街と村 ご紹介

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Stratford-upon-Avon  2008年4月26日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

街の散策(Stratford Town Walk)
パレードも去ってプログラムの谷間に入った。Stratford Town Walk は14時からだ。2時間待っても英語の説明が分かるわけでもなし(妻は別として・・・)、独自に歩くことにする。
Walking Britain のサイトからコース概要と地図をプリントアウトしてきた。出発点を昨夜観劇したコートヤード・シアターにしようと歩き始めたが、 近道をしようと考えたのが間違いの元だ。すっかり道を失った。
そのお蔭で歴史を感じられるティンバーハウスに幾つも出合ったのだが・・・、よく歩いた。交通整理のポリスマンに訪ねて、 ようやく見知ったNew Place(写真右)に辿り着いた。

Stratford Stratford Stratford Stratford

Chapel Laneを歩いていると民家から写真下左の扮装の女性が出てきた。声を掛け写真を撮らせていただく。 左右の二人は農婦の扮装だろうか?
コートヤード・シアターはエイボン川沿いにあった。昼間見ると小ぢんまりした劇場に見える。 が、良く見ると青い建物の右側の赤い大きな建物が劇場のようだ。売店でミニチュア本とポストカードを求める。 二人の若い日本人女性がチケットを求めている。観劇の当日券は難しいようだから、バックステージ・ツアーのチケットかもしれない。
ここからエイボン川沿いの道をを下って行くとホーリー・トリニティー教会にでる。中からパレードに参加した人たちが次々出てくる。 一般の入場は13時からとなっている。15分の待ち時間を、教会の裏手のエイボン川の岸辺で過ごす。
静かな川面にカヌーを浮かべ教室が開かれているようだ。大人も子供もかなりの腕前のように見える。楽しそうだ。

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街の散策・ホーリー・トリニティー教会(Stratford Town Walk・Holy Trinity Church )
ホーリー・トリニティー教会は姿も色も美しい。 この建物は1210年に建てられたという。コッツウォルズのハニーカラーと同じ色合いだ。 シェイクスピアが洗礼を受け眠る教会として知られ、年間20万人もの人が訪れるという。
厳粛な空気の中、入場すると真っ先に美しいステンドグラスの光が目に映る。撮影OKを確認しシャッターを押す。

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昔の衣装を着た男女が入ってきた。どうやら聖歌隊のようだ。近くの椅子に腰を下ろしじっくり聴かせてもらう。 美しい声に心が洗われるようだ。リーダーの女性が一番若く見えるがなかなか厳しい指導がある。数曲聴かせていただき 本陣に入る。ここで"Donation"として一人1.5ポンドを支払う。本陣に入って仰天、祭壇が花で埋まっているのだ。
プログラムに"lay floral tributes"と書かれたいるが、こういうことだったのだ。あのパレードの参加者が手にしていた花は シェイクスピアへの供花だったのだ。リースも花束もローズマリーも綺麗に飾ってある。ディスプレーは専門家が行ったのだろう。
下右から2枚目がシェイクスピアのお墓の場所に捧げられた供花だ。プレートの文字は古英語だろうか、さっぱり理解できない。 妻のアンをはじめ一族の墓も周囲ににある(青いプレートがそれを示す)。 とても素晴らしいものに出合えた。年に1度のこの日だからこそ出合えた光景だ。それにつけても、黄色の花が多い。
聖歌隊の美しい歌声は尚も続いている。もう一度聴き惚れて教会を後にする。

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街の散策(Stratford Town Walk)
さて、本格的な散策に移ろう。エイボン川の右岸を川に沿って下る。Walking Britainのコースガイドでは2つ目の橋を 渡ることになっているが、ショートカットして1つ目で対岸に渡り、Uターンする。
クルーザーが優雅に下っていく。船名を確認できなかったが、明晩のディナーの船かも知れない。楽しみだ。
左手にはずっと瀟洒なホーリー・トリニティー教会が見える。教会の少し下流が堰になっていて、 そこをカヌーで下っている。スリルがあって面白そうだ。
面白いものが現れた。エイボン川を横断するチェーン・フェリー(Chain Ferry)だ。1937年に出来たもので、 クランクを手動で回して引っ張るものだ。実にユニークだ。珍しいから両岸に行列が出来ている。料金は一人50ペンスだ。
カナルボートが舫ってある岸辺の光景はまるで絵に描いたようだ。

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レクリエーション・グランド(Recreation Ground)という広い広場に入ってきた。対岸に工事中のロイヤル・シェイクスピア・シアター が見える。広場では家族連れや若者のグループや老若のカップルなどが、ベンチや芝生に広げたシートで寛いでいる。 子供たちはボールを追いかけたり、カイトを引いて走り回っている。
我々もシート(私のリュックにはアウトドアーで必要なものは常に揃っている)を出して座る。綺麗に見える芝だが、 いざ、座ろうとするとヒツジあるいは水鳥の落し物が一杯なのに気付く。陽射しが強く暑いので日陰にシートを敷いたが、 こちらの人は敢えて日向で日光浴だ。行列の屋台でアイスクリームを求め、一休みだ。
散策を再開。Tramway Bridgeを渡りシティーセンターに戻る。橋の左側からCox's Yardが見下ろせる。 Tramway Bridgeは昔は電車が通っていたらしいが、今は歩行者専用だ。車が通る橋はClopton Bridgeで、 後にロンドン市長になったクロプトンが1480年に建てたという古い橋だ。
写真右は街で見かけたリコーダーの演奏をするグループ。

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橋を渡ると右側がバンクロフロ・ガーデン(Bancroft Gardens)だ。シェイクスピア像が聳え立ち、回りにその作品の主人公 (Hamlet, Lady Macbeth, Falstaff and Prince Hal; symbolising philosophy, tragedy, comedy and history)の象が立つ。
広場で大道芸人のパフォーマンスを暫し見物する。このガーデンに隣接する係留所(canal-basin)が明晩のディナークルーズの 出発点だ。確認をしておこうと思ったが、船はランチクルーズに出ているし、受付のような場所も見当らない。 舫ってあるクルーザーの船員らしき人に、ホームページをプリントアウトしたものを見せて訊ねると、 「この前の空いたスペースがこのクルーザーの係留場所だ。」とのこと、一安心だ。
WatersideからSheep Streetへと散策、昨夜のポストシアターディナーを楽しんだThe Oppoの前でスナップを1枚。
High StreetからHenley Streetへと歴史的建物やストリート・パフォーマンスなどを楽しみながらのんびり歩く。 Henley StreetとWindsor Stree交わる場所に道化?の像が立っている。シェイクスピアの作品には、 道化が数多く登場するそうだが、これもその一つだろうか。

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Information
 Address  Warwickshire
 Telephone  -
 Web Site  Stratford-upon-Avon

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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