Ring of Beara 2006年6月25日 訪問 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
Glengarriffを14時30分に発つ。Ring of Bearaを楽しむには充分の時間がありそうだ。
R572への入り口を見失いN71をかなり進んでしまったが、Caha Passへの急坂と急カーブの岩山の道のドライブを楽しめた。
Glengarriffに戻りR572への入り口を発見。改めてRing of Bearaのスタートだ。Ring of BearaとはBeara半島のScenic Route
を巡る周遊路のことだ。Ring of Kerryが有名だが、Bearaは道路も狭く観光化されていない良さがあるという。
最初に目指したのはHealy Passだ。Adrigoleという村でR574に入ると、くねくねと蛇行する狭隘な山道となる。沢を渡り
迫り出す岩を避け、ミッションをローにしても小さな我が愛車は喘ぐような急坂を行く。幸い対向車も少なく山岳ドライブを
楽しみながら峠に到着。ピークには小さな売店と真っ白なキリスト像があるだけだ。
この峠はCorkとKerryの境界でもある。写真右3枚はCork側だ。今登ってきた山道と沢に架かる石橋、そして
周囲の山は荒涼とした岩・岩・岩の連続だ。写真左がKerry側のGlanmore Lakeの眺めだ。こちらは緑が豊かで静かな佇まいだ。
Castletownbereの街にやって来た。この街に限らずRing of Bearaの街や村の家々はすべからくカラフルに塗られている。
色彩感覚を疑いたくなるような色遣いだ。壁の色と窓枠や柱の色が変えてあるのだが、そのコントラストたるや
首を捻らざるを得ないものも多い。さすがに港街、Lobster Barが目を惹く。
Castletownbereを西に進むとPuxley Mansion and Dunboy Castleのサインに出会う。牧草地を少し走ると入り江の丘に
修理中の廃墟が見える。これがPuxley Mansionだ。その先は工事中で進めない。入り江には海水に沈みかけた廃船が2艘。
ロビンソンクルーソーを思い起こさせる光景だ。
更に西進。Ring of Beraも最西端まで来て佳境に入る。断崖の入り江が見えたかと思うと、白い砂浜が現れる。 はたまた、圧迫されるような岩の隘路をひた走る。岩の間には早くも紫のヒースの花が見られる。 制限測度100km/hとなっているがとてもそんなに出せない。60kmがやっとだ。交通規則に煽られているような変な気分だ。
イギリスもアイルランドも老夫婦のドライブでは女性が運転しているケースが多いように見受ける。そして、女性の運転は
概ねのんびりで私を苛立たせる。このカーブの続く道でそんな車に追いついてしまったら仕方がない、ゆっくり追走しよう。
岩山を抜けると絶景の海が見える。こんな岩山にも羊や牛が放牧されている。牧童と牧羊犬に促されて牛が牧場に帰る
所に出合った。ここでもおとなしく過ぎ去るのを見送る。
R575でBeara半島の北海岸に廻り、Kenmare River(リバーというがれっきとした湾だ)沿いに東進する。R571を逸れ
海岸線を求めてRing of bearaは続く。ガードレールなど一切なし。あくまでも"at your own risk"という訳だ。
日本ではこんな道を観光宣伝して事故でも起きたら行政の責任が問われるだろう。楽しいドライブが続く。
この辺りはかつて銅が採れたとかで銅や真ちゅうにケルト紋様をエッチングしたアクセサリーの店があるとの
情報も持っているのだが17時を廻った。縁がなかったとしよう。(後で分かるのだがアイルランドの営業時間は
イギリスと大きく違う。)
Address | Beara, Co Cork |
Telephone | - |
Web Site | Ring of Beara |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
旅行記もご覧ください。