Castle Drogo 2009年5月30日 訪問
Village Hoppingを中断し、Castle Drogoにやってきた。5年前はパーキングで引き返したお城だ。そのパーキングからしばらく歩いて到着。
"last castle to be built in England"といわれる。最後の城ということは一番新しい城でもあるわけだ。
20世紀初頭の大富豪が当時の著名建築家エドウィン・ラチェンス(Edwin Lutyens)に建てさせたものだ。
いかにもイギリスらしい質実剛健な外観だ。城の背景に広がる荒涼としたダートムーアと実に良くマッチしている。
例により、入館はパスしガーデンに向かう。ガーデンはラチェンスとのコンビでコテージ・ガーデンのスタイルを確立した、
かのガートルド・ジェイキル(Gertrude Jekyll)の手によるものだ。そして、"Highest National Trust garden"だという。
わずか標高900フィート(270m)で、数あるナショナル・トラストのガーデンの内、最も高いというのだから、
イギリスが如何に起伏のない国かが分かる。
"Rose garden & herbaceous border"の入り口から藤棚を望む(写真下左)。残念ながらバラはまだ咲いていないが、
ボーダーが見応え十分だ(写真上左)。珍しく興味を惹く花が数多い。強い陽射しの中、しばらくさすらい歩く。
藤棚といっても花崗岩の塀に沿わせてあるだけだ。芳香が漂う。ガーデン・マップには"Fragrans garden"と記されている。
一段上がったところが"Shrubbery"だ。潅木とはいっても優に10mを越す見事な落葉樹の林だ。柔らかな新緑に映えるのが
色鮮やかな石楠花だ。思わず歓声を上げてしまうほどの鮮やかさだ。
ここでも潅木の足元にスパニッシュ・ブルーベルが咲き茂っているのが気に掛かる。
シュラブ・ガーデンを抜け、更に一段上がったところが"Croquet lawn"だ。円形の大きな芝の広場でピクニックを楽しむ家族がいた。
Address | Drewsteignton, nr Exeter, Devon EX6 6PB |
Telephone | 01647 433 306 |
castledrogo@nationaltrust.org.uk | |
Web Site | National Trust |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
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