2010年の旅 エジンバラ編

花花

第12日 6月1日(火) 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
今日の行程        Kirklands --- The National Wallace Monument --- Glendoick Gardens --- Claypotts Castle --- Glamis Castle Garden ---
                          Pitmuies Garden --- Restenneth Priory --- Aberlemno Sculptured --- Tigh Na Leigh
今日の走行距離      237km
今日の万歩計       14,400歩

Kirklands House  カークランズ・ハウス

Kirklands House

今朝も変わらずフルスコティッシュ・ブレックファーストをいただく。
同席はお喋りオランダ人ご夫妻だ。ご夫妻も今日が出立で「ミッドランド方面に南下する」という。
お住まいを訊ねると「アムステルダムから400マイルの国の外れの街で人口密度世界第2位の街だ」と聞き取ったのだが、帰国後調べてみると、国土の狭いオランダでは、 アムステルダムから400マイルといったら外国になってしまうし、人口密度についても「人口密度の高い都市トップ20」(米誌フォーブス)によればオランダの都市は入っていない。 どうやら、こちらの聞き違いのようだ。お喋りにお付き合いするのも骨が折れる。
(因みに、人口密度の高い都市1位はインドのムンバイ、2位もインドでカルカッタ、3位はパキスタンのカラチとなっている。日本の都市もトップ20には入っていない。)
GillとPeterに別れを告げ出発。次のB&Bは直線距離なら北へわずか60kmなのだ。

The National Wallace Monument  ウォレス・モニュメント

29日にタッチの差で入場できなかったウォレス・モニュメントにどうしても登りたくて、 今朝の一番に組み込んだでやってきた。先客が2組並んでいた。直ぐ後に高校生らしき団体がコーチで到着した。騒がしいこと。
前の2組に続き入場し、Abbey Craigという丘を登る。前の2組を追い抜き、一番乗りを目指していたが、後ろからやってきた高校生にどんどん追い抜かれてしまった。 「やれ口惜しや」と息を切らして辿り着いてみると、高校生は全員集合の後、レクチャーか何かがあるようで外で並んで待っている。「しめしめ今の内に」と一番乗りを果たす。
このモニュメントは、この旅日記でも既にしばしば登場のウイリアムス・ウォレス(William Wallace)を称えて1869年に建てられたもので、 3万トン以上の石が使われたといい、国民的英雄にふさわしい重厚なタワーだ。 ウォレスは1297年のスターリング・ブリッジの戦い(The Battle of Stirling Bridge)でKing Edward I of Englandを破りスコットランドの独立を勝ち得、国民的英雄となったのだ。

Wallace Monument Wallace Monument Wallace Monument Wallace Monument Wallace Monument

狭い螺旋階段で246段を一気に登ると屋上に出る。写真では霧に霞んでいるが、肉眼には素晴らしいパノラマだ。モニュメントの高さは220フィート(67m)だが、 丘の上に建っているので素晴らしい見晴らしだ。スターリング城もかすかに霞んで見える(写真下左2枚)。眼下を大きく蛇行して流れる川はフォース川 (River Forth)だ(写真下左)。見事な蛇行ぶりに彼岸花の巾着田を思い出す。晴れていればさぞかし遠くまで見張らせるだろうが、致し方なし。
見上げるとクラウン尖塔が華麗にして荘重だ(写真上中、下右から2枚目)。気持ちは興奮しているが、時間が経つと霧まじりの冷たい風は堪える。 次のお客さんが来たところで降りることにする。

Wallace Monument Wallace Monument Wallace Monument Wallace Monument

屋上が5階に当たり、途中の2、3、4階には色々な展示がある。3階部分が英雄の部屋(Hall of the Heroes)といい、ウォレス以外のスコットランドの著名人16名の大理石の胸像が展示してある。 当然のことKing Robert the Bruce(写真下左)とSir Walter Scott(写真下左から2枚目)の胸像はステンドグラスの下に鎮座している。スコットランド3大英雄が揃った。 他に何をした人か分かるのは、電力を表す単位の”ワット”でお馴染みのJames Watt(写真下中)だけなのは勉強不足と反省(猿でも出来る)。
他の13人は、Sir David Brewster、George Buchanan、Robert Burns、Thomas Carlyle、Thomas Chalmers、William Ewart Gladstone、John Knox、David Livingstone、 Hugh Miller、William Murdock、Allan Ramsay、Adam Smith、Robert Tannahillだ。他にお客さんがいないので全てを写真に収めたが、ここでは割愛する。 ご興味があれば"Places to Visit in Scotlandへ。
さて、肝心なウォレスは何処にと外に出てタワーを見上げると、タワーの角っこで剣を降り上げているのがウォレスのブロンズ像だ。 そんな角っこに登らなくてもと思うが、勝利したStirling Bridgeを見下ろし、今尚イングランドに立ち向かっている姿にも見えるし、あるいは、 スターリング城のKing Robert the Bruce像へ勝ち鬨を伝えているのかもしれない。いずれにしても、スコットランド人を喜ばせるのだろう。

