Kilmartin Glen キルマーティン・グレン
キルマーティンの村の南西に広がる牧草地がキルマーティン・グレンと呼ばれる地域で地図を見ると"Cup & Ring Marked Rock"、"Cairn"、"Stone Circle"、
"Standing Stone"などの遺跡がぞろぞろ表示されている。その数は350といわれ、そのうち150は有史以前のものだという。
キルマーティンの村から1km余り南下しB8025に入ると直ぐにカーパークがある。カーパークの反対側の小川の木橋を渡ると
5つのスタンディング・ストーン(Standing Stone)がアルファベットのXの形で立っている。"Lady Glassary Wood"だ。
石の高さはそれぞれ2.7mほどだ。Xの交点に立つ石の表面には幾つもの穴が掘られている(Cup Marked Rock 写真下中2枚)。
他にも幾つかの小さな石が転がっている。今日は羊の姿がない。どこかに遠足中か。人の姿もない。静かさを越え震えを感じるくらいだ。
幾つかの遺跡を巡るフットパスが完備されている。最初に現れたのは"Temple Wood"というStone Circleだ。南北に2つあり、南のサークル
(The southern circle 写真下左)は石を積み上げたケルン(Cairn)の中に直径12mのストーンサークルがあるという変わったものだ。
サークルの石は現在13個だが当初は22個あっただろうという。紀元前3000年の青銅器時代のものだという。
北のサークル(The northern circle 写真下左から2枚目)はより小ぶりの丸い石のケルンの中心と端の2ヶ所に大きな石が鎮座しているシンプルなものだ。
Temple Woodから数百メートル先に見えているのが"Nether Largie Cairns"だ(写真下右2枚)。Nether Largie Cairnsには3つのケルンがあり、
最も南に位置するNether Largie Southだ。新石器時代紀元前4000年頃のものだという。 直径 およそ40m、高さ4mくらいの大きなものだ。
管理する人も訪れる人もいない。小さな入口から中に入れそうだが、畏ろしくまたしても震えを感じる。
Address | Kilmartin, Argyll, PA31 8RQ |
Telephone | - |
Web Site | Kilmartin Glen |
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