Dunrobin Castle 2005年7月6日 訪問 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
スコットランドで最も壮麗な城との情報だが、駐車場側正面からの姿は2つの塔が何だかおどろおどろしい感じがする。
例により室内はパスして城の裏に出てビックリ、素晴らしいガーデンが眼下に広がる。一つは円形の、もう1つは長方形の
フランス式フォーマル・ガーデンの緑が目にも鮮やかに映る。
フォーマル・ガーデンを目指し階段を下り、坂を下り振り返ってビックリ。お城の表情が違って見える。
丸い塔にとんがり屋根が可愛らしくディズニーの城を思い起こさせる。ガーデンから見上げる城はエレガントな姿だ。
外壁の装飾も美しく、赤みを帯びた白い石と、とんがり屋根の緑青の色合いが見事な調和を見せる。
北ハイランドの名門サザーランド(Sutherland)家の居城で13世紀から受け継がれてきているという。部屋数なんと189室とは
驚愕だ。室内も豪華絢爛らしい。
フォーマル・ガーデンの周りはスケールの大きなボーダー・ガーデンが廻らされている。この北ハイランドでこの緑に驚く。 そして、花の色遣いが優しく趣味に合う。門扉も優雅なフランス風だ。その昔フランス人の奥方のために城をフランス式に 改造したという。
城は海に続く急な斜面に立っており、高低差を上手く利用したガーデンだ。階段やスロープも端麗さに一役買っている。
所々にビビッドな配色も施されアクセントになっている。バラも多くはないが美しい花と香りを楽しませてくれる。
庭の一角に博物館があった。玄関脇の車の運転席でパイプをくわえた紳士が本を読んでいる。目が合うと楽しんでくださいと言う。
入ってこれまたビックリ。動物の剥製がズラリと並んでいる。ざっとメモしてみた。ゾウ、キリン、シカ(各種)、ウシ(各種)、
ワニ(各種)、アルマジロ、サイ、ウサギ(各種)、イタチ、スカンク、ヤマネコ、オオカミ、キツネ、ヘビ(各種)、
クジラ、サーモン、フグ、アンコウ、イルカ、あざらし、オットセイ、貝殻(各種)、鳥類とその卵(各種)、植物の種(各種)、
人の骨格・頭蓋骨など陸・海・空のありとあらゆる動物を並べてある。圧巻だ。
他には土器や石が並んでいる。考古学的に貴重なものなのだろうが説明文が理解できない。
出ると玄関脇では紳士が相変わらず読書をしている。楽しみましたかと声を掛けてくれる。ひょっとすると御当主かもしれない。
Address | Golspie, Sutherland KW10 6SF |
Telephone | 01408 633177 |
Web Site | Dunrobin Castle |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
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