの案内がある。好奇心に駆られ行ってみることにする。しかし、水量が少なく少々期待外れである(写真左)。
元に戻り、宮殿の東側に廻るとThe Italian Gardenがある(写真中)。宮殿東館とThe Orangery(温室=写真の白い窓の建物)
に面した明るい庭だ。中央にMermaid Fountainを配し周りをヘッジで形作られた花壇が囲む。真っ赤なゼラニウムの鉢植えが
幾つも置かれている。ここには入場できない。今でもMarlborough家の子孫がお住まいでプライベートの区域には入れないのだ。
宮殿の屋根から大きな石造が屋敷を見守っている。
Address | Woodstock Oxfordshire OX20 1PX |
Telephone | 08700 602080 |
Web Site | Blenheim Palace |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。