Galway 2006年6月27日 訪問 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
既に17時を廻っている。イギリスならお店は閉まっている時間だが、アイルランドは別だ。市街地に入り路上に
駐車スペースを見つける。Pay & Displayの発券機を探しているとTIC(Tourist Information Centre)があった。
発券機は工事中のフェンスの向こうにあった。TICで教わったショッピング街(William St.)はケネディー・パークを横切った先だ。
アメリカ大統領のJohn F Kennedyが演説をした場所らしい。極普通の広場だ。
アイルランドならどこでも買えるのだが、出来ればGalwayで求めたいものがある。クラダリング(Claddagh Ring)だ。
結婚指輪の代わりにタイピンを貰って以来、指輪を填めたことはない。しかし、この旅の情報収集の中でクラダリングの
存在を知り、そのデザインが気に入り、妻とペアで填めてみようと思い立った。
最初に見つけた店構えの荘重な宝石店では品切れだという。「他のお店には残っていると思いますよ。」の言葉に送られて
次のジュエリー・ショップに入る。さすがに男物は少ないようだ。幾つか試してサイズの合うものに決める。
妻もデザインを合わせて決め、この場で填めて行くから包装はいらないと言うと、「では、この場で指輪交換をしなさい。」と
言う。他の店員達も集まって囃し立てる。間もなく37回目の結婚記念日になるが初めての指輪交換をする。
18時に近いがWilliam St.は観光客で賑わっている。ビルはカラフルに塗り分けられているが、高さが統一されてる所為か
すっきりしている。ハンギングバスケットやウインドーボックスの花が美しい。
ソフトクリームを求め車の中でほおばりながら到着が20時になる旨B&Bに連絡を入れる。大きい街の常で出口が分からず
大いに迷う。焦って危険なUターンをして対向車からクラクションを浴びる。
クラダリング(Claddagh Ring)は王冠を戴くハートとそれを両側から抱える手というデザインだ。ハートは「愛」、
王冠は「忠誠」、支える手は「友情」を表すという。
その謂れは諸説あるようだが「1700年代初期、ゴールウェイの近くの小さな漁村クラダ村に住んでいたリチャード・ジョイス
という金細工師が、ムーア人の海賊に捕らえられ、ウィリアム王によって解放された時、感謝の気持ちをこめて献上し、
そのリングをヴィクトリア王女が愛用したため有名になった。」という説が一般的らしい。
アイルランドでは庶民の間でも愛の証として、親から子へ伝えられるものとして、また友情のしるしとして、
多くの人が身につけているようだ。
また、どの指にどのように填めるかでもその意味するところが変わるという。それにも諸説あるが、ハートの尖を身体に向けて
填めれば既婚、ハートを外向きに填めれば未婚ということらしい。
Address | Galway, Co. Galway |
Telephone | - |
Web Site | Galway City |
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