Exmoor 2009年6月6日 訪問
他にも美しい村の情報は幾つも仕込んであるが、この雨の中のドライブは億劫だ。最後に一つ、セルワーシーから霞んで見えた
辺りのLuccombeの村を