The Dunmore Pineapple ダンモア・パイナップル
The Dunmore Pineapple ダンモア・パイナップル
ダンモア・パイナップルは名前の通り、見た通り、パイナップルの形をしたパビリオンだ(写真下右)。
第4代ダンモア伯爵が妻スーザンの誕生日のお祝いとして1761年に建てたと言われる。ガーデンを見るためのパビリオンだ。何とも豪勢なことだ。
パイナップルは15世紀末にカリブ海で発見され、ヨーロッパに渡ったが、18世紀頃には力と富ともてなしのシンボルであった。そのパイナップルを育てるための温室でもあったようだ。
パイナップルの塔の下の平屋の部分の壁は空洞で、ここに熱気を循環させて暖房したのだ。屋根に壺の飾りがあるが、これが煙突なのだ。今は漆喰で塞がれている壁も、
かつてはガラス窓で採光していたようだ。
パイナップルの高さは14mで、窓もドアーも壁の曲線に合わせカーブして造られ、パイナップルの葉っぱの部分の排水も水が溜まって氷ったりしないよう、
各々に排水される設計されているという拘りようだ。とんでもない発想だと呆れる。
この建物を評してBritish follies(英国の無用な建物)と紹介するサイトや
weird and wonderful houses from around the globe(世界の不思議な家)
と紹介するサイトもある。心の遊びだろう。楽しくなってくる。
パーキングからパイナップルの前庭に入る時、幼児4人と犬を連れた元気な肝っ玉母さんに声をかけられる。「パイナップルを見に来たの?」、「イエス」、
「それはいいわ。楽しんでね」と。子供が4人とも男の子に見えたので、聞いてみるとベビーカーの赤ちゃんは女の子で4カ月だと言う。
お兄ちゃんのお下がりを着ていたから間違えてしまった。「アイムソーリー。我が家の孫娘も同い年だよ」、「可愛いでしょうね」、「イエス」。
Address | Near Airth, Falkirk Central FK2 8LU |
Telephone | 08444 932132 |
Web Site | The Dunmore Pineapple |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。