2010年の旅 アバディーン編

花花

第21日 6月10日(木) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程        Glenmoriston TownHouse --- Tain --- Dunrobin Castle Garden --- Brora ---
                         Castle of Old Wick --- Castle Sinclair Girnigoe --- Castle of Mey ---
                         John o' Groats --- Duncansby Head --- Dunnet Head --- Pentland Lodge House
今日の走行距離      294km
今日の万歩計       16,800歩

Glenmoriston Town House  グレンモリストンタウンハウス ホテル

今夜も明晩もB&Bは1泊で移動する。スーツケースを部屋に持ち込まなくても良いように、着替えや洗面道具を別に荷造りする。 その点、このホテルは1階でパーキングへの通用口も近く便利だ。
陽だまりのスタッフから電話が入る。簡単な作業の確認を兼ね安否を尋ねてくれたのだ。「元気でやっているか? 陽だまりはバラが満開で綺麗だ」という。 急に里心が芽生える。来年は陽だまりのバラのシーズンを外して旅程を立てよう。
昨夜のディナーと同じ席で朝食にする。朝食のメニューも豊富だ。二人ともキッパーをオーダーする。キッパーとはニシンの塩漬けを薫製したものだ。 日本の干物に比べると、塩味も匂いもずっと強い。これが結構美味しいのだ。時には良いものだ。
パンのコーナーにはホワイトとブラウンの食パン。クロワッサン、デニッシュなど3種類も置いてある。トーストは自らパンをセットするシステムだが、 大きくて強力なトースターだからあっという間に出来上がって、すごい勢いで飛び出してくる。客がビックリする顔を見ているのも楽しい。お皿の積み方もお洒落だ。
シリアルも各種置いてあるが、食指は動かない。フレッシュフルーツにたっぷりのヨーグルトを掛けてオレンジジュースと共にいただく。腹ごしらえは十分だ。

Castle Hotel Castle Hotel Castle Hotel Castle Hotel Castle Hotel

Countryside  カントリーサイド

Countryside

今日は北に向かう。最初の訪問地ダンロビン城(Dunrobin Castle)から先は未知の緯度になる。グレートブリテン島の最北端として名高いジョン・オ・グローツ(John o' Groats)も 訪れる予定だ。
更にその先、海を渡ってオークニー諸島(Orkney Islands)を訪れる検討もし、B&Bも一旦は予約したものの、フェリーのタイムテーブルの都合で時間を費やす割には、 私達の求めるフラワーガーデン情報に乏しいので断念した。
A9のクロマティー湾に掛るクロマティー橋に驚きだ。橋桁は海面から2m程の高さしかない。欄干も1m足らずの高さの心許ないものだ。インバネスから先、 北海沿いにはこの道しかない幹線だから交通量も多いのに片側1車線で、橋の入り口には”横風注意”の標識しかない。まるで水上を走っているような感覚さえする。 過剰な安全対策より自己責任の精神ということだろう。
A9沿いの放牧場にトラックの荷台で羊の毛を刈っている光景に出合う。5人の牧童が羊をゲージに追いこんだり、毛を刈ったり大忙しで働いている。

Tain  テイン

Tain Tain Tain

出発から1時間50分、美しい街との情報のテインで一休み。A9から右にそれてB9174に入り1km も走ればタウンセンターだ。ハイストリートの手前にパーキングの標識を発見、左折すると直ぐの場所だ。公衆トイレもHighland Councilのオフィスの裏に見つかった。 清潔なトイレが、1人20ペンス、ありがたい。
その隣にローズガーデン(Tain Rose Garden)があった。テインは"Scotland's Oldest Royal Burgh"といわれ、1966年にロイヤルバラになって900周年を記念し、 クイーンマザーを迎えて開園したガーデンだ。入口のアーチに"Royal Burgh 1066 1966"と記されている。まだまだ花の季節には早いが、そのデザインに学ぶ。
歴史を感じさせる建物が多く見られる。ローズガーデンの前の歩道に古めかしい碑がある。誰を記念したものかは不明だ。ウインドーショッピングで一回りする。 とてもお洒落なフラワーショップ"Flower Shop London House"に入る。 花の飾り方が違う。私の想像力を越えたデザインに唸る。店員がブーケや花束を作成する手元を凝視する。衝撃を受けた。

