Overbeck's Museum & Gardens 2009年5月31日 訪問
今日の最初の訪問地は、デヴォンでも最も南に位置する海岸縁にあるOverbeck's Museum & Gardensだ。
移動距離・オープン時間・妻の希望(実はこれが最優先)など勘案した末、もう一つの候補(私の希望)巨石遺跡を押しやり
旅程に組み込んだガーデンだ。
ここは科学者であり発明家であったOtto Overbeckが最後に住んだ屋敷だ。彼の発明品や骨董品などが展示されたMuseumと
海岸の崖っぷちに造られたSubtropical Gardenがある。
ちなみに彼の発明で有名なのは"Rejuvenator"という電気ショックを使った若返り器と"non-alcoholic beer"だという。
共に今の時代のニーズに合っている。先見の明があった発明家とみた。
さて、ロングドライブは、またしても迷ナビがあり、1時間20分かかった。狭く急な坂道を下って美しいビーチに出た後、
今度は更に狭い急な上り坂を登りつめたところがパーキングだ。開館10分前だったが、既に大勢が入り口で待っている。
ハウスは意外に小さなものだ。例によりパスしてガーデンを散策する。段差の壁を利用した東屋も植物と一体化している。
美しい海と椰子などの熱帯性植物が心を開放してくれる。椰子と根元の藤の花、眼下の入り江に見えるヨットと白い帆、
蘇鉄と下の芝の中の白いローンデージー、良い感じにトロピカルだ。
険しい崖にテラス状にガーデンが展開するので立体感がある。その一角に、とても美しい少女の像が立っている。
セオノサスとフクシアの大木には驚きだ。シンプルだがしっかり手入れされたノットガーデンも見える。
ユニオンジャックも風になびいている。トロピカルではあるが、ジャングルではない、良くコントロールされたガーデンだ。
この建物の一部はOttoの遺志を継ぎ"Youth Hostel"になっている。Museumには子供のために人形やおもちゃの展示もあり、
Fredという"Friendly Ghost"も出るという。こんな話を知ると、Ottoのお人柄は”気難し屋だが子供や若者が好きな変な発明家”
ではなかったかと想像する。
Address | Sharpitor Salcombe Devon TQ8 8LW |
Telephone | 01548 842 893 |
overbecks@nationaltrust.org.uk | |
Web Site | National Trust |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。