Wallington ウォーリントン
A696からB6342に入りウォーリントンの直前で幅員減少の標識が現れる。シングルトラックの太鼓橋があり、
見通しが効かないので"Sound Your Horn"との標識もある。ホーンを鳴らしてそろそろと渡る。欄干には彫刻が施された素晴らしい石橋だ。
これは写真に収めなけらばと空き地を探し車を止める。牧草地をベストアングルを求め突き進む。羊が闖入者を警戒して睨んでいる。蜂蜜色の砂岩の美しい橋だ。
1つのメインアーチと両サイドに"Flood Arches"と呼ばれる小さなアーチがある。1755年に造られたものだ。
ウォーリントンのゲイトは1754年に建てられた美しいドームと風見鶏のあるClock Towerになっている(写真下左)。
この写真はアーチの間にお館が見えるから外側から撮ったものだが、内側から見るとドーム下の丸い部分が時計で、短針(時針)のみという珍しい時計だ。
お館は1688年に建てられブラケット家(Blackett Family)からトレベリアン家(Trevelyan Family)へと受け継がれ、
1942年にナショナルトラストの所有となったものだ。時計塔もお館もコッツウォルズを彷彿させる美しい蜂蜜色の石だ。
お館を回り込んで南面のテラスに出る(写真上右から2枚目)。この旅はバラには少し早過ぎたが、最後に満開のバラが迎えてくれる(写真下)。 時刻は17時30分、ここは18時30分までオープンしているが、さすがにゲストも少なく静かなガーデンを一人占めだ。
テラスの前の日時計などのオーナメントも重厚だ。テラスの南と東に広大な芝の広場が広がりピクニックエリアとなっている(写真下左2枚)。
B6342がこの広場を横切っている。先程通り抜けた時に不思議なオーナメントがあったので行ってみる。頭と翼は鷲、胴はライオンの形をしている
グリフィン(griffin)と呼ばれる怪物の頭だけが4つ並んでいる(写真下右から2枚目)。奇妙なもので写真を撮るのも憚られる気がする。
B6342を渡った先に"East Wood and Walled Garden"があるようだが、B6342を渡るには迂回しなければならない。兎に角広いのだ。
East Woodは人影もなく寂しくさえなる。ようやく高い石壁に辿り着く。壁を潜るとテラスになっていて下にポンドガーデンがある(写真下左3枚)。
南に面する壁際には長い温室が連なり、その前もテラスになっている。良く手入れされたコンテナとボーダーが平行に走り陽光に輝いている(写真下左2枚)。
一画のベンチに人がいた。腕を組み瞑想しているようだ。「ハロー」と声を掛けたが返事がない。少々気味が悪い。
その先は通路が縦横に巡らされた広大な宿根ガーデンだ。ところどころにヘッジで仕切られたアウトドアルームもあり、どこまで回り切れたのかは不明だ。
旅の最終版、疲れてきているから余りの広大さを持て余す。1ヶ月の旅で沢山のガーデンを見てきたが、何と豊かな国だろう。
最後にとどめを刺された気分だ。「また来年も」と誓う。
Address | Cambo, Morpeth, Northumberland NE61 4AR |
Telephone | 01670 773600 |
Web Site | Wallington |
オープンの日・時間や入場料は Web Site あるいは
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