Woburn Abbey 2008年4月25日 訪問
Woburn Abbey
アフタヌーン・ティー発祥の地は
ウォバーン・アビー(Woburn Abbey)だ。
19世紀初期に第7代ベッドフォード公爵夫人アンナ・マリア(Anna Maria)によって始められたとされている。
当時のイギリス上流階級の晩餐は9時頃からと遅かったため、お腹の空いたアンナ・マリアは5時頃に小さなケーキ、
サンドイッチ、お菓子と紅茶で友人を持て成したところ、これが評判を呼び女性の社交の場として広まったとされる。
その習慣は1840年代までには確立し、キューカンバのサンドイッチが定番となるのは1870年代になってからのことだという。
感じの良いウォバーンの街を抜け、入り口で4ポンドを支払い入場する。3000エーカーという敷地を進むと突如として
白亜の豪邸が現れる。暫し停車して見惚れていたが、後から車が来る。写真は帰りに撮れるだろうと先に進む。
実際には一方通行だから帰りはここを通れず、写真を撮れず仕舞いだ。パンフレットから借用した写真が左だ。
ウォバーン・アビーはサファリーパークやゴルフクラブも経営する一大パークランドと言ったところだ。
サファリーパークやゴルフクラブは隣接地にあるが、この3000エーカーの敷地の中にはThe Deer Parkがある。
10種の鹿が放し飼いになっているというが、識別できたのは3種類くらいだろう。立派な角が怖いくらいだ(写真左2枚目)。
牧場の中を鹿を驚かせないようゆっくり走る。不安になるほど長時間走って、ようやくアビーのパーキングに着いた。
どうやら、お屋敷を一回りしたらしい。
(ウィキペディア
の末尾の”Google Local ウォバーン村とアベイの航空写真”でその規模を確かめてみるのも楽しい。)
アンナ・マリアがアフタヌーン・ティーの待て成しをしたのがウォバーン・アビーのブルー・ドローウィング・ルーム
(Blue Drawing Room)だ。調べたところ、その部屋でのアフタヌーン・ティーは団体の予約でしか受け付けられないようだ。
(英語力に自信がない私の調べだから定かではない。悪しからず)
他ではウォバーンの街にある系列のThe Innというホテルか、このアビーの中のDuchess Tearoomで提供されるという。
今日はその発祥の地のDuchess Tearoomでアフタヌーン・ティーを楽しもうとやってきたわけだ。
しかし、Duchess(公爵夫人)と謳う割には見映えのしない建物だ(写真右2枚目の手前の三角屋根)。
Full Afternoon TeaとPot of Tea for Oneをオーダーする。締めて11.95ポンドだ。
待つこと暫し、ティースタンドの上段にプチケーキ7つ、中段にスコーン2つとクロテッドクリームと苺ジャム、
下段にサンドウィッチ4切れが綺麗に盛られ、うやうやしく登場する。これで1人前だから驚く。
プチケーキもサンドウィッチも全部種類が違う。どれからいただこうか迷ってしまう。
ミルクティーと共にゆっくり優雅な時間を過ごす。
このティースタンドは狭いテーブルを有効活用するために生み出されたものだという。
アフタヌーン・ティーの誕生の経緯からしてもうなずける。それにつけても優美でお洒落なものだ。
Address | Woburn, Bedfordshire MK17 9WA |
Telephone | 01525 292148 |
admissions@woburnabbey.co.uk | |
Web Site | Woburn Abbey |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
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「旅行記」もご覧ください。