Kildrummy Castle Garden キルドラミー・カッスル・ガーデン
"Kildrummy Castle"で検索すると、"Kildrummy Castle Garden"と"Kildrummy Castle Hotel"がごちゃまぜで出てくるが、それぞれ別個なものだ。
キルドラミー・カッスル・ガーデンが良さそうだ。
カッスル・ガーデンはお城の廃墟の北側の峡谷にある。12世紀にお城のための石を切り出した採石場に1900年以降に造られたガーデンだ。
峡谷を巡る散策路で何げなく見上げると木の間隠れに廃墟が見えた時には一瞬ドキッとした(写真下左)。
峡谷だから小川が流れており、幾つかの池が築かれている。水生植物が豊富で、陽だまりに池を造る予定があるから足が止まる。
段差があって水音が聞こえるのも良いものだ。
樹木の植栽も素晴らしい。樹木のカラーの見本市と言えるほどだ(写真下右)。樹高、樹の形、葉の色、葉の形、葉の質感、幹の色、
常緑樹と落葉樹などこれ以上ない組み合わせだ。
草花も色々咲いている。ヒマラヤンポピーのブルーの爽やかさはいつ見ても虜にしてくれる。黒紫のフリチラリアと青いシラーの饗宴も楽しい。
オレンジ色はくりん草か? いずれも伸び伸びとしている。
見たことがない大きな銅葉の草本が爽快なほどに伸びている。育てて見たい。すぐ隣のメイプルの若葉色も目に鮮やかだ。その対比が素晴らしい。
池に架かる重厚な橋はアバディーンにある13世紀に出来た有名な橋"brig o' Balgownie"のコピーなのだ。
池や滝は日本の影響を受けているとパンフレットに記載されている。写真下中3枚の写真から峡谷の段差を上手に利用しているのが分かる。
陽だまりにない段差と水のある風景にただただ溜息だ。
いつの時代の物か、石製の古いチーズプレス機が展示されている。
ガーデン内のコテージがミュージアムになっており、中世のものと思われる道具類が展示されている。用途の分からない道具が多いが、興味深い。
全てが磨き上げられ、埃一つかぶっていない。ガーデン同様メンテナンスの良さが心地よい。
林の中の石の円柱が並んで立っているモニュメントも意味不明だ。新しいものではないようだ。静かな心安らぐガーデンだ。
Address | Alford, Dunblane, Aberdeenshire AB33 8RA |
Telephone | 01975 571203 |
Web Site | Kildrummy Castle Garden |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。