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Glendoick Gardens  グレンドイック・ガーデン

グレンドイック・ガーデンは 3代に亘る当主がプランツハンターを中国やヒマラヤに送り集めた植物のコレクションがあると聞き訪れた。
ナビ子ちゃんの案内は、とんでもない悪路に入り込んだ。これは変だと引き返し、入口にあったガーデンセンターに寄る。"Garden Centre of the Year 2009" に選ばれたのがうなづけるスケールだが、我々の求めるオーナメントは見つからない。陽だまり用の花の種を幾つか求める。
店員にガーデンの場所を訊ねると、ここでチケットを求め、さっき通った悪路をそのまま進めば良いと言う。悪路を1km程進むとグレンドイック・ハウスが現れた。
ガーデンマップはおろか、パンフレットもない。パーキングの両サイドともレンガの塀だ。取り敢えずハウスのある方の鉄製の門扉を開けようとしたが開かない。 少し離れたところの木の扉を押すと開いた。いきなり素晴らしいシャクナゲが目に飛び込む(写真下左 石楠花と書くよりシャクナゲが相応しい)。 ここのヒマラヤンポピーは紫色だ。お館を覆う藤とクレマチスも圧巻だ。お館と思ったのは別館か? その先にさらに大きなお館が現れた(写真下右)。

Glendoick Gardens Glendoick Gardens Glendoick Gardens Glendoick Gardens

お館を囲む芝の広場にも素晴らしく鮮やかな色合いのシャクナゲが植栽されている。満足して木戸を出ると。"Walled Garden"の小さな案内板を見つける。 喜び勇んで入ってみたが、がっかりだ。実験農場のような趣で、色気も花気もない。
帰国して調べてみると、シャクナゲ(Rhododendron)の愛好家にとっては、かなり有名なナーサリーらしい。ホームページに手書きのガーデンマップが載っている。 奥の方にはウッドランドやナーサリーがあったようだ。素晴らしいシャクナゲが見られたことで良しとしよう。これも一つのガーデンだ。

Glendoick Gardens Glendoick Gardens Glendoick Gardens Glendoick Gardens

Claypotts Castle  クレイポッツ城

北上するとダンディー(Dundee)の街を通過する。”ダンディー”いえば”服装や振る舞いが洗練されている男”を連想し、「かくありたい」と思う。 が、そちらのダンディは"dandy"と記すようで、街とは関係ない。とはいえ、素通りすることもない。何か見るべきものはないかと調べてみると クレイポッツ城 が見つかった。
訪れると、住宅街の一角の緑の芝の広場にぽつんと立っていた。ヒストリック スコットランドの管理で、中に入りたい人は事前に連絡が必要だ。 16世紀の典型的なお城のデザインでZプラン(z-plan)と呼ばれ、アルファベットの”Z”の形になっているのだという。円塔の上部が長方形という変わったデザインだ。 それにしても、お城というには少々小さすぎる。こういうものが、住宅街の一角に何気なく立っているのがイギリスらしい。
城のすぐ隣の民家の庭も変わっている。グラベル(砂利)・ガーデンなのだが、コニファーやホスタを主体とした植栽がユニークだ(写真下右から2枚目)。 城の柵と歩道の間に植え込みの中に、木立性のキングサリが見られる。随分太い幹になっている(写真下右)。

Claypotts Castle Claypotts Castle Claypotts Castle Claypotts Castle

Glamis Castle Garden  グラミス城

グラミス城はクィーンマザーの生まれ育った城として有名で、エリザベス女王が幼少期に遊び、 マーガレット王女が生まれたお城だ。14世紀からストラスモア伯爵(Earls of Strathmore)家の居城として世代ごとに変化を重ね今に続いている。 1562年にはメアリー・スコットランド女王(Mary Queen of Scots)も訪れているという。 この城はスコットランド紙幣のデザインになっているほどスコットランドを代表する城なのだ。
Queen Mother Memorial Gates(写真下左)を通過してオークの並木路を1km余り走り、ようやく三角屋根のロマンチックなお城が見えた。城の裏のパーキングに車を止めお城に入る。 何となく成り行きで10人足らずのガイドツアーに参加してしまった。城内の沢山の部屋には素晴らしい絵画や家具、食器、タペストリーなどが飾られている。 とりわけ、Victorian Dining RoomやThe Great Hallは素晴らしい展示がなされている。 天井まで贅の限りを尽くしている。言葉は分からないが、それなりに楽しめた。

Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle

お城の前の1893年に造られたオランダ・ガーデン(Dutch Garden)は残念ながら非公開だが、1910年に造られたというイタリアン・ガーデン(The Italian Garden)は公開だ。
城の前面に広がる芝のグランドの中のEast Towerを回り込んでイタリアン・ガーデンに到着する。イチイのヘッジで囲まれた2エーカー(8000u)の長方形の庭だ。 一辺が両脇にガゼボを配した一段高いテラスになっている(写真下左)。その中央に、座るのが憚られるような荘重なベンチがある(写真下左から2枚目)。 そこから見下ろしたのが、上の右から2枚目のフォーマルガーデンだ。扇方のデザインが斬新だ。季節ともなればヘッジの中の草花が彩りを添えるのだろうが、今は少し寂しい。 しかし、オーナメント一つの配置にしても、厚いヘッジに囲まれ、その重々しさが堪らない(写真上右)。
イタリアン・ガーデンからお城を眺める(写真下右から2枚目)。ガーデンは建物との対比の中で映えるものだと実感する。
写真上右から2枚目の真ん中正面や上右の写真の右に見えるのが、皇太后の80回目の誕生日を祝い造られたブナノキの並木だ。

Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle

その並木の下の眺めが下左の写真だ。イギリスではこの手法は良く見かけるが、管理が難しいことだろう。ちょっと真似できない。
幾多のオーナメントもスケールが違う。噴水(写真下左から2枚目)もどっしりと重厚だ。城の前庭の芝生の中に見られたサンダイアルは(写真下右)、 1671年にたてられたもので、高さ7mで84個もの日時計が組み込まれている。

Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle

イタリアン・ガーデンを出ると両脇を分厚いイチイの生け垣で挟まれたロングウォークだ。左、お城の方へは侵入禁止だ(写真2つ上の右)。 右に進むと"The Memorial to HRH Princess Margaret"のモニュメントがある(写真下左)。実にエレガントだ。2006年に造られたという。 こうした歴史あるガーデンも、日々見直され、進化していることを知ると嬉しくなる。
そのモニュメントを越えると松林(Pinetum)を通って4エーカー(16000u)もあるという"brick-walled kitchen garden"に至る。 ディーン川(River Deen)に架かる橋の先にお洒落なゲートが見える(写真下左から2枚目)。 期待して鉄の門扉を開けて入ったが、復旧中ということで一目見て引き返す。グラスハウスだけが目につく(写真下右から2枚目)。
帰路の城の裏の牧草地には保護種のハイランドカトルがのんびりと草を食んでいる(写真下右)。アカリスも生息していると聞いたが、見られなかった。
この城はシェイクスピアの”マクベス”の舞台としても知られてる。

Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle Glamis Castle

Pitmuies Garden  ピットマイーズ・ガーデン

ピットマイーズ・ガーデンはガーデン・スキーム(Scotland’s Gardens Scheme)のガーデンだが、 3月から10月までオープンしている。ホームページ他の写真を見て必ず訪問しようと決めてきた。
道路脇の納屋の前のパーキングスペースに車を置き歩く。趣あるコテージ(写真下左)の向かい側の入口にはオネスト・ボックスと立派なリーフレットが置いてある。 アドミッション・フィーを投入し入場する。
最初はキッチン・ガーデン(The Kitchen Garden)だ。まだ作物も少なく、少し寂しい庭だが、満開の優しい色のネモフィラには驚いた。(写真下中2枚)。 続いてサマー・ボーダー(The Summer Borders)だ(写真下右)。銀葉の洋梨のアーチ、赤葉のチェリープラムの生け垣は始めて見るデザインだ。 中心にはサンダイアルがフォーカルポイントとして置かれている。こちらもまだ花の時期には早いようだ。

Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden

白壁の瀟洒なカントリーハウスは18世紀の建物だ。白い屋根、白いフレームのサンルームではフクシアが天井まで覆って可愛い花を垂れている。 ハウスのテラスとローズガーデン(The Rose Garden)の境には真っ白なセラスチウムが溢れるように咲いている。この花は葉がシルバーだから、白が映える。 何ともロマンチックだ。ヘッドガーデナーの色彩計画もソフトな色遣いと推測される。

Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden

ハウスのテラスから1ステップを下りた1段目のローズガーデン・テラスは芝の広場に円形にバラが植え込み、であるが、まだまだ蕾が固い。
2段目のテラスは睡蓮が浮かび、金魚が泳ぐ池があり、周りにバラを植えてある。(写真下中2枚)。バラの花はなくとも整備された美しい庭は十分見応えがある。 サマー・ボーダーの中央のサンダイアルに至るパスも繋がっている。
3段目は真ん中の円形ベッドには草花を植栽し、周囲にバラのベッドを配してある(写真上左から2枚目)。 花は咲いていないが、優しい色のバラだろうと想像する。ここはバラの季節にもう一度訪ねるべきガーデンだ。
写真下左は3段目のテラスにあったバラとクレマチスが絡むアーチとベンチだ。右はサンルームのフクシアだ。

Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden

ローズガーデン・テラスの西側にロングボーダーが走る(写真下左3枚)。西風避けのイチイの生け垣、芝の通路、ローズガーデンとの仕切りのトレリスの直線に対し、 両脇のボーダーの草花のこんもりと丸みを帯びた姿が良い。中にアイリスのようにとがった細葉も面白い。色はブルーとイエローの取り合わせだろう。 植栽はデルフィニウム、ジゴキシン、タチアオイ、カンパニュラ、エリンジウムなどなどだ。

Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden

2段目のローズガーデン・テラスからサンダイアルを経てサマー・ボーダーを横切ると元テニスコートだったという広大な芝の広場に出る。 周囲を低い樹木や灌木で囲まれ、木の根元にはビオラやホスタなどが見られる。真ん中に円形の植え込みがあり、金葉の楡の木(Golden Elm)を中心にアカンサス(Acanthus)や フォックステール・リリー(Foxtail Lilies 楡に木の横の背の高い白い花)などが植えられている(写真下左)。
1922年に日本で収集した種から育てた巨大なユリも植栽されているというが、今はまだ花が見られない。

Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden

屋敷の南に2本の小川が流れており、挟まれた地域が散策道になっている。巨大なヒイラギやモンキーパズル、ユリノキ、カエデなどの木々が見られる。
様々なモニュメントが見られる。写真2つ上の右の建物が散策路の中に立っている。1643年に出来た鳩小屋(Doo'cot)だ。2つの塔が印象に残る。 更に進むと素朴なガゼボ(写真下右)、一番奥まった場所に小さなキューピッドの像がある。弓矢と奮闘している図だという(写真下右から2枚目)。
写真下左はボーダーガーデンの外れにあった女性像。左から2、3枚目はサマー・ボーダーの中心のサンダイアルだ。

Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden Pitmuies Garden

写真下左から、サンルームのフクシアの下で。花の季節にはさぞかし立体感が増すだろうボーダー。ハウス横のラティスもクレマチスもベンチも白で統一。 散策路のブルー、ピンク、白のシラー。ボーダーで見られたボタン。
これだけのガーデンを長期間美しく管理してオープンガーデンとする努力に敬意と感謝を送り、またいつの日かの再訪を誓う。

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Restenneth Priory

8世紀にピクトの帝王によって建てられた教会が起源だという説もあるが、記録に残っているのは12世紀からだという。 14世紀にはロバート・ザ・ブルース王(King Robert the Bruce)が修道院のパトロンとなり再建に貢献し、2歳で亡くなった王の息子がここに埋葬されているという。 現在残っている廃墟はその時代のものらしい。
そんな歴史的な遺跡だが、入場フリーなのだ。ヒストリック・スコットランドの管理だが、ホームページでも調査中のプロパティーという扱いで情報は何も載っていない。 タワーは、かなりしっかり保存されている。タワーの壁に斜めに入っている溝はどんな意味があるのだろう。面により異なった形の溝が入っているのだ。ロマンだ。

