街と村 ご紹介

花花

Finchingfield  2008年4月23日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

5年前に網膜に焼き付けた Finchingfield の「この光景」は、今年も寸分たがわず私を迎えてくれた。それもそのはず、この村は1930年からほとんど変わっていないのだ。 (上記サイトの"the classic view"や"looking back"他の写真でお確かめあれ)
暫し「この光景」に見惚れ、ここにいる幸せを感謝する。前回は3回ここを訪れたが、村の散策はしていない。 今回は"the most photographed village in England"と謳われるこの村をじっくりと散策し、そして、写真を撮ろう。
先ずは憧れのFox Innのベンチを拝借し1枚。池の向こうの広場に立つVillage Signを入れて幾つかスナップを撮る。 Village Signの図柄は「この光景」の池の手前に鴨が2つがい、池にアヒルが泳ぎ、池の向こうに馬が2頭描かれている。

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Fox Innから橋を渡って左の方向に風車が見える。その歴史は1700年代中後期にさかのぼるという。
教会への坂道を登っていくとパブサインが見えてくる。 The Red Lionだ。店の中は既に賑わっているようだ。

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教会の周りをぐるっと一巡りして元の場所に戻る。あっという間の時間だ。小さな村なのだ。人影はほとんどない。 洗車をしている男に出会っただけだ。洗車の水は池に流れ込んでいるが大丈夫だろうかと気になる。
まだ時間は19時を過ぎたばかりだ。昼の雨が嘘のような夕日が照りつける。小さな池の水鳥たちも気持ち良さそうに泳ぐ者、 道路を横断してねぐらに帰る?者、様々だ。
どこを見ても、どの光景を切り取っても美しい。それぞれ一つひとつがしっかりと手入れされているから、全体が美しいのだ。 見習いたい。

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コルチェスターでフィッシュアンドチップスをいただいたので腹持ちは良いが、そろそろ夕食にしよう。
食いしん坊の私の鼻をくすぐるのは人で賑わっていたレッド・ライオンに惹かれる。 しかし、「この光景」に身を投じようとすれば、フォックス・インしかない。暫しの逡巡はあったが、フォックス・インに入る。
憧れの戸外のベンチには誰もいない。カウンターで「食事の前に外でエールビールを飲みたい。」と言うと、 「もちろん、OKさ。エールはどれにする?」との返事だ。「お薦めのエールを1パイントとハーフパイントおくれ。」で、 念願のフィンチングフィールドの景色となる。
直ぐ後にいかついバイカーが二人、隣の席に遣ってきた。恐る恐る写真撮影をお願いすると、 いかつい雄姿に似合わない愛想の良さで応じてくれた。ここはバイカーの集まるパブとしても有名らしい。
ビールを楽しみながら選んだメニューは ・Cottage Pie Toped White Melted Stilton と ・Breaded Wholetail Scampi だ。
オーダーしてまだまだ暮れ行かぬ空の下、エールを楽しんでいると寒さを感じる。店内に席を用意してもらい、 間もなく湯気を立てて料理が遣ってきた。付け合せの野菜もたっぷりだ。熱々をフーフーしながら白ワインと共にいただく。 至福の時が流れる。
女主人らしき人に「この村に泊まりたくて、あなたに電話をした者だ。」と話すと、思い出してくれたらしい。 「良く来てくれた。」と歓迎の言葉をいただく。味も上々だった。
帰り道、村外れに小さなB&Bの看板を出した家を見つけた。1級のサーチャーを自負する者としては、 何故検索に掛からなかったのか、気になる。いずれにしろ、Church Hill Houseまでは5分の距離だし、Church Hill Houseで不満は無い。

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Information
 Address  Essex
 Telephone  -
 Web Site  Finchingfield

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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