Floors Castle Garden フロア城
今日はスコティッシュボーダーを一巡りする。5年前に強いインパクトを受けたビアダクトやアベーの廃墟がお目当てだ。
A697からA698の景色の良いカントリーサイド・ドライブを楽しんでスコティッシュボーダーの中心的な街ケルソ(Kelso)に到着。
先ずはフロア城を訪ねる。大きなお城だ。城というより瀟洒なカントリーハウスといった風情だ。1720年に建てられたらしい。
車をとめたものの余りに広大で入口が分からない。エステートの職員らしきスーツ姿の素敵な長身の美人に尋ねると
「オープンは11時からよ。向こうにティールームがあるから、そこで待ったら」との返事だ。
調査リストでは10時からのはずだが、リサーチに抜かりがあったようだ。後回しにしよう。
再びフロア城を訪れる。お城の正面の階段を上り、重々しいドアーを開けると制服のスーツ姿の女性スタッフの何人かがこちらを見つめる。一瞬躊躇する。
どうやらツアーのガイド達のようだ。「フラワー・ガーデンはあるか」と尋ねると「それならガーデンセンターへ行きなさい」と場所を教えてくれる。
ガーデンセンターへは車で移動するほどの広さだ。センターの売り場の奥は広大なウォールドガーデンでボーダーが何列も並んでいるが、今はまだ花が少ない。
見本園の機能を持っているから手入れは完ぺきだ。
ショップで永年探し求めていた日時計のヘッドが各種置いてあった。さんざん迷った末、 天球儀型(アーミラリー型)の物を選び、店員に求めると、「現品しかない」と言う。
「それで良い」と伝えると、何んとも心許ない小さなドライバーを持ってきて外そうとするが空回りするばかりだ。黙って見ていられなくてドライバーを奪い取りチャレンジするが、
うまく行かない。「店員は他の物ではだめか?」と言いだす。こうなったら、何としても持ち帰らねばならぬ。「ラジオペンチはないか?」と言うと持ってきた。
これでネジの頭を挟み少しずつ緩めていく。狭いスペースで指を痛めつつも執念で外す。
その間、妻は花の種を探し求めていた。これまで見たガーデンで仕込んだ知識を頼りに探したが、なかなか見つからないようだ。例年の定番の種など十種ほどゲットした。
合わせて会計した。奮闘したので少しはサービスがあるかと思ったが、定価通りだった。そんなに甘くはない、しかし、陽だまりにまた一つフォーカルポイントが増えるだろう。
Address | Kelso, Scottish Borders, Scotland, TD5 7SF |
Telephone | 01573 223333 |
Web Site | Floors Castle Garden |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
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