Leith Hall Garden リースホール・ガーデン
ナショナル・トラスト・スコットランド(The National Trust for Scotland NTS)管理のリースホール・ガーデンは2度目の訪問だ。
5年前の訪問ではボーダーの素晴らしさに感嘆した。しかし、NTSの中でも訪問者数が少ない方なのだという。
その理由は"Castle"というマジック・ワードがないからなのだそうだ。
スコットランドにはカッスル・トレイル(Castle Trail)といって、お城を巡るルートが整備されているのだが、そのリストの中から選択する際、
"Castle"でなく"Hall"というのは不利なのかもしれない。それに、カッスル・トレイルの目的を館内の展示とする人が多いのだろうから、
ガーデンを目的とする私達とは判断基準が違うのだろう。お蔭で静かにガーデンを楽しむことができる。
リースホールは1650年にリース・ヘイ( Leith-Hay)ファミリーの居宅として建てられ、現在の姿になったのは1868年だという。1945年にNTSに寄贈されるまで
ファミリーの居宅だったのだ。ホールと名乗っているが、立派でロマンチックな城館だ。
第1次世界大戦の間は仮設病院として500人以上の患者が収容されていたのだという。その所為か”出る”との噂もあるのだ。くわばら、くわばら。
緩やかな斜面に展開するガーデンは6エーカー(7000坪)あり、20世紀初頭の家主がデザインしたガーデンだ。壁や生け垣で仕切られたガーデンとボーダーからなる。
5年前に感動し、ボーダーガーデンのお手本として日頃のガーデニングに取り入れているボーダーは、まだ花が見られず少し寂しいが、季節が違えば、また違った顔を見せてくれる。
NTS管理になってからデザインし直したロックガーデンは水が流れ、ヒースやアルペン植物の植栽が厚い(写真下左)。しかし、こちらも花はまだない。
この時期咲いているのはシャクナゲ、シラー、ブルーポピー、サクラソウなど数少ない。野生で咲いているワイルド・ガーリック(写真上左)とブルーベル(写真下右)も美しい。
穏やかな陽射しの中、人に出会うこともなくのんびりと散策を楽しむ。
Address | Kennethmont, Aberdeen, Aberdeenshire, AB54 4NQ |
Telephone | 01464 831216 |
Web Site | Leith Hall Garden |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
Gardens Guideで確認ください。
「旅行記」もご覧ください。