Pine Lodge Gardens 2009年6月1日 訪問
セント・オーステル(St Austell)からトゥルロー(Truro)への海岸沿いと主要道路沿いにはガーデンが目白押しだ。
その中から検討の結果2つを予定に挙げていたが、時間が押してきた。一方は16時30分に閉園だ。
18時までオープンのPine Lodge Gardensを訪れることにする。
パイン・ロッジはオーナーのShirley Clemoが自ら世界中をプランツ・ハンティング(plant hunting)をし種から育てた植物を
中心に開発したガーデンだ。植栽されている6000種の植物に全てラベルがされているという。参考になりそうなガーデンだ。
ゲートをくぐるとトップ・ガーデン(The Top Garden 写真上左)だ。池に架かった橋を見事な白藤が覆っている。良い香が漂う。
池のカラーも大きな白い花をつけ、さながらホワイト・ガーデンだ。
その先に落葉樹の林が続く。こぼれ日の中に素晴らしい馬の像が立っている(写真下左)。コテージ・ガーデン(Cottage Garden)
の植栽は草本、シダ、潅木、樹木など厚い。カエルの口から水が出ているユニークなFrog Pondがある(写真下左から2枚目)。
マイガーデンではトニーと名付けているイタリア製オーナメントと同じデザインの像があった(写真下左から3枚目)。
外では始めてお目にかかる。マイガーデンのものより一回り大きくかなり古い代物だ。
続く沈床ガーデン(Sunken Garden)の中央に池があり噴水(cascading water fountain)が涼を呼ぶ(写真下右から3枚目)。
一段下がっている分、植物を目線で眺めることになり、そして香も伝わる仕掛けだ(写真上左から2枚目)。
針葉樹園(The Pinetum 写真上左から2枚目)も自慢のものらしい。ここの木の幾つかも種から育てているようだから、
まだまだこれから大きくなるのだろう。写真上右はThe Slave Gardenの頭の上に日時計を捧げる奴隷の像だ。良く理解できない。
日本庭園(Japanese Garden)の入り口に鳥居らしきものが立っている(写真上右)。オーナーが京都を訪れ幾つかの日本庭園を見て
設計したもので、イギリスの日本庭園としては評価が高いようだが、石の組み方など全体に違和感は否めない。
特に、茶室が建てられているのだが、どうしてイギリスで見受ける茶室はこんなにみすぼらしくなってしまうのだろうか。
侘び寂びが間違えて理解されているように思われる。
翻って、陽だまりをイングリッシュ・ガーデンと名乗るのは、イギリス人から見たら違和感のあることだろう。心しておかねばならない。
気候も植生も異なる彼の地のガーデンを形ばかり学ぶのではなく、そのマインドも理解して陽だまり造りをしたい。
Address | Holmbush, St Austell, Cornwall PL25 3RQ |
Telephone | 01726 735 000 |
office@pinelodgegardens.co.uk | |
Web Site | Pine Lodge Gardens |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。