Balvenie Castle バルヴェニー城
B9014からB975とダフタウン(Dufftown)を迂回する形でバルヴェニー城に到着。
ここも歴史は13世紀に遡るが、血塗られたと言ったら大袈裟だが複雑な歴史があるようだ。ヒストリック・スコットランドのホームページにも"One castle and three dynasties"とある。
13世紀後半にコミンズ(Comyns)家の居城として建てられたものだ。その当時の城壁(カーテンウォール curtain wall)が今も残っている(写真下左から2枚目)。
15世紀初めにはダグラス(Douglases)家の所有となるが、ここにもロバートT世(Robert the Bruce)が関与していたようだ。
そして15世紀半ばからはスチュワート(Stewarts)家の所有となり、大きな改装がなされ今の形となったようだ。写真下左が外から見た正面の姿だが、
右端のタワーは16世紀に増築されたものだという。
そして、1562年にはメアリー女王(Mary Queen of Scots)を迎えているが、1720年には城は放棄され廃墟となって行くのだ。
中庭の真ん中には井戸(well)がある。16世紀の伯爵の住まいの部分は保存状態が良い。各部屋の暖炉から上を見上げると空が見える(写真上右)。
外観からも幾つもの煙突(Chimney)が見られる。窓のある壁の分厚い構造にも驚く。部屋の天井はドーム状で高い。
正面入口(Archway)の鉄の扉が黒々としてかんぬきも物々しい感じだ。
バルヴェニーと言えば、スコッチ・ウイスキーの銘柄としての方が名が通っているかもしれないが、勿論、お城が元祖だ。
Address | Dufftown, Moray |
Telephone | 01340 820121 |
Web Site | Balvenie Castle |
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