Dunrobin Castle Garden  ダンロビン城

私にとってヨーロッパの城としてはドイツのノイシュヴァンシュタイン城と双璧をなすのが、このダンロビン城なのだ。
05年に訪れてその美しさエレガントさに強い感動を覚えた城だ。それに加えて素晴らしいガーデンがあるのだから、堪らない。 写真下左がガーデンから見上げた優美なお城の姿。右3枚は城の1階から見下ろした2つの端正なフォーマルガーデン。ガーデンの直ぐ下には北海が広がる。
翌06年の年賀状に採用したが、今回も11年の年賀状を飾ったのはダンロビン城だ。

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

ダンロビン城はその歴史を1300年代まで遡るサザーランド公爵(Dukes of Sutherland)の居城だ。今見られる城は16世紀から始まり1845年に現在英国議会議事堂として 使われているウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)を設計したチャールズ・バリー(Charles Barry)の設計でフランス様式に改修されたものだ。
部屋数189室というノーザン・ハイランド最大の城だ。とんがり屋根を載せた円塔が何本も聳える優雅な姿はどの角度から見てもうっとりする。
05年の旅日記で述べたフランス人の奥方のためにフランス様式に改修したというくだりはその後の調べでは信ぴょう性は薄いようだが、 カッスルというよりシャトーと呼ぶ方が似合いそうな瀟洒な城だ。

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

ガーデンは海岸からの急な斜面に広大なテラス状に造られている。テラスの高い壁にはバラやクレマチスなどつる性の植物が伝う。北の地にしては早い開花だ。
壁の前にはボーダーガーデンが連なる。一角に巨大なダイオウ(Giant Rhubarb)"Gunnera manicata"の大きな葉っぱが見られる。南アメリカ原産だが、 この地はメキシコ湾流の影響で緯度の割には暖かいので、こんな植物も育つのだという。その湾流が弱くなっており、イギリス始めヨーロッパは氷河期を迎えるとの情報もある。 先の話だろうが、気になる所だ。ホスタなども巨大なものが植えられている。フウロウソウも満開で楽しませてくれる。

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

濃い紫のアヤメと白い斑入りのホスタの組み合わせはなかなか渋い。ルピナスの色目も渋い。このガーデンの色遣いは全体に抑えめな感じで好みに合う。
こちらは高山植物の"Giant Himalayan Lily"も育ている。草丈2mにもなるという。蕾から察するところ、この花の色目も渋そうだ。

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

このフランス式フォーマルガーデンもチャールズ・バリーの設計で1850年に造られたものだ。パリのベルサイユの宮殿(Palace of Versailles)から インスピレーションを得たというが、ベルサイユとはスケールにおいて比ぶべくもないが、デザインは優るとも劣らないと思う。
ピンクのモンタナとピンク色を帯びた石の城がマッチしてロマンチックな雰囲気を醸す。大好きなサンダイアルも幾つか置かれている。 木製のオベリスクが並んだ庭をピラミッド・ガーデン(The Pyramid Garden)と謳っている。四角錐のオベリスクをピラミッドに見立てているのだ。 面白いアイディアを陽だまりでも借用しよう。

