私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介
Mil Mar Guest House 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
Hosts | Sandra and Jim Spencer |
Address | 96 Alcester Road, Stratford-upon-Avon, Warwickshire CV37 9DP |
Telephone | 01789 267095 |
E−Mail | milmar@btinternet.com |
Web Site | Mil Mar Guest House |
More Information | English Tourism Council 4 Diamonds |
2008年4月25日(金)〜27日(日) 3泊 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
26日(土)
熟睡し6時半起床。この旅ではほとんど毎日この時間に目が覚めてしまう。自宅ではありえないことだ。旅が非日常の所以だ。
シャワーを浴びるのは、まだ他のお客さんに迷惑と考え、ポストカードをしたため、ポストを探して朝の散歩に出る。
妻が「確か赤いポストがあった。」と言う場所に来てみると、赤は赤でも電話ボックスだった。まあ、こんな間違えも時?には・・・。
ストラットフォード・アポン・エイボン(Stratford-upon-Avon)
のB&B選びで考慮したことは、シェイクスピア生誕祭による交通規制・混雑を避け、
徒歩でシティー・センターに行けるロケーションだ。
一大観光地だからB&Bは沢山あるが、それだけに選択が難しい。様々サーチする中で稚拙な日本語で
「ミル・マー ゲストハウスへようこそ ジムとサンドラが心温まるおもてなしで みなさまをお待ちしております。」と
記されたホームページを見つける。どこでもホームページには良い情報しか書かれていない。
その行間から受ける印象が大切な選定基準だ。そして、English Tourism Councilの4スターも一つの要素にし、
ミル・マー ゲストハウス(Mil Mar Guest House)に決める。
ここでも朝食はサンドラ(Sandra)がクッキングでジム(Jim)がサ−ブだ。「日本人の宿泊客は多いか?」と訊くと、
「友人の奥さんが日本人だが、宿泊客ではあなた達が始めてだ。」と言う。「ホームページの日本語はどうしたのか?」と
訊ねると「Daughter-in-Lawが日本語の勉強をしているので書いてくれた。」とのこと、道理で稚拙だが、
「とても上手だ。」とお世辞を言っておく。息子さんはRSCの音響技師をしており、日本へも公演で訪れたことがあると言う。
窓際の席で今朝もフルイングリッシュの朝食を美味しくいただき、徒歩でシティーセンターに向かう。
玄関を入って右が宿泊した部屋、左がダイニングルームだ。
27日(日)
今朝も6時30分に目覚めた。朝食まで今日のルートをシミュレーションしたり、荷物の整理をする。
今夜がラストナイトなのだから。部屋の窓のお洒落なカーテン越しにハンギングバスケットが見られる。
ステンドグラス、一輪のバラ、カーテンとバランスも良い雰囲気だ。
8時30分、いつものようにフルイングリッシュブレックファーストだ。何とも規則正しい生活だこと・・・。
しかし、それも朝の内だけ、1歩外出すれば遅くまでほっつき歩く毎日なのだ。
今日は03年に訪れ好印象のコトン・マナーやナショナル・ガーデン・スキムのオープンガーデンも訪れる予定だ。
今はうす曇りだが、良い天気になりそうだ。9時15分B&Bをスタート。
27日(日)
”ブルーベルを訪ねる”08年の旅も最終日の朝を迎えた。晴れてはいるものの風が冷たい朝だ。
この時期のイギリスとしては、好天に恵まれた旅であったと感謝する。
3泊した部屋は壁紙、カーテン、ベッドカバーとヘッドボード、クッションカバーなどバラ柄で統一されている。
その徹底振りには驚かされる。髭剃りを済ませ、シェーバーのスイッチを切ろうとするが動かない。
押せど引けどもどうにもならない。仕方がないので、カーペットに転がして食事に行く。ウィ〜ン・ウィンと唸っている。
昨朝まで満席だったダイニングも今朝は我々のみだ。祭りも終って人々は仕事に戻ったのだ。我々の旅も終わりを向かえた。
とはいえ、帰れば日本ではゴールデンウィークの幕開けだ。
部屋に戻るとシェーバー君はご臨終だ。このシェーバーを始め不要になった書類などのごみの処理をお願いし、
僅かに残ったバランタインと緑茶のパックをプレゼントしSandraとJimに別れを告げる。
Where to Eat | The Oppo |
25日(金)
アフタヌーンティーから何も食べていないからすっかり空腹だ。劇場から歩いて5分余りのSheep Streetの
The Oppoでポストシアターディナーを楽しむ。
ストラットフォードのレストラン情報は沢山集まった。グッドサーチャーを自任する身としては、自信を持って2つの
レストランを選択して来た。今夜は劇場に近いOppoを予約しておいた。
店内はポストシアターを楽しむ客で大混雑だ。夜も遅く明日の朝のフルイングリッシュを楽しみにするには、
軽いメニューが良いだろう。・ Shrimp Cocktail と・ Salmon Cake with Spinach Sauce と白ワインをオーダーする。
これが期待以上の美味しさだ。空腹は最高のスパイスだけではない。ここはお薦めだ。
昼の4時にアフタヌーンティーを楽しみ、夜の11時過ぎにこうしてポストシアターディナーを楽しめる。
19世紀の上流社会の習慣が、今や、一般庶民の文化・楽しみとして定着しているのだ。
タクシーを拾ってB&Bに戻れば24時を回っている。他の部屋への迷惑を考え、シャワーは明朝にしよう。
洗顔・歯磨きを済ませ床に着く。長くて充実した一日だった。
Where to Eat | Sorrento |
26日(土)
目指すソレントは直ぐ見つかった。
ヘンリー通りを右折しハイストリートに出て、1本目のEly Streetを右折して左側だ。イタリアンらしい良い感じの店構えだ。
店に入って店員に席を乞う。「予約なしと」伝えると、首を傾げながら奥へ行ってしまう。予約を手抜きしたことを悔やみかけた時、
女主人が現れて、「ノープロブレム」と狭い席に案内される。しかし、直後に入った1組の客以降の予約の無い客は断られている。
滑り込みセーフに気を良くする。オーダーは
・ Mozzarella Cheese with tomato and basil, drizzled with olive oil garnished with wild rocket leaves
・ Delicately sliced Parma Ham with Melon
・ Escallops of veal flamed in brandy with mushrooms in a cream sauce だ。
スターターは二品とも味・ボリューム共に満足だ。メインは迷った末にオーダーした。"Escallops"を電子地所で引くと、
”帆立貝”と出た。美味しそうだな・・・とオーダーしたが、出てきたものを口にして、「・・・?」だ。
どう考えてもこれは肉だ。
もう一度メニューを貰って確認する。”帆立貝”で間違いない。しかし、3つ目に「牛肉の薄切り」も出ているのだ。
これが柔らかな肉で、"with mushrooms in a cream sauce"も濃厚で美味しい。これだから楽しい。
英語力試しに電子辞書を和英にして遊ぶ。「はし」は"end"、"chopstick"、"bridge"の3つに変換されるという具合だ。
妻はまだいけるというので、Dolciからティラミスを、私はイタリアの焼酎といわれる”グラッパ”をオーダーする。
日本で出てくるより量が多くて嬉しい。(帰りは車だった・・・)
Where to Eat | The Countess of Evesham |
27日(日)
昨日の下見通りの場所にThe Countess of Evesham
は係留されていた。70フィートのクルーザーは伯爵夫人という名前の通り優雅に、そして、静かな佇まいで待ち受けている。
早速記念撮影をして乗り込む。
進行方向左側の中ほどの席に案内される。船内は木製で調度もクラシカルでゴージャスだ。
”ストラットフォードのオリエント急行”とも言われるそうだが、肝心のオリエント急行を知らないのでノーコメントとしよう。
客数は4人グループが1組とカップルが6組だ。聖誕祭も最後の日曜日だからだろう半分ほどの席が空いている。
18時25分出航、船は係留所(canal-basin)を出る時から、何やらややこしい操作をしてロック(Lock 閘門)を越えていくようだ。
全部で4つのロックを越えるらしい。その都度船員が手動でロックを開けたり締めたりして水位を変えている。
その度に船はゆらゆらとゆっくり上がったり下がったりだ。
生憎また降りだした。暮れなずむ船窓から川岸の柳や芝の緑が美しい。昨日散策した辺りだ。(写真下左2枚)
食事に夢中になっていると、いつの間にかホーリー・トリニティー教会が遠くに見えるところまで来た。(写真下右から2枚目)
石橋の下をくぐる。雨は益々強くなる。
静かで落ち着いた空気の中でディナーをいただく。3コースのメニューだ。妻はスープとサーモン、私は野菜サラダとステーキだ。
付け合せの温野菜もたっぷりサーブされる。ワイングラスを傾けながら、この旅を振り返る。色々な出来事に話の種は尽きない。
川岸はライトアップされているから、陽が傾いても景色を楽しめる。窓越しであるし、暗くなって手振れもありお見苦しい写真だが、 強い雨に牛達が木の下で雨宿りしている姿が面白い。(写真下左)大きな白鳥が急に目の前に現れビックリする。(写真下左から2枚目) コンクリートの護岸は見当たらない。長い年月植樹による護岸が繰り返されてきたのだろう。岸辺の樹木も巨大だ。
降り返し点のロックでは下船させてくれた。川は2手に分かれ、一方は堰となり、一方がロック=閘門だ。
2つの水門の一方を開けることで水位を上げたり、下げたりする仕組みだ。このロックを通るために船は細長いのだ。
船尾の厨房ではデザートの準備に大忙しだ。乗組員は船長と船員一人、厨房にシェフと助手、ウェートレスの計5名だ。
雨は上がりかけているが、霧雨と堰の水しぶきがかかり寒い。帰路に着くとデザートだ。甘い甘いチョコレートタルトと
アイスクリームだ。デザートが終っても時間はタップリある。
妻は紅茶、私はスコッチのシングルモルトをダブルでいただき、この旅最後の晩餐を心行くまで楽しむ。
21時30分過ぎ、無事に係留所に到着する。充実した3時間のクルーズだった。
雨は上がったが、日曜日の夜の街は人影も少ない。早々にタクシーを拾いB&Bに戻る。
詳細は Web Site などでご確認ください。
「旅行記」もご覧ください。