Hartland Abbey Gardens 2009年6月4日 訪問
コーンウォールに別れを告げ、ノース・デヴォンのHartland Abbey Gardensをめざすが、入り口を見失い時間を大きくロスする。
ここは聖アウグスティノ修道会の修道院として1157年からの歴史がある。ヘンリー8世の修道院解散で1539年に
イングランドで最後に解散させられた修道院となり、その後Stucley familyに譲られ、現在もその末裔が住んでいるという。
歴史が長いだけに館内には様々な展示があるようだが、例によりパスする。
ガーデンは18世紀から19世紀にかけて改造され、大西洋からの強風から植物を保護するウォールド・ガーデン(Walled Garden) が築かれたり、19世紀末から20世紀始めにかけては、アビーの常連客であったガートルード・ジーキル(Gertrude Jekyll) (「色彩計画(color scheme)」と呼ばれる植栽方法を生み出し、コテージ・ガーデンのスタイルを確立した女性)のアドバイスで 造られたガーデンがあったが、第一次大戦でガーデナーの多くを失い、その後草に埋もれていたらしい。 1950年から大掛かりな復元が始まり、現在も進行中のようである。
ガートルード・ジーキルのガーデンはまだ公開されていないのか、見落としたのか定かではない。"Ladies Walk to Garden"
というウッドランドを通りウォールド・ガーデンに着く。"Mulberry Garden"、"Kitchen Garden"、"Old Rose Garden"、
"Greenhouses"の4つに分かれている。
キッチンガーデンの野菜はどれもビックリする大きさだ(写真2段上左から2枚目、下左)。
エキウム・ピニナーナ(Echium pininana)も15フィートを越す高さまで伸びている何とものっぽな植物だ。
その他の写真はすべてオールド・ローズ・ガーデンのものだ。バラと草本、潅木、壁、像、オーナメントなどの調和が
とても心地良い。突出したものがなくそれぞれが解け合っているからだ。見習いたい。
2008年BBCの"Sense and Sensibility"のロケ地ともなっているそうだ。大西洋の見える海岸への道
(Woodland Walk to Atlantic cove)も歩いてみたいが、時間が足りない。今日のスケジュールは少々欲張りすぎた。
Address | Hartland Bideford North Devon EX39 6DT |
Telephone | 01884 861 134 |
ha_admin@btconnect.com | |
Web Site | Hartland Abbey Gardens |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。