街と村 ご紹介

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Pateley Bridge  2005年6月26日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

Pateley BridgeはYorkshire Dales National Parkのドライブの途中通過点で大きな期待はなかった。 街の名前からして美しい石橋が見られたらいいな程度の期待だ。 ただ1つイギリスで最も古い駄菓子屋があるという、一風変わった情報を得ていた。
B6265を進み街に入ると、T字路を左に曲がるのだが、その突き当たりの花壇が目を惹きつけた(写真下左2枚)。 何と美しい街だ!その先のHigh Streetも軒並みハンギングバスケットが吊り下げられ、少しのスペースにもコンテナに 花を飾っている。ここは時間を取る値打ちありだ。High Streetの外れにパーキングを見つける。狭いスペースに苦心して 入れようとしていると、誘導してくれる人が現れた。ご親切ありがとう。

Pateley Bridge Pateley Bridge Pateley Bridge Pateley Bridge

T字路までHigh Streetを散策しつつ戻る。ギャラリーのウインドーに気に入った絵を発見するが、入り口には ”12時に戻ります”との張り紙だ。軒々のハンギングが足を止め、なかなか先に進まない。
街の標識のある花壇に"NATIONAL IN BLOOM, SMALL COUNTRY TOWN, WINNER 2000"と誇らしげにプレートが飾ってある。 なるほど流石にと納得する。この小さな街部門(SMALL COUNTRY TOWN)が良い。こうして自分の足で歩いて楽しめるのが良い。 手を触れ香りを楽しめるのが良い。住民参加が尊い。
この2つの花壇は昔は井戸であったと思われる。左に溜めた湧き水を右の水汲み場で使う仕組みだろう。1852とある。
この街はサイトによれば1976年から街ぐるみの花の街作りを始め、色々な賞を受けながら2000年にはついにNATIONAL IN BLOOM に輝き、その後も継続して努力している様子が伺える。Beddgelertの例もある、やはり継続は力と実感する。
さっきのギャラリーがオープンしていた。ウインドーの気に入った絵は額付きでないと売れないと言う。 額は重いしガラスが怖いので他の作品も見せてもらった。Yorkshire Dalesを描いた1枚をゲットする。 帰国後調べたら、この日の夕方通過したReethという村の風景だった。絵と同じ風景が網膜にも映ったのだ。 作者のKen Burtonをインターネットで調べたらプリントが販売されていた。それなりに名のある画家だったのだ。
High Streetの先に橋があった。名前はPateley Bridgeで良いのだろうか?18世紀の頑丈そうな2連アーチの石橋だ。 跨ぐ川はNidd Riverだ。正しくNidder Daleの内懐の街だ。川の向こう岸には広大な緑の芝の広場やキャンプ場があるようだ。

Pateley Bridge Pateley Bridge Pateley Bridge Pateley Bridge

面白情報のイギリスで最も古い駄菓子屋の名はThe Oldest Sweet Shop in Englandとそのまんまだ。 分かり易くて良い。看板には"EST(創立)1827"とある。ちなみに羊羹の”とらや”は1500年代半ばの創立だ。 駄菓子屋という響きは郷愁を呼ぶ。
間口も奥行きもない小さな店だ。壁にはビンに入ったカラフルなお菓子がずらりと並べられ、低い陳列台には箱や缶に 入ったチョコレートやショートブレッドがこれまた多くの種類が並んでいる。ショーケースの中には高級チョコも並んでいる。 ディスプレーが素晴らしい。この店は駄菓子屋とは思わない。おしゃれなお菓子屋さんと呼びたい。
花柄の賑やかな缶入りのショートブレッドを幾つかお土産に求める。これが嵩張った。想い出も一緒に買っているのだから 仕方がない。それが嫌なら全てのお土産はHeathrowでも揃う。

Pateley Bridge Pateley Bridge Pateley Bridge

Information
 Address  Pateley Bridge
 Telephone  -
 Web Site  Pateley Bridge    The Oldest Sweet Shop in England

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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