Kylemore Abbey Garden 2006年6月28日 訪問
10時前にシャトルバス乗り場に戻ったがバスも人もいない。Galway辺りからのお客さんはまだ到着していないのだろう。
やって来たバスは私達の貸切だ。乗車5分あまりでVictorian Walled Gerdenに到着。このガーデンへはこのルートしかないのだ。
このガーデンは公爵によって造られ、その後荒廃していたが2000年に復旧再開したものらしい。Information Centreは無人だ。
壁のゲイトをくぐりガーデン一番乗りだ。芝の斜面に幾何学的紋様に花壇が配された典型的なビクトリア調庭園だ。
明るい開放的なガーデンだ。スロープを下ると真ん中にCentral Walkが通っている。反対側の斜面を登り振り返れば
反対斜面にシンメトリーに刻まれた抑えた色調の美しい花壇が見られる(写真右から2枚目)。左上が入り口ゲート、
中央上のベンチがお洒落だ。ガーデンの中央に白い花を付けている大きなトロピカルな木はアイルランドの各所で見られた。
下の白い通路がCentral WalkでHerbaceoud Borderに繋がっている。
斜面の上には復旧された白いグラスハウスがある。鮮やかなピンクの花を沢山付けた巨大なベゼラニウムが咲き誇っている。
他にはトマトやメロンが見られた。
スチール製のハンギングが素敵だ。色がベンチやドアーなどと統一されている。植栽は少し痛んできている。
Herbaceous Borderも抑えた色調だ。Kitchen Gardenとの仕切りのヘッジの手前に植栽された草花の高低が実に見事に揃っている。
手入れが行き届いているのでとてもスッキリとしていて爽やかな印象だ。参考にしたい。
よく手入れされた花々をご覧いただこう。決して多くの種類が咲いていたわけではないが一つひとつが印象的だ。 エリンギウムも爽やかだ。ホスタのボリュームが羨ましい。フウロウソウも背丈が高く、後の黄色の花とマッチしている。 カンパニュラの色も形も様々に使い分けられている。
ガーデンを清流が縦断しフラワーガーデンとキッチンガーデンを区分している。清流の周囲は上流では林に囲まれた道、
下流はシダが覆う道が通されている。
キッチンガーデンはHerbaceous Borderやヘッジで4つに区分されている。ガーデン全体の半分を占める大きさだ。
修道院の尼僧や寄宿の学生に供されるのだろう。生活に密着したガーデンだ。
ジャガイモ、そら豆やエンドウなどの豆類、ズッキーに他ウリ類、アスパラガス、アーティチョーク、葉物、ハーブなど見ていて楽しい。
果樹園にはリンゴ、ベリー類、プラム、サクランボ、西洋ナシ、ブドウなど多種多様だ。
可愛いHead Gardener's Houseもガーデン内にある(写真下中央)。
シャトルバスでの往きにオヤッと思ったので帰りに確かめた。この木製の扉がバスが近付くと自動で開閉するのだ。
ただの木戸にしか見えないが優れものなのだ。ここの羊は立派な角を持っている。
Address | Kylemore, Connemara, Co. Galway |
Telephone | 095 41146 |
Web Site | Kylemore Abbey |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。