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St Andrews Old Course
               2005年7月8・9日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

St Andrews Old Courseはゴルフ中退の私だが1度は訪れたいと憧れてきた”ゴルフの聖地”だ。 近付くにつれラウンドアバウトには特設の"The Open"の道路標識が目に付く。そうなのだ!来週の木曜14日から第134回 全英オープンが開催されるのだ。
北海に面した小さな町St Andrewsの街外れにOld Courseはあった。The Openの準備でClosedかと懸念したが A91からOld Course Hotelへの門は開いている。道の両側は特設テントと大型トレーラーがギッシリと並んでいる。 物々しい雰囲気に包まれている。ホテルを過ぎた先の路上にスペースを見つけ駐車し、恐る恐るコースに近付いてみる。 カートに乗ったいかにも関係者らしき人に出会い、入ってよいか尋ねるとOKの返事だ。ついつい早足となってしまう。
右に大きな緑のスタンドが見え、左にコースが開けている。ウンッ!あそこに見えるのはひょっとしてSwilcan Bridgeでは?

Old Course Old Course Old Course Old Course Old Course

テレビや写真でお馴染みのSwilcan Bridgeにこんなにあっさりと対面できてしまうとは…。(写真上中、下右) 全英オープン開催のわずか6日前だというのに、信じられない。It's unbelievable! 思っていたよりは小さな橋だが、 私の心には大きく残ることだろう。そしてこれまたお馴染みのホテル群を背景に記念写真を撮る。 (ホテル群に並び18番グリーンのギャラリースタンドも見える)
と言うことはここが18番。そしてあれが1番グリーン。(写真上左から2枚目)では、17番グリーンは? と、思いは廻る。
17番グリーンにプレーヤーが現れた。ギャラリーを大勢引き連れている。誰かと思い近付くとイギリスのNick Faldoではないか。 人気な訳だ。18番のティーショットを間近で見られた。さすがメジャー6勝(マスターズ・全英オープン各3勝)、 見事なスイングだ。Nick FaldoとキャディーはSwilcan Bridgeを堂々と渡って行く。絵になる。しかし、ギャラリーは皆 別の橋を渡る。いつの日かプレーヤーとしてSwilcan Bridgeを渡れることを祈念する。
The Open開催を祝う各国の国旗だが、ユニオンジャックだけは昨日のロンドンのテロの犠牲者を悼み半旗が掲げられている。

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リンクスは大自然が造りだしたコースでその難しさは聞き及んでいるが、今日の好天ではそれを実感できない。 フェアウエイの起伏やラフも想像よりずっと穏やかだ。しかし、海岸沿いに出れば異なった顔を見せるのだろう。 17番のトミーズバンカー(写真下左)も思ったより浅い。
The Openの準備もすっかり整ったようだ。写真下左から18番ティー(17番グリーン)ギャラリースタンド・ 18番グリーンギャラリースタンド・17番ティー・17番ティースコアーボード・特設テント群だ。スケールがでかい。

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Old Course

帰りにもう1度Old Courseによる。今度は17番のティーの脇に車を停める。あのホテルの上をショートカットしていくコースだ。 22時になろうとしているのに夕涼みの散策の人々が大勢いる。プレーを終えバッグを担いで柵をくぐり車に戻る人がいる。 本当に来週からThe Openが始まるのだろうかと疑問に思うほど開放的だ。
しかし、1週間後にはここでタイガー・ウッズが完全優勝を飾りダブルグランドスラムを達成したのだ。地元スコットランドの 英雄モンゴメリーもタイガーに食い下がり2位となり、いやが上にも盛り上がった大会だ。ニック・ファルドも11位タイと 健闘した。2005 The Openは私にとって忘れられない大会となった。
ようやく陽の入りを迎えたようだ。特設スタンドの先の西の空が赤く染まっている。明日も良いお天気に恵まれそうだ。

昨日にOld Course Hotelゴルフ・ショップがあることを確認した。St Andrews Old CourseとThe Openの2つのロゴの入った お土産は喜ばれるに違いないと立ち寄った。パーキングに止まっている車が凄い。詳しくはないが一目で高級車ばかりだ。 荘重な雰囲気のロビーで案内を請う。案内された通路にはブランド店が並ぶ。一番奥にゴルフ・ショップがあった。 見事にディスプレーされた店内を物色。息子達3人にキャップを、義兄にネーム・プレートを求める。これには皆喜んでくれた。
裏庭に出てみる。わずかな幅で低い石垣の先は17番コースだ。ホテルの窓ガラスが割れていたり、壁が凹んでいたりする。 OB球の仕業だ。柵も何もないが人的被害はないのだろうか。早く退散するに限る。
街の入り口のラウンドアバウトにもThe Openの植え込みがあった。何とも渋いところがお国柄だ。

Information
 Address  St Andrews, Fife KY16 9SF
 Telephone  Course01334 466666, Hotel 01334 474371
 Web Site  Old Course    Old Course Hotel

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

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