ガーデン ご紹介

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Castle of Mey
               2010年6月10日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

Castle of MeyはBarrogill Castleとして16世紀に建てられ、第二次世界大戦では将校の療養所として使われた後は放棄状態であったが、 1952年、ジョージ6世(折りしも『英国王のスピーチ』(King's speech)で話題になっている)を失ったクイーンマザーがこの城に出合い、 購入し、半世紀にわたって別荘とした城だ。
クイーンマザーが丹精したガーデンがあるという。見るべしとJohn o' Groatをスキップして到着したのはラストアドミッションの16時丁度。 入場料は二人で19ポンドと少々お高い。「最後のガイドツアーが始まる」と急かされたが、我々の目的はガーデンなのだ。
期待したウォールドガーデンはまだまだ花の季節には早い。ダンビース城のアポイントメントがだめだった時から予想はしていたが残念だ。 ホームページによると”ここの冬の風はキャベツをもぎ取り60フィートも投げ飛ばす程厳しい潮風だ”と出ている。 それから植物を守るためにクイーンマザーが築いた12フィート(3.7m)のウォールはメイの万里の長城"Great Wall of Mey"と呼ばれるのだという。 ただ1ヶ所、シェルガーデン(Shell Garden)のセダムらしき植物のピンクの花が霞のようにモヤモヤと咲いている。
そこのベンチに座って遥か北まで来たものだと感慨に耽っていると、遣って来た初老のご婦人二人が我々が座っているベンチを指さし何か喋っていたが、 しばらくすると残念そうに去って行った。気になって調べて見るとベンチのプレートに"In Memory of Her Majesty Queen Elizabeth the Queen Mother"とある。 クイーンマザーを追悼して彼女が好きだった場所に置かれたもののようだ。
キッチンガーデンのスペースが多く、花もないので短い時間で外に出て、オークニーの島々を眺めながら散策をしていると、女性の係員ががやって来て 「ガイドツアーに参加しなかったのですか?」と言う。「私達の目的はガーデンです」と答えると「料金をお返しします」と意外な返事だ。 「その必要はありません」と応えたが、走って戻って行き現金を持って来た。それ以上遠慮を伝える英語力もない。「ありがとう」と頂いた。ご親切なことだ。

Castle of Mey Castle of Mey Castle of Mey Castle of Mey

Information
 Address   Mey, nr Thurso, Highlands, Scotland, KW14 8XH
 Telephone  -
 Web Site  Castle of Mey

オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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