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

この城のもう一つの売りが鷹狩りショー(Falconry flying demonstrations)だ。11時30分と14時の2回のショーが毎日開かれている。 1回目の出演はハリスホーク(Female Harris Hawk) 、ベンガルワシミミズク(Bengal Eagle Owl)、シロハヤブサ(Gyr Falcon)の3匹だ。
鷹匠(Falconer)が現れ口笛か何かで合図をすると、観客の頭上をかすめてハリスホークが登場する(写真上左、下左2枚)。 鷹匠の指図に従ってあちらの木へ、こちらの木へと高く、低く飛ぶ。鷹匠の腕に戻るとご褒美の肉が与えられる。 鷹匠は何やら説明をしたり、笑わせたりしているが、私には笑いの意味が分からない。
続いてシロハヤブサが登場する(写真上右3枚、下左から3,4枚目)。見たこともない不思議な頭の鳥だとビックリしたが、これは遮眼帯だった。 待機の間、気が散らないように着けるらしい。初めは鷹匠のいうことを聞いていたが、その内、指示に従わず観客席の間をとことこ歩きだす。 それを鷹匠がおどけて追いまわしたりして笑わせる。猿回しならぬ鷹回しといったところだ。
最後にベンガルワシミミズクが登場する(写真下右2枚)。ひもを付けたウサギの人形を芝の上で引っ張るとあっという間に追い付いて取り押さえて見せる。
鷹匠が妻の所に遣ってきて、左手に革の長い手袋をさせ肉を持たせる。すると、遠くの木の上にいたミミズクが飛んできて左手に止まり肉をちぎる。 さらに、素手の右手で餌を与えろという。妻がこわごわと手を差し伸べると見事に餌だけを奪う。観衆から大きな拍手が飛ぶ。 最前列に座っていた東洋人ということで選ばれたのだろうが、200人ほどいた観衆の中で、たった一人貴重な経験が出来ラッキーだ。
ショップで男の子の孫2人に英国調ベストを見つける。2人にはジェントルマンに育ってほしいものだ。他にポストカードを求める。

Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle Dunrobin Castle

Brora  ブローラ

Brora Brora

ダンロビン城を出発し北海沿いにA9を北東に進む。地図の上にブローラの海岸にビューポイントを発見。右折して500mも走れば北海の海岸だ。 今日は穏やかな北海だ。コバルトブルーの海と爽やかな潮風が目に肌に心地よい。海岸には沢山のベンチが並んでいるが、散策する人は僅かだ。 漁師小屋の脇におそらくカニを捕る仕掛けの網が積んである。今夜は北海の幸をいただきたいものだ。
ブローラの街は嘗ては最北の炭鉱として、また、製塩、ニシン漁などの出荷港として栄えたようだが、鉄道(Far North Line)が通り、 その役割を譲ったようだ。

経路のダンビース(Dunbeath)に素晴らしいウォールガーデンを持つダンビース城(Dunbeath Castle) があるとの情報を得た。ただし"only open by appointment"だ。1週前にアポイントの電話を入れた所「ガーデンはまだお見せできる状態ではありません」との返事だ。残念。

Castle of Old Wick  オールドウィック城

さらに北上しA9からA99に入り、尚も北上しウィック(Wick)の街に到着する。この街には2つの廃城がある。街の南にあるのが オールドウィック城だ。 その起源を12世紀に遡る古代スカンジナビア人の城だという。北海に突き出した半島の断崖の上に4階の姿を見せるが廃城に食傷気味の身には遠くから見るだけで十分だ。

Castle of Old Wick Castle of Old Wick Castle of Old Wick Castle of Old Wick

Castle Sinclair Girnigoe

Castle Sinclair Girnigoe Castle Sinclair Girnigoe Castle Sinclair Girnigoe

廃城には食傷気味だが、地図を見るとノス岬(Noss Head)までの真っ直ぐなローカルロードと灯台(Lighthouse)が気になり車を進める。15分のドライブで灯台に到着。 1849年に最初の灯台が築かれ今は自動化されている。
入り口前にポツンと断崖に向かって立つ像がある。"Statue of Prince Henry St Clair"だ。
Castle Sinclair Girnigoeは灯台から1km程の所にある。 15世紀にGirnigoe Castleとして立てられ、その後シンクレア家(Sinclair family)の居城となり、17世紀にSinclair Castleと改名したのだという。 ここは遠くから写真1枚写して済ませる。

