Hestercombe Gardens
例年通りヒースロー着は16時25分だ。レンタカーを調達しその日のうちにウェールズに入るのはハードだ。
そこで、02年の旅で印象の強かったHestercombe Gardensに寄り道することにした。
レセプションやショップは改装され、綺麗になったが趣は失われた感がある。しかし、坂を上った開けた場所からの塔と
大きな木の眺めは3年前と同じだ。静かに迎えてくれた。
あの時に植えられたばかりに見えたキングサリも背丈は変わっていない(成長が遅いんだ)。
石塀に開けられたChinese Gate(写真下中の壷の後)をくぐるとハーブガーデンだ。魅力的な色の大きな壷を中心に
ラベンダーやラムズ・イアーなどが配され見事な設計だ。石畳もクールな雰囲気を作る。
ハウスに向かって進むと右手がOrangeryだ。オレンジ色の石壁に白い窓枠が優美だ。周りはエリゲロンが埋め尽くしている。
どうしたことか3年前はエリゲロンでは無く、名前は分からないが爽やかな白色の小さな花で覆われていたはずだ。
エリゲロンが侵食したのか?それとも人為的にしたのか?少し残念だ。
石組された通路と階段を通ってハウス前のVictorian Teraceへ出た(写真下左)。こちらは3年前と大きく異なる。今年のテラスは素晴らしい。
噴水を中心に24本のスタンダード仕立ての白いバラが風に揺れている。美しい。白バラはやはりアイスバーグのようだ。
足元の花壇は銀葉・銅葉のプランツでアイスバーグを引き立てる。
水路の両脇のボーダーもバラを中心に植栽され輝いている。しかし、今年のEdwardian Garden(写真上)は少し地味に感じた。
3年前には満開だったデルフィニュウムやルピナスが一段落したからだ。その先のパーゴラも全てのプランツが
取り除かれ、再生中だ。バラとハニーサックルが植え込まれたばかりだ。
こんなに素晴らしいガーデンだが客の数は極めて少ない。(パーキングには車が沢山駐車されているのだが…。)
静かで心休まる。少ないながら出会う人達は一様に声を掛けてくれる。
「どこから来たの?」、「ランドスケープも素敵よ」などと。盛んにLovely、Excellent、Wonderful、Beautifulなどの
言葉が飛び交う。
すっかり楽しみChinese Gateを出た先の池には白鳥が優雅に泳いでいた。この池の土手もエリゲロンが満開だ。
Landscape Gardenは入り口のPear Pondの橋の上からTemple Arbourを眺めるに留め、Walesを目指すことにした。
Hestercombe Gardensを彩る数々の花をご紹介しよう。カンパニュラとエリゲロンの競演にはため息だ。 西洋オダマキは分かるのだが、他の2点の花の名前は不明だ。
Address | Cheddon Fitzpaine, Taunton Somerset TA2 8LG |
Telephone | 01823 413923 |
Web Site | Hestercombe Gardens |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。