Threave Garden スリーヴ・ガーデン
今日の最初の訪問地はスリーヴ城だ。A711、A75と進むと標識も分かり易く30分で到着。しかし、パーキングの脇に無人の小屋が立っているだけ。
案内板には、城はここから徒歩で4分の3マイル先のフェリー乗り場から中州に渡らなければならないとのことだ。廃城をそこまでしてみる元気は残っていない。パス。
同じスリーヴでもガーデンは全く違う場所だ。A75に戻りB736を経て10分で到着。
スリーヴ・エステートは現在ナショナルトラストのプロパティーだが、
広さ1500エーカー(180万坪)にも及びスリーヴ城も敷地内に含むのだった。その一画に64エーカー(8万坪)のガーデンが広がっている。
ナショナルトラストの常でパーキングからレセプションのカントリーサイドセンター(countryside Centre 写真上左)までが遠い。
ガーデンのオリジナルは1872年にウイリアム・ゴードン(William Gordon)によってハウス(Threave House 写真上左から2枚目)が建てられた時に造られたものだが、
現在はナショナルトラストの園芸学校(School of Practical Gardening)が併設されており、その学生により開発されているのだという。
ナショナルトラストは古いガーデンを昔のままに維持する所と自ら育てたガーデナーにより逐次変えて行く所とがあるのだ。
最初に来たのはウォールドガーデンだ。1872年当初からあるガーデンで野菜や果物を収穫する為の
"Working Walled Garden"で1エーカー(1200坪)の広さだ(写真上右2枚、下左から2枚目)。当初通り作物は同じだが、温室は新しいものだ。
次は泥炭ガーデン(Peat Garden)だ。湿性・酸性で育つ植物を植栽しているのだが、立っている彫刻が"Descender ( Maternal Line )"
と名付けられているが、意味不明(写真上中)。
次に現れたのはロックガーデン(Rock Garden 写真下中2枚)、頂上から水が噴き出し滝となって池に注ぎ、岩には高山植物が植栽されている。
整形式庭園(Formal Garden 写真上右から2枚目)と銘打つガーデンがあるが、花は見られない。
森の中を散策して行くと秘密の園(Secret Garden 写真下左)がある。木橋を渡ったその先に3つのスレートでできた壺がある(Slate Pots 写真下右)。
学生が作ったものでコンクリートなどの繋ぎは使っていないのだとか。
オークの木で作った大きな松ぼっくりを中心に、さまざまな大きさ、形、葉色のコニファーを集めたコニファーガーデン(Conifer Garden 写真上左3枚)
も見応えがある。その多様さを再確認する。更にはフェザーガーデン(Feather Garden 写真上右)が現れた。見事に草花を排除したガーデンだ。
ハウスの裏側に回る(写真下左)。正面の小塔は"pepper pot "と呼ばれるらしい。言い得て妙だ。"Rose Garden"もあったが残念ながら花数が少ない。
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Address | Castle Douglas, Dumfries & Galloway DG7 1RX |
Telephone | 08444 932245 |
Web Site | Threave Garden |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
Gardens Finder
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