Restenneth Priory Restenneth Priory Restenneth Priory Restenneth Priory

Aberlemno Sculptured Stones

フォーファー(Forfar)の街から西へ7kmほどにアバレムノ(Aberlemno)という小さな村がある。そこに Aberlemno Sculptured Stones と呼ばれる彫刻が施された石が幾つかあるという。ストーンヘンジ(Stonehenge)に代表されるイギリスの石の遺跡が好きだ。背筋がゾクゾク、胸がザワザワし、 古代の人々のメッセージが伝わってくるような厳粛な思いになる。
その位置については正確な情報は得られなかったが、村に入るとヒストリック・スコットランドの案内標識があり直ぐに見つかった。
1つ目は教会の墓地の中にあった。2mを越す高さで、下部が1.3m、上部が1m位の将棋の駒の形をしている(写真下左2枚)。表にはケルト十字(Celtic Cross)が刻まれている。 十字の中には様々なケルト紋様が彫られ、十字の脇には動物をデザインしたものが彫られている。十字の交点の4つの穴のうち一つが貫通しているのが特徴的だ。 裏側の上部はケルト紋様、下部には戦争の模様を示す絵柄だ。馬に乗る騎士が5人、武器を持った歩兵が3人、そして、倒れている兵士が1人の9人が彫られている。 騎士にもヘルメットを被っている者といない者がいる。身分の違いなのだろう。風化が激しいので室内に移そうとしたが、地元の反対でそのままにしているという。それが良い。
もう一つも直ぐに見つかった。道端の小さなスペースに後ろのめりに危なっかしく立っている。3mはあろうかという大きな石だ(写真下右3枚)。 表は教会の物に良く似たケルト十字が刻まれているが風化が激しい。裏側はハンティングの様子を彫ってある。
新しい調査で共に9世紀中頃の物と判明したという。風化から守るため冬季は箱をかぶせて保護しているそうだ。
他にもあるはずだが、小さな村の中を走り回ってみたが案内標識もなく、案内を乞う人とも出会えず断念する。

Aberlemno Sculptured Aberlemno Sculptured Aberlemno Sculptured Aberlemno Sculptured Aberlemno Sculptured

Hotel Lands of Royal  ホテル・ランズ・オブ・ロイヤル

B&Bのお薦めでホテル・ランズ・オブ・ロイヤルにやってきた。街を見下ろす高台にあるホテルだ。
外から見るとカントリーハウスといったところだが、中に入って驚いた。ロビーは広々して2階吹き抜けで、大きな暖炉と広い階段が素敵な雰囲気だ。
火の入った暖炉前のソファーで食前酒をいただきながらメニューを選び、準備ができるとレストランに案内される。優雅なものだ。

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選んだメニューはスターターが ・ Classic prawn Marie Rose with confit tomato and rocket salad と ・ Asparagus poched hens egg
メインが ・ Pan fried salmon with confit garlic mushroom and french style peas と ・ Chicken Dalontine with wedges onion and wild garlic and fondent potato
ホテルは16室と小さいので、レストランも10席程の小ぢんまりしたものだ。泊まり客と思われる方5、6組がディナーを楽しんでいる。アットホームな雰囲気だ。 料理の写真を撮っていると(勿論ボーイに確認し、隣の客の了解を取って)、笑って見ていた隣の客が「お撮りしましょう」と声を掛けてくれる。

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Tigh Na Leigh  タイ・ナ・リー

Tigh Na Leigh

今宵から3泊のB&Bタイ・ナ・リーのホステスBettinaは笑顔の素敵な肝っ玉母さんの雰囲気だ。ホストのChrisは静かなタイプだ。 B&Bにはこの組み合わせが多い。それが居心地の良い雰囲気を作っているのかもしれない。
ここはディナーも自慢のB&Bなのでまだ食事をしている客がいるダイニングルームを通りぬけてガーデンに案内される。 Bettinaがデザイン・コンセプトを一生懸命に説明してくれる。さすがに”庭師の国”だ。発想が壮大だ。
花の名前など訊ねるとBettinaからもRHSの「A‐Z Encyclopedia of GARDEN PLANTS」を薦められる。わざわざ妻のメモ帳に発行元、本の名前、編集者名と共に "over 15,000 plants 6,000 photographs"と書きこんでくれた。帰国後直ぐに求めたことは既に述べた通りだ。
見事に巨輪のポピーに感嘆していたら、無造作に3輪ほど手折ってプレゼントしてくれた。滞在中部屋に飾った楽しんだ。
シッティングルームに戻りシングルモルトをいただきながらしばし歓談する。シングルモルトをサービスしてくれたのは、レストランへ行く前に、 「ナイトキャップが切れてしまったので、酒屋はどこか」と訊ねると「シングルモルトならスコットランド最小の蒸留所を紹介するから明日そこで求めなさい」と言い、 「今夜の分は、そこの10年物で良ければサービスする」ということになっていたのだ。遠慮なくご馳走になる。お蔭さまでよく眠れた。

 

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