私たちが泊まったB&B・Hotelの紹介
Eastwrey Barton Guest House
Hosts | - |
Address | Moretonhampstead Road, Lustleigh, Devon TQ13 9SN |
Telephone | 01647 277 338 |
E−Mail | reservations@eastwreybarton.co.uk |
Web Site | Eastwrey Barton Guest House |
More Information | The AA 5 Diamonds |
2009年5月29日(金)〜6月1日(月) 3泊 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
29日(金)
ダートムーアの只中の高台にあり、手入れのされた小ぢんまりしたガーデンにバラが満開だ。The AAの5つ星でlicensed bar
があり、食事も出来るのだ。部屋も清潔でシンプルな内装だ。20時にパブを予約してもらい、早速旅具を解く。
パブに向かおうと階下に下りると、到着時にバーで食前酒を楽しんでいた老夫婦が、ダイニングルームで食事を始めていた。
明日は我々もここで食事にしようと予約する。
30日(土)
7時30分に目覚める。ダートムーア国立公園の只中ではあるが、窓から見える風景は常緑樹に覆われた穏やかな丘陵だ。
朝食は8時30分からだ。ガーデンに出てみる。A382沿いの山腹を3段のテラス状に切り拓かれた土地の2段目に
B&Bの建物とガーデンがある。道路に面した1段目はホストの住まい、3段目がパーキングになっている。
ガーデンはさほど広くはないがパーキングへの斜面を上手く利用して広がりを見せる。一角にポンドガーデンがあり、
水生植物も見られる。バラのコーナーやローンガーデンなど工夫されたガーデンだ。道路を挟んだ向こうに丘陵が広がる。
ダイニングはサンルームを思わせるように窓が広く、朝の光がさんさんと降り注ぐ。この旅最初のフルイングリッシュ・ブレックファストだ。
先ずは、フレッシュオレンジジュースとメロンにヨーグルトを添えていただく。続いてフルイングリッシュが運ばれる。
肉厚のベーコンとジューシーなソーセージ、みずみずしいマッシュルームと酸味が丁度良いトマト、そして、生クリームの入った
スクランブルエッグ。カリカリの三角トーストとミルクタップリの紅茶。役者が全員揃った。懐かしさに思わず歓声を上げる。
食が進む進む。
ディナーの予約は7時30分。シャワーを浴び、少しお洒落をして階下に下りる。
先ずはバーで食前酒をいただきながらメニューを選ぶ。そして、ダイニングに通され、食事が始まる。メニューはStartersに
・ Chicken Liver Parfait 鶏のレバーのパフェ パテでなくパフェと名付けるのがうなづける 最終的にこの旅一番の一皿
・ Melon with Parma Ham 熟成された厚切りのParma Hamを堪能 Mainsには
・ Rack of Dartmoor Lamb 羊のあばら肉 明日からムーアで出合う羊さんの顔を見られないかも
・ Pan Seared Sea Bass with a White Butter Sauce カリッと焼かれた皮が美味い ムーアとはいえ海は直ぐそこなのだ
・ Served with Seasonal Vegetables 季節の温野菜 有り勝ちな茹で過ぎではなくとても美味しい Mainsのソースに合うのです
・ 小さなTablewareが可愛くテーブルを演出する こんなものもお土産に良いかと思ったが見つからなかった デザートに
・ Ginger Sponge Pudding with Stem Ginger Ice Cream こちらではFood & DrinkにGingerが多用される Lambの後に良く合う
・ Rhubarb Fool 新しいものにチャレンジしたが所詮大黄 持て余した ここでいうFoolは愚か者ではなく料理法のことらしい
バーでの食前酒 ホストとの会話もおつまみの内。 食事開始の8時はまだこんなに明るい 美しい風景もご馳走の一つだ。
庭から摘んできたバラを無造作に飾ってくれた。 食事が終る9時半過ぎでも、まだまだ明るい。
今年はグルメも旅の目玉の一つだが、結果としてこの夜のディナーが最高のものだった。大いに満足し、再びバーに戻り、
他のお客さんとの交流を楽しむ。
31日(日)
今朝も8時30分からフルイングリッシュの朝食をいただく。ダイニングルームの片隅の清潔なテーブルから、オレンジジュース、
苺とヨーグルトを選択する。
フルーツは他にメロンとグレープフルーツのシロップ漬けが用意されている。どちらも魅力的だ。
シリアルも何種類も並んでいるが、もう一つ好きになれない代物だ。こちらでは、これに砂糖とミルクをタップリかけて
いただく方が多いようだ。
今朝はカリカリ三角トーストも1枚余分にいただいた。ロングドライブへの備えは万全だ。
1日(月)
今日はダートムーアとお別れしてコーンウォールを目指す。今朝も迷うことなくフルイングリッシュ・ブレック・ファストだ。
こちらのB&Bに泊まって、いつも不思議に思うのが、パンと卵の料理法の注文に関することだ。
最初の朝に”ブラウン”とオーダーすると、滞在中ずっとブラウンだ。敢えて”ホワイト”と言わない限りホワイトは出てこない。
卵料理も”サニーサイド・アップ”とオーダーしたら黙っていても目玉焼きが出てくる。私は最初にスクランブル・エッグと
オーダーしたし、妻は2日目にスクランブルに変更したから、今日は黙っていても二人ともスクランブルが出てきた。
日替わりで色々楽しむということはしないものなのだろうか? そのくせ、飲み物については毎朝"Tea or Coffee ?"
と訊ねてくる。その差はどこにあるのだろうか? 不思議だ。
私達のお土産の小さなテーブルセンターがダイニングのテーブルに敷かれていた。その上には鮮やかなピンクのバラが
飾ってあった。嬉しい心遣いだ。
Eastwrey Bartonでは料理は奥さんの担当だと聞いたが、まだ一度も顔を見ていない。支払いを済ませ、
奥さんに美味しい料理のお礼を言いたいと伝えると、キッチンから出てきてくれた。ブレックファストもディナーも
満喫した旨伝える。とても喜んでくれた。
Where to Eat | The Cleave |
紹介のパブはLustleighのThe Cleaveだ。Lustleighは前回も訪れた小さな可愛い村だ。パブの前は路上まで車が溢れている。
何とか隙間を見つけ駐車する。店も大繁盛で人でごった返していたが、予約席に着き、昨夜飲めなかったエールビールを注文する。
やはり上手い。炭酸が少ないのも食事の邪魔をしないのだろう。オーダーは
・ Breaded cod with ---cream and ratatouille
・ Smoked haddock with bubble squeak and poached egg だ。"cod"も"haddock"も辞書では”タラ”だが、明らかに違うものだ。
"Breaded cod"はカリッと仕上がって、ラタティーユも美味しい。"Smoked haddock"は少し薄味だ。"bubble squeak"とは
回りの白い泡立ったソースのことかと思ったが、ジャガイモとキャベツを炒めた付け合せのことらしい。
温野菜もお馴染みのブロッコリーや人参ではない。そして、チップスが1本も出ないパブ・ディナーは初めてかもしれない。
エールの後はグラスワインで白、続いて赤もいただく。こちらのパブのグラスワインは通常250ml入りだから、
2杯くらいが頃合いとしておこう。デザートのローカル・チーズ盛り合わせの盛りの良いこと・・・とても食べきれない。
もう一方のケーキは何だったか? 記憶がない。
(まだ、1ヶ月しか経過していないのに、こんなに記憶があいまいでは、これから先の旅行記が思いやられる・・・。)
(記憶が飛んでいたケーキはバナナケーキとアイスクリーム盛り合わせ 後日レシートから判明)
Where to Eat | Mill End Hotel & Restaurant |
ダートムーア最後の晩餐は5年前に訪れて印象の良かったMill End Hotelにした。19時20分到着、予約なしだが、
幸い席はあるようだ。
ラウンジに通され食前酒をいただきながらメニュー選びだ。一度オーダーを取りに来たが、電子辞書を駆使してのメニュー選びだから
時間が掛かる。一旦断ると、今度はメニュー決まってもなかなかウェーターがオーダーを取りに来ない。
しかし、ここでじたばたしないのがイギリス流。食前酒と出された小さなおつまみでゆったりと時間を過ごす。
マネージャーらしき人が現れたので「5年前にここで食事をして、美味しかったので再訪した」と告げると、「それは素晴らしい」と
喜色満面で退いた。この言葉が功を奏したか、ガーデンを見渡せる窓際の席に案内された。
メニューはThree Coursesで私が
・ Spring Chicken and Pine Nut Boudin with Tomato Mayonnaise Boudinはソーセージ
・ Oven Roast Fillet of Hake with an Aubergine, Tomato and Squid Risotto Hakeは白身魚 Aubergineはナス Squidはイカ
・ Roast Banana Iced Parfait with Dark Chocolate Sauce だ。(2皿目は口直しのNettle and White Wine Sorbet)
妻は
・ Celebration of Summer Vegetables with Quail Egg Hollandaise Quail Eggはウズラの卵
・ Pork Tenderloin Wrapped in Pancetta with Dauphinoise Potato, Yellow Cougette and Apple Sauce Cougetteはズッキーニ
・ Champagne Jelly with Strowberry Milkshake Ice Cream をオーダーした。 ↑のDauphinoiseはポテトをミルフィーユのように重ねたもの
ご覧の通り、盛り付けも美しくボリュームも丁度良い。それぞれに美味しく満足した。グルメレポーターならぬ身には、
味の表現は難しい。「美味しかった」としておこう。
詳細は Web Site などでご確認ください。
「旅行記」もご覧ください。