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Glamis Castle Garden  グラミス城
               2010年6月1日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

グラミス城はクィーンマザーの生まれ育った城として有名で、エリザベス女王が幼少期に遊び、マーガレット王女が生まれたお城だ。 14世紀からストラスモア伯爵(Earls of Strathmore)家の居城として世代ごとに変化を重ね今に続いている。 1562年にはメアリー・スコットランド女王(Mary Queen of Scots)も訪れているという。 この城はスコットランド紙幣のデザインになっているほどスコットランドを代表する城なのだ。
Queen Mother Memorial Gates(写真下左)を通過してオークの並木路を1km余り走り、ようやく三角屋根のロマンチックなお城が見えた。城の裏のパーキングに車を止めお城に入る。 何となく成り行きで10人足らずのガイドツアーに参加してしまった。城内の沢山の部屋には素晴らしい絵画や家具、食器、タペストリーなどが飾られている。 とりわけ、Victorian Dining RoomやThe Great Hallは素晴らしい展示がなされている。 天井まで贅の限りを尽くしている。言葉は分からないが、それなりに楽しめた。

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お城の前の1893年に造られたオランダ・ガーデン(Dutch Garden)は残念ながら非公開だが、1910年に造られたというイタリアン・ガーデン(The Italian Garden)は公開だ。
城の前面に広がる芝のグランドの中のEast Towerを回り込んでイタリアン・ガーデンに到着する。イチイのヘッジで囲まれた2エーカー(8000u)の長方形の庭だ。 一辺が両脇にガゼボを配した一段高いテラスになっている(写真下左)。その中央に、座るのが憚られるような荘重なベンチがある(写真下左から2枚目)。 そこから見下ろしたのが、上の右から2枚目のフォーマルガーデンだ。扇方のデザインが斬新だ。季節ともなればヘッジの中の草花が彩りを添えるのだろうが、今は少し寂しい。 しかし、オーナメント一つの配置にしても、厚いヘッジに囲まれ、その重々しさが堪らない(写真上右)。
イタリアン・ガーデンからお城を眺める(写真下右から2枚目)。ガーデンは建物との対比の中で映えるものだと実感する。
写真上右から2枚目の真ん中正面や上右の写真の右に見えるのが、皇太后の80回目の誕生日を祝い造られたブナノキの並木だ。

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その並木の下の眺めが下左の写真だ。イギリスではこの手法は良く見かけるが、管理が難しいことだろう。ちょっと真似できない。
幾多のオーナメントもスケールが違う。噴水(写真下左から2枚目)もどっしりと重厚だ。城の前庭の芝生の中に見られたサンダイアルは(写真下右)、 1671年にたてられたもので、高さ7mで84個もの日時計が組み込まれている。

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イタリアン・ガーデンを出ると両脇を分厚いイチイの生け垣で挟まれたロングウォークだ。左、お城の方へは侵入禁止だ(写真2つ上の右)。 右に進むと"The Memorial to HRH Princess Margaret"のモニュメントがある(写真下左)。実にエレガントだ。2006年に造られたという。 こうした歴史あるガーデンも、日々見直され、進化していることを知ると嬉しくなる。
そのモニュメントを越えると松林(Pinetum)を通って4エーカー(16000u)もあるという"brick-walled kitchen garden"に至る。 ディーン川(River Deen)に架かる橋の先にお洒落なゲートが見える(写真下左から2枚目)。 期待して鉄の門扉を開けて入ったが、復旧中ということで一目見て引き返す。グラスハウスだけが目につく(写真下右から2枚目)。
帰路の城の裏の牧草地には保護種のハイランドカトルがのんびりと草を食んでいる(写真下右)。アカリスも生息していると聞いたが、見られなかった。
この城はシェイクスピアの”マクベス”の舞台としても知られてる。

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Information
 Address  Glamis, Forfar, Angus, Scotland, DD8 1RJ
 Telephone  01307 840393
 Web Site  Glamis Castle Garden

オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

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