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Doune Castle  ドゥーン城
               2010年5月29日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

ブラックフォードから修道院に向かう途中にヒストリック・スコットランド管理のドゥーン城がある。 これも素通りする訳にいかない。”旅の情報は多いほど旅は豊かになる”との信条だが、情報を棄てるということは難儀なことだ。
ドゥーン城は地図で見るとアードッホ川(Ardoch Burn)がティース川(River Teith)に合流する3方を川に囲まれた地形はいかにも自然の要塞であり、 西暦1世紀にはローマ人による砦があったという。現在残る城はその多くが14世紀に建てられたもので中世の城としては保存状態が良い。
外から見ると小ぢんまりした城だ。ロードタワー(The Lord's tower)の城門(Castle Gateway)への小径が旅情を誘う(写真下左)。
城門を潜ると中庭(courtyard)が広がり、中央に井戸が残っている。中庭の北面に2本のタワーがある。左がキッチンタワーで右がロードタワーだ。 2階に上がる階段が外にもあるのが面白い構造だ(写真下左から2枚目)。写真に見える建物が5角形の城壁の2面を埋めるだけで、残り3面は城壁が囲むだけだ。
1階はすべて収納庫だったようだ。キッチンタワーの2階全面がキッチンだ(写真下右から2枚目)。その広さに驚く。その並びが大ホール(The Great Hall)だ。 このホールも広く採光が良く明るい。天井は高く美しいデザインだが、これは18世紀に復旧されたものだ(写真下右)。      

Doune Castle Doune Castle Doune Castle Doune Castle

ロードホール(The Lord's Hall)の壁にあった獅子と一角獣の紋章はイギリス王室の大紋章と良く似ているが、獅子と一角獣の位置が反対になっている。 他にも異なる点があるから古い紋章だろうと推測する(写真下左)。
この城は王室の所有となり狩猟小屋(royal hunting lodge)として使われたというが、大ホールとThe Lord's Hallの他にはキッチンと収納庫しかないのだ。 大きな宴会が催されたことだろうに客や使用人はどこに起居したのだろう。
下の右2枚の写真は屋根からのドゥーン村の眺めだ。豊かな森に包まれ静かな佇まいだ。また、この城は1975年の映画「モンティーパイソンと聖杯」 (Monty Python and the Holy Grail)のロケ地となり、今も尚ファンが訪れるという。

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Information
 Address  Castle Road, Doune, Stirling, FK16 6EA
 Telephone  01786 841742
 Web Site  Doune Castle

オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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