Lanhydrock Garden 2009年6月1日 訪問
Lanhydrock Gardenはナショナル・トラストのプロパティーの中でも年間入場者が常にトップテンに入る人気のプロパティーだ。
パーキングから1000エーカーという敷地の並木道をかなり歩くと、公開している部屋数50という立派な邸宅が見えてくる。
1641年に建てられたゲートハウスもどっしり構えている。5年前はこのゲートをくぐって入ったのだが、
今年は更に奥のコーチ・ハウス(Coach House)脇から入場するように変わっている。
ゲートハウスから邸宅への両側は素晴らしく手入れされた芝生の中に大きなイチイのトピアリーが整然と立ち並び、その間に
幾何学模様にデザインされたバラ園が刻まれている。
バラは満開には遠いが、艶やかな葉色といい、花の大きさといい手入れの良さが伺える。前回訪れた時にも作業していた
NTのガーデナーに話を伺ったが、この日も芝の手入れをするガーデナーに声を掛ける。
5年前の旅で印象深かったベゴニアのフォーマル・ガーデンが今年も美しい。日本でベゴニアを狭いヘッジの中に地植えしたら、
きっと蒸れてこんなに美しくは咲かないだろう。
中央の銅製の壷はパリのブーローニュの森のバガテル城(Chateau de Bagatelle)から運ばれたものだという。
このガーデンが造られたビクトリア朝はイギリスがフランスやイタリアのフォーマル・ガーデンを盛んに取り入れた時代だから、
ここもきっとバガテル公園を手本にしたことだろう。
上のフォーマル・ガーデンの1段上のテラスもベゴニアの植え込みだ。写真でも見て取れるように実に手入れが行き届いている。
マイガーデンも陽だまりも「かくありたい」と誓う。
階段を上がった教会横のガーデン(Higher Garden)は雰囲気が一変する。宿根草や潅木を沢山取り入れたガーデンだ。
更に斜面を上がるとHerbaceous Bordersへと続く。鬼芥子、アリウム、ヒマラヤ芥子、アスチルベなどが伸びやかに育っている。
アスチルベの奥に茅葺屋根の家(Thatched Cottage)が見える。教会(Church)も静かな佇まいを見せる。
古く歴史を辿れば修道院であったということが偲ばれる。
更にはWoodland Gardenが広がっているようだが、ご自慢のモクレンやツバキは今の季節見られそうもないのでパスし、
もう一つのご自慢のCornish Clotted Cream Ice Creamをいただくことにしよう。
Address | Bodmin Cornwall PL30 5AD |
Telephone | 01208 265 950 |
lanhydrock@nationaltrust.org.uk | |
Web Site | National Trust |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。