Scone Palace スクーン宮殿
スクーン宮殿と表記した。"Scone"はクリームティーでお馴染みのスコーンと同じスペルだが、宮殿はスコットランド・アクセントでスクーンと発音するのだそうだ。
クリームティーのスコーンを発明した場所と思って訪問した人がいたとの笑い話がある。
スクーン宮殿は26日のエジンバラ城の項で述べた運命の石(即位式の石 The Stone of Destiny)が元はここにあったことで知られる。
別名スクーンの石(Stone of Scone)と呼ばれ、9世紀から1296年にエドワード1世によってロンドンに持ち去られるまで、スコットランド王の即位式に用いられたものだ。
この旅行記でも既に度々登場しているロバート・ザ・ブルース(Robert the Bruce)の即位式も1306年にここで行われたことがホームページに誇らしげに記載されている。
その運命の石のレプリカがムート・ヒル(Moot Hill)の礼拝堂(Chapel 写真下左から2枚目)の脇に置かれているらしいが、足元が濡れているのでパスする。
宮殿は16世紀の建物をマンスフィールド伯爵(Earls of Mansfield)によって1808年に改装されたものだ。その豪壮さに驚く(写真下左)。
その際宮殿のすぐ前に広がっていたスクーン村を3kmほど東に移転させたというから剛毅なものだ。その名残が村への出入り口であった16世紀に造られた豪壮なアーチ門(Archway)だ。
両側のタワーには銃眼(Gun Loops)が見られる。そして、アーチ門を出た右手に立っている古色蒼然たるクロス(Mercat Cross)が市場のマーケットクロスだったのだ(写真下右)。
その脇に小さなガーデンが見られた(写真下右から2枚目)。周りは良く整備されたウッドランドだ。
Address | Perth Scotland PH2 6BD |
Telephone | 01738 552300 |
Web Site | Scone Palace |
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