Trerice Garden 2009年6月2日 訪問
ラッパ・バレーからわずか1km先に”コーニッシュ・カントリーサイドの隠された宝石("hidden gem")”と謳われる
Trerice Gardenがある。1573年に建てられたエリザベス朝の邸宅(Manor House)だ。
歴史を感じさる壁をつたう、つる性植物もボーダーの宿根草も伸び伸びと豊かに育っている。さすがに南国コーンウォールだ。
清々しい気持ちになる。
ナショナル・トラストの手に渡るまでに、永年放置されたために改造もされず古いまま残ったというが、納屋などは古すぎて
荒れ果てた感じもするが、それをそのまま保存するのがナショナル・トラスト流だ。
中世のキッチンガーデンを再現している(写真下左から2枚目)。植栽も中世の野菜だという。ガーデンの始まりは
ハーブ園や菜園だったのだ。害獣除けのフェンスといい、レイズドベッドのコーナーの飾りといい素晴らしいデザインだ。
当時の散水器も再現されており、ナショナル・トラストの職員がデモンストレーションしてくれたが、筒先からは
チョロチョロとしか出てこない。返って自分の体が濡れてしまい笑いを買っている(写真下)。水鉄砲の原理だ。
樽の横にあるのは陶器の如雨露だ。水を入れる前から重い。ここには元祖芝刈り機もあるという。先人の様々な発明に心打たれる。
芝生の迷路がある。子供だましのようなものだが、初老の男性が真剣に取り組んでいる。
我々に見られているのを知って苦笑いをし、手を振ってくれた。
2種類のバラとオダマキが見事なコラボレーションを見せている。ショップでケーキの本"101 Teatime Treats"を見つけ、
友達へのお土産にする。コーニッシュアイスクリームも見逃せない。快晴の中を歩き、渇いた喉に嬉しい。
Address | Kestle Mill, nr Newquay, Cornwall TR8 4PG |
Telephone | 01637 875 404 |
trerice@nationaltrust.org.uk | |
Web Site | National Trust |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
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