Castle of Mey

Castle of MeyはBarrogill Castleとして16世紀に建てられ、 第二次世界大戦では将校の療養所として使われた後は放棄状態であったが、1952年、ジョージ6世(折りしも『英国王のスピーチ』(King's speech)で話題になっている)を 失ったクイーンマザーがこの城に出合い、購入し、半世紀にわたって別荘とした城だ。
クイーンマザーが丹精したガーデンがあるという。見るべしとJohn o' Groatをスキップして到着したのはラストアドミッションの16時丁度。 入場料は二人で19ポンドと少々お高い。「最後のガイドツアーが始まる」と急かされたが、我々の目的はガーデンなのだ。
期待したウォールドガーデンはまだまだ花の季節には早い。ダンビース城のアポイントメントがだめだった時から予想はしていたが残念だ。 ホームページによると”ここの冬の風はキャベツをもぎ取り60フィートも投げ飛ばす程厳しい潮風だ”と出ている。 それから植物を守るためにクイーンマザーが築いた12フィート(3.7m)のウォールはメイの万里の長城"Great Wall of Mey"と呼ばれるのだという。 ただ1ヶ所、シェルガーデン(Shell Garden)のセダムらしき植物のピンクの花が霞のようにモヤモヤと咲いている。
そこのベンチに座って遥か北まで来たものだと感慨に耽っていると、遣って来た初老のご婦人二人が我々が座っているベンチを指さし何か喋っていたが、 しばらくすると残念そうに去って行った。気になって調べて見るとベンチのプレートに"In Memory of Her Majesty Queen Elizabeth the Queen Mother"とある。 クイーンマザーを追悼して彼女が好きだった場所に置かれたもののようだ。
キッチンガーデンのスペースが多く、花もないので短い時間で外に出て、オークニーの島々を眺めながら散策をしていると、女性の係員ががやって来て 「ガイドツアーに参加しなかったのですか?」と言う。「私達の目的はガーデンです」と答えると「料金をお返しします」と意外な返事だ。 「その必要はありません」と応えたが、走って戻って行き現金を持って来た。それ以上遠慮を伝える英語力もない。「ありがとう」と頂いた。ご親切なことだ。

Castle of Mey Castle of Mey Castle of Mey Castle of Mey

John o' Groats  ジョン・オ・グローツ

Land's End

先程スキップしたジョン・オ・グローツに戻ってきた。前述したとおり ”グレートブリテン島の最北端”として名高い地であり最西端のランズエンド(Land's End)とセットで語られることが多い。 そして、その両方に同じサインポストが立っているのだ。それもそのはず、同じ会社が経営しているらしい。 写真右がランズエンドの、下右がジョン・オ・グローツのサインポストだ。
また、ここが最北端でないことも良く語られるところだ。ホームページでもその点は認め”2点間が本土で最長の場所だ”と謳っている所が愉快だ。  04年のランズエンドはこちら
ここにもランズエンドと同じく最初で最後の家(First and Last House)があった(写真下左)。 こちらの方が少しお洒落な建物だが、中身は似たり寄ったりだ。ランズエンドでしたようにここでもアイスクリームをいただく。トイレは有料だ。 ハイシーズンではないせいもあろうが、ランズエンドよりずっと静かだ。牛が長閑に寝そべる牧草地の向こうにオークニー諸島が見える。 今日は極めて穏やかな海だが、一たび荒れたら厳しい海になるのだろう。
”富士山に登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿”と言われるが、ジョン・オ・グローツもランズエンドも同じことが言えそうだ。

John o' Groats John o' Groats John o' Groats John o' Groats

Duncansby Head  ダンカンズビーヘッド

Duncansby Head Duncansby Head

ジョン・オ・グローツから東2kmに灯台とビューポイントのマークがある。時刻は17時20分だ。時間はたっぷりある、行かねば。 岬のうねるような傾斜地のシングルトラックの細道のドライブは快適だ。着いた先が ダンカンズビーヘッドだ。 パーキングには車が1台とバイクが2台だけだ。何の変哲もない岬だ。突き当たりの灯台は角塔だ。やはり灯台は円塔でないと楽しくない。
そこに7、8人のジョギングのグループがやって来た。女性も混ざっている。小休止の後、再び走り始めた。彼らの行く手に素晴らしい景色が広がる。 見渡す限り人工物は見えないが、断崖沿いにフットパスは連なっているようだ。かなりのアップダウンがあるパスをどこまで行くのか、ひとごとながら・・・。

Dunnet Head  ダンネットヘッド

Duncansby Head Duncansby Head

今日の最後の訪問地は正真正銘英国本土最北端の地(The most northerly point on mainland Britain) ダンネットヘッドだ。
A836を西に進み、B855を北上する。その突端がその地点だ。ペントランド海峡(Pentland Firth)nに突き出た半島の90mの断崖にそれを示す碑と灯台が立つのみだ。 残念ながら最北端は碑のある地点から灯台の敷地を隔て150m程先になる。灯台のゲートが開いていたので最北端75mまで迫ってみたが、 その先には進めない。なにもそこまでで進む必要もないのだが、何故か進みたくなるのが野次馬根性だ。。 灯台(Dunnet Head Lighthouse)は1831年に建てられたもので、海抜105mの高さになるという。美しい円塔型をしている。やはり灯台はこれでなくっちゃ。
北緯58度40分21秒”遥けくも来つるものかな”のしみじみとした思いが起こる。旅程も残すところ10日、ここからは南下あるのみだ。

Le Bistro  ル・ビストロ

この辺りの日本語での情報は皆無に等しい。そんな中で見つけた小さな情報 をチェックしてきた。B&Bへのリカンファームの時「夕食はどうするの?」との問いに「ル・ビストロはいかがですか?」と訊ねると「いいレストランよ。 予約を入れておくわ、何時が良い」ということで今宵のディナーはル・ビストロだ。
ちょっと大きな街に入るとお決まりのように迷う。ようやく探し当てたB&Bでは肝っ玉母さん風のホステスが待ち受けていた。「レストランの予約時間が迫っているわ、 送って行くから早く支度をしなさい」と。別パックした小さな荷物を運び入れ、着替えもせずに飛び出した。
ル・ビストロは明るくて開放的な雰囲気に溢れている。隅っこの小さな席に通された。といっても冷遇された訳ではない。それだけ流行っている店なのだ。 予約なしで訪れた客が皆断られている。料理に期待が掛かる。魚料理が自慢と聞いて白ワインを貰い、じっくりメニューを選ぶ。スターターに
・ Orkney Herring Marinated in A Luxury Dill served on Crisp Leaves with Lemon(オークニーのニシンのマリネ ディル 新鮮野菜添え  レモンと共に)と
・ Prawns with Marie-Rose Sauce served on A Bed of Crisp Leaves(プラウン マリーローズソースで 新鮮野菜に載せて)  メインは
・ Fresh North Sea Haddock Coated in our Crispy Batter served with salad & Fries(新鮮な北海タラのカリカリ揚げ サラダとチップスと共に)と
・ Lower Thuro Lamb Sausage served on A Potate & Leek Mash with Onion Gravy & Vegetables(下サーソー産ラムのソーセージ  ポテトとリークのマッシュに載せて オニオングレービーソースで) をオーダーする。
オークニーや北海の海の幸と地元のラムのソーセージはバランスも良く味もボリュームも満ち足りる。豊かな気持ちだ。

Le Bistro Le Bistro Le Bistro Le Bistro

Thurso  サーソー

サーソーの街は車の通りは多いが、人通りは少ない。トレイル通り(Trail Street)を南にぶらつく。街並みが美しい(写真下左から2枚目)。 オルリグ通り(Olrig Street)を500mも西に歩けばB&Bなのだ。中程に旧セント・アンドリュース教会(The former St Andrew's Church)が立っている(写真下中)。 1871年の建築だ。現在の教会はトレイル通りのスクエアーに優美な姿を見せていた。
B&Bの直ぐ前の海岸がビューポイントとなっている。サーソー湾(Thurso Bay)の静かな海岸線が左右に弓のように広がっている。 A836と海岸の間は遊具が幾つかある公園とサッカーグランドがある。勿論どちらも芝生敷だ。サッカーグランドでは中学生らしき男の子が数人でフットサルに興じている。 公園のシーソーに乗って戯れていると、1人ブランコに乗っていた台湾人の若者が話しかけてきた。ロンドンに留学中だが、夏休みで1人旅をしているとのこと。 日本にも興味があって一度行ってみたいという。人恋しいのだろう。一度遠ざかったと思ったら、また遣ってきて色々と訊ねてくる。 夏至の近いこの時期のこの緯度だからまだ陽は高い。潮風に当たりながらブランコに揺られ、ゆったりと過ごす。9時30分、B&Bに戻る。

Thurso Thurso Thurso Thurso Thurso

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