North Yorkshire Moors Railway
North Yorkshire Moors Railway(NYMR)でPickeringとGrosmontの間を往復する。保存鉄道としてはイギリス第2の長さ29kmを
1時間余りで走る。Dinner Trainなど様々なサービスが用意されていることをホームページで知りTimetableを調べたが、
残念ながら今日は運行されていない曜日だ。
Janeからくれぐれも街の駐車場に入れないでNYMR専用パーキングに入れるよう指示があった。案内通り駅を通り過ぎた
大分先に入り口がある。既にかなりに車が停められている。
既に列車は入線している。優美な跨線橋を渡ってプラットホームへ、ホームのハンギングからペチュニアが溢れ出している。
蒸気機関車は盛んに蒸気を噴出し、いかにも気合が入っている。大きな動輪が頼もしい。
力強く発進。線路脇にも綺麗な花が咲いている。早速、車内販売でコーヒーをいただく。心地良い振動と懐かしい石炭の匂いを 楽しみつつNewton Daleを進む。いつの間にかお天気は快晴だ。最初の駅Levishamを過ぎ、小さな川を右に左に眺めつつ、 時には森林、時には牛やヒツジの放牧場を縫いながら進む。占めた車両は一番後ろだ。カーブの多い路線だと聞く、 となればカーブでの撮影アングルは後ろの車両が最適だ。客車は椅子もテーブルも固定されておらず、只、 床に置かれているだけだ。あっという間にGrosmontに着いた。大きな声で発車の合図を掛け、 車内検札も陽気に声を掛けて廻る車掌さんと記念写真を撮る。
蒸気機関車は見事に磨き上げられ写真を取る姿が鏡のように写ってしまう。30分足らずで折り返しの便が出発する。
GrosmontとGoathlandの間にイギリスの鉄道で最も急勾配の箇所があるという。車両が大きいのでさほどには感じない。
1つ目の停車駅がハリー・ポッターの映画や人気テレビドラマのロケ地となったGoathland駅だ。ホームは人でごった返している。
記念写真を撮った車掌が検札に来て驚いた顔をする。”もう帰るのか”と。神風かっとび急ぎ旅の身でございますゆえ、お赦しを。
Moorsではヒースが所々紫に色付き始めている。この斜面全体が紫に染まった様はいかばかりだろう。その季節にもう一度
ここに戻ってこよう。
Pickeringに着くと機関車の機回し作業が行われる。今度は後ろ向きで牽引して行くのだ。この力強さ・剛直さが堪らない。
何故かNYMRのホームページはもう1つ存在する。
Address | Pickering Station, Pickering North Yorkshire YO18 7AJ |
Telephone | 01751 472508 |
Web Site | North Yorkshire Moors Railway |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
旅行記もご覧ください。