私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介
Church Hill House 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
Hosts | Susan and Richard |
Address | High Street, Wethersfield, Essex CM7 4BY |
Telephone | 01371 850342 |
E−Mail | BandB@churchhillhouse.co.uk |
Web Site | Church Hill House |
More Information | English Tourism Council 4 Diamonds |
2008年4月23日(水)〜24日(木) 2泊 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
23日(水)
実は、このエリアでの宿泊はフィンチングフィールド(Finchingfield)にしたかった。
なぜなら、03年の旅日記に”「この光景」
は私の網膜から一生消えることはないだろう。”と記し、住んでみたいと思った村だからだ。
ウェブで検索を繰り返したがFinchingfieldに宿泊施設は見つからない。03年の旅で強く印象に残ったFox Innに電話を入れた。
返った返事は「今はインはやっていないの。現在、フィンチングフィールドには宿は無いわ。」だ。
ならばと、"near Finchingfield"でリサーチし、選択したのがChurch Hill Houseだ。
フィンチングフィールドまで3.5kmの隣村ウェザースフィールド(Wethersfield)村の、わずか2部屋のB&Bだ。
SusanとRichardの人懐こい笑顔で迎えられて、通された部屋はホームページに"500 year old Tudor guest house"とある通り、
恐ろしく古い屋根裏部屋のような部屋だ。
写真左のバスローブが掛かっているドアーが入り口で、いきなりトイレと洗面だ。反対側にバスタブとシャワーがある。
シャワーカーテンは無くわずかなアクリル板があるだけなのに床は絨毯だ。置いてあるイスも布張りだ。
次ぎのドアーを開けるとベッドルームだ。フォーポストのベッドも恐ろしく古い。床も平らではない。
始末が悪いのは部屋の真ん中の梁だ。1m60cmくらいの高さだろう、分かっていて頭を下げて通っても、まだぶつけてしまう。
我々もイギリスかぶれで古いものが好きになって、古さを楽しめるようにはなってきたが、ここは古い。
昨年のKing John's Lodgeよりは新しいはずだが、印象ではこちらの方が古く感じる。
2階の部屋の窓からバックヤードの輝くばかりの満開の桜が見られる。この眺めのギャップは刺激的だ。楽しい2日間を予感する。
24日(木)
目が覚めてベッドの上から目に入る、低い梁の上には色々愉快なものが飾られている。掃除も行き届いて清々しい。
今日はラブリーなお天気だ。バックヤードの桜も朝日に輝いている。
8時お腹を空かせて階下に下りると、SusanとRichardの元気の良い気さくな挨拶が迎えてくれる。
ここのフルイングリッシュはいかにと、楽しみに待つ間のジュースとフルーツが胃を刺激する。もう腹ペコ。
ここではベークドビーンズが付いてきた。正直あんまり好きではないが、残すなどということはしない。完食。
途中からフランス人の青年が同席する。ビジネス兼サイトシーイングだという常連さんだ。ここはStansted airport
まで車で20分と近いのでビジネス客も多いという。サンドウィッチ2つをパクつき、慌しく出かけて行った。
この間もSusanとRichardが入れ替わり現れてあれこれお相手してくれる。イングリッシュガーデンに魅せられて、
毎年カントリーサイドのガーデン巡りをしていること、日本ではガーデニングも楽しんでいることなど問わず語りに話す。
5年前にフィンチングフィールドを訪れ、昨夜念願の再訪を果たしたことを話すと、わが村のことように喜んでくれた。
25日(金)
6時30分起床、ラブリーなお天気だ。今日はケンブリッジでパントを楽しむ計画だけに晴れて欲しかったのだ。
晴れ男の面目躍如と一人悦に入る。
荷造りを済ませ、ダイニングへ。今朝はフランス人女性の二人組みと同席だ。仕事と観光が半分ずつだと言う。
オレンジジュースとフルーツで食欲全開、今朝はカリカリ三角トーストが進む。計画のアフタヌーンティーは15時過ぎだ。
タップリいただいておこう。Susanがキッチンで料理、Richardがサービス担当だ。あれこれ気遣いしてくれる。
昨夜のパブThe King Headの感想などを話す。
支払いを済ますとSusanから妻にプレゼントがある。趣味がガーデニングと知って
Dotty Designsのガーデニング・エプロンを用意してくれた。
イギリスでは最もポピュラーな花・エルダーフラワーの写真がプリントしてある。
今までに自家製のマーマレードやラベンダーの花束をいただいたことはあったが、こんなお土産を用意していただいたのは初めてだ。
何度も頭をぶつけた低い梁に別れを告げ、Susan、Richardと記念撮影をして再訪を約す。
写真右はChurch Hill Houseの玄関の小さな赤いドアーとこの旅の相棒だ。
Where to Eat | The Fox Inn |
23日(水)
コルチェスターでフィッシュアンドチップスをいただいたので腹持ちは良いが、そろそろ夕食にしよう。
食いしん坊の私の鼻をくすぐるのは人で賑わっていたレッド・ライオンに惹かれる。
しかし、「この光景」に身を投じようとすれば、フォックス・インしかない。暫しの逡巡はあったが、フォックス・インに入る。
憧れの戸外のベンチには誰もいない。カウンターで「食事の前に外でエールビールを飲みたい。」と言うと、
「もちろん、OKさ。エールはどれにする?」との返事だ。「お薦めのエールを1パイントとハーフパイントおくれ。」で、
念願のフィンチングフィールドの景色となる。
直ぐ後にいかついバイカーが二人、隣の席に遣ってきた。恐る恐る写真撮影をお願いすると、
いかつい雄姿に似合わない愛想の良さで応じてくれた。ここはバイカーの集まるパブとしても有名らしい。
ビールを楽しみながら選んだメニューは ・Cottage Pie Toped White Melted Stilton と ・Breaded Wholetail Scampi だ。
オーダーしてまだまだ暮れ行かぬ空の下、エールを楽しんでいると寒さを感じる。店内に席を用意してもらい、
間もなく湯気を立てて料理が遣ってきた。付け合せの野菜もたっぷりだ。熱々をフーフーしながら白ワインと共にいただく。
至福の時が流れる。
女主人らしき人に「この村に泊まりたくて、あなたに電話をした者だ。」と話すと、思い出してくれたらしい。
「良く来てくれた。」と歓迎の言葉をいただく。味も上々だった。
帰り道、村外れに小さなB&Bの看板を出した家を見つけた。1級のサーチャーを自負する者としては、
何故検索に掛からなかったのか、気になる。いずれにしろ、Church Hill Houseまでは5分の距離だし、Church Hill Houseで不満は無い。
Where to Eat | The King's Head |
24日(木)
Church Hill Houseに戻りSusanとRichardのお薦めパブを訊ねると、「一押しのパブがある。少し遠くても良いか?」
と言う。「No Problem.」と返事をすると、パソコンから7枚もプリントアウトしてくれた。ホームページ 1枚、
メニュー 2枚、写真3枚、地図 1枚だ。
この地図で懇切丁寧な説明が始まった。イギリス人と日本人の地図感覚の相違については、
”2005年の旅 TOPIC Map 地図”
で述べた通りだが、何時までたっても馴染まない。程ほどに聞き流して、出発だ。
A1017沿いのGosfieldの街にあるThe King's Head
がそのパブだ。Unclassifiedの道を快適に飛ばす。Gosfieldの直前に素敵な湖があり、ゴルフ場併設のリゾートホテルがある。
こんなホテルに泊まってゴルフなど楽しめたら、また楽しかろう。
Richardは20分位掛かると言ったが、15分足らずで迷うこともなく到着。いつものかっとび旅だ。
パブの写真を撮ろうとリュックをあさるがカメラがない。どこに置いてきたか? 少々焦る。
Thaxtedで撮って以後、B&Bで出した覚えはないが、部屋に忘れたと考えるしかない。
不安な気持ちを振り払い、一角に席を占める。オーダーは
・ Warm asparagus with a poached egg and lemon dressing
・ Dmoked salmon soup with potato and mashroom
・ Grilled ribrye steak with hand cut chips and mashroom sauce の3品だ。
素晴らしい料理の写真を撮れないのが残念だ。SusanとRichardのお薦めだけのことはある。
入った時には空席があったが、
出る時は満席の盛況だ。
B&Bに戻り、カメラを探すが見当たらない。大切なカメラを紛失してしまったか・・・。
2004年6月12日のカメラ紛失事件が頭をよぎる。
念のため、リュックを逆さまにして中身をベッドの上に出すと、最後にカメラが出てきた・・・。フー・・・。
2枚の写真はRichardがプリントアウトしてくれた写真をスキャンした。もう一度行きたいパブだ。
詳細は Web Site などでご確認ください。
「旅行記」もご覧ください。