ガーデン ご紹介

花花

Leith Hall Garden  リースホール・ガーデン
               2010年6月4日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

ナショナル・トラスト・スコットランド(The National Trust for Scotland NTS)管理のリースホール・ガーデンは2度目の訪問だ。 5年前の訪問ではボーダーの素晴らしさに感嘆した。しかし、NTSの中でも訪問者数が少ない方なのだという。 その理由は"Castle"というマジック・ワードがないからなのだそうだ。
スコットランドにはカッスル・トレイル(Castle Trail)といって、お城を巡るルートが整備されているのだが、そのリストの中から選択する際、 "Castle"でなく"Hall"というのは不利なのかもしれない。それに、カッスル・トレイルの目的を館内の展示とする人が多いのだろうから、 ガーデンを目的とする私達とは判断基準が違うのだろう。お蔭で静かにガーデンを楽しむことができる。

Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden

リースホールは1650年にリース・ヘイ( Leith-Hay)ファミリーの居宅として建てられ、現在の姿になったのは1868年だという。1945年にNTSに寄贈されるまで ファミリーの居宅だったのだ。ホールと名乗っているが、立派でロマンチックな城館だ。
第1次世界大戦の間は仮設病院として500人以上の患者が収容されていたのだという。その所為か”出る”との噂もあるのだ。くわばら、くわばら。
緩やかな斜面に展開するガーデンは6エーカー(7000坪)あり、20世紀初頭の家主がデザインしたガーデンだ。壁や生け垣で仕切られたガーデンとボーダーからなる。 5年前に感動し、ボーダーガーデンのお手本として日頃のガーデニングに取り入れているボーダーは、まだ花が見られず少し寂しいが、季節が違えば、また違った顔を見せてくれる。

Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden

NTS管理になってからデザインし直したロックガーデンは水が流れ、ヒースやアルペン植物の植栽が厚い(写真下左)。しかし、こちらも花はまだない。 この時期咲いているのはシャクナゲ、シラー、ブルーポピー、サクラソウなど数少ない。野生で咲いているワイルド・ガーリック(写真上左)とブルーベル(写真下右)も美しい。
穏やかな陽射しの中、人に出会うこともなくのんびりと散策を楽しむ。

Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden Leith Hall Garden

Information
 Address  Kennethmont, Aberdeen, Aberdeenshire, AB54 4NQ
 Telephone  01464 831216
 Web Site  Leith Hall Garden

オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。

「旅行記」もご覧ください。

ご意見・ご感想・ご質問などご遠慮なくお寄せください。
book

home

花花