Bantry House & Garden 2006年6月25日 訪問
N71を北上しBantryの街に入る。Bantry House & Gardenの入り口で30台ほどのクラシックカーの行列と対向する。
こちらは右折側なので待たされる。お蔭で全ての車をじっくり見せていただいた。ほぼ毎年こういうツアーに出会うが、
良く保存されているし、飾っておくのではなく実際に使われていることが素晴らしい。
家にしろ車にしろ古いものを使いながら大切にするのはイギリスと変わらないのだろう。
パーキングから少し登ったところ、お館の西側にワイルドガーデン風のサンクンガーデン(沈床式花壇)がある。
様々な宿根草やグラス類やシュラブが植生され、間を小径がめぐらされている。お館からの眺めも良いことだろう。
お館の北へ廻ると芝の広場の向こうに海が広がる雄大な眺めに出会う。Bantry Bayにはヨットやボートが浮かび、遠い島影は
この後訪れるBeara半島だ。芝の広場には円形に花壇が切られ、テラコッタが置かれ、優美な像が立ち並んでいる。
更には、ローンテニスコート・クロケット場・4基の大砲が海に向けられ置かれている。驚きの広さだ。
ミュージック・フェスティバルが昨日から開催されているらしくお館への人の出入りも激しい。
南側の庭がメインガーデンのようだ。フォーマルガーデンは葉色の違う柘植でデザインされ、その中央に藤棚のサークルがある。
季節にはさぞかしと思われる。その南側斜面に7段のテラスが築かれ、真ん中を"stairway to the sky"といわれる
Hundred Stepsが通っている。最上段は爽やかな海風を受け眺めも素晴らしい。テラスにはアザレアやツツジが植えられているが、
今は花はない。藤棚の中央に噴水がある。海辺のガーデンらしく貝殻が使われている。
予想以上に素晴らしいガーデンに出合い満足して帰路に着くと「こんにちは」と声を掛けられる。髭を蓄えた小太りのおっさんだ。
日本語はこれしか知らないと盛んに「こんにちは」を連発するので、「おはよう」と「ありがとう」と「さようなら」
を教えてあげた。話してみると先ほどのクラシックカーのオーナーらしい。Belfastからやって来たという。自分の車は
1913年製だが見るか?と自慢する。一緒に行ってみると、30台の中でも一番立派そうな車だった。自慢するわけだ。
お土産の下駄のキーホルダーを渡して「さようなら」と別れると「こんにちは」が返ってきた。
「ありがとう」と「さようなら」を教えてあげたのに・・・???。
帰国後Woodland Gardenの他にWalled Gardenがあったことが判明。見ておきたかった。
Address | Bantry, Co. Cork |
Telephone | 027 50047 |
Web Site | Bantry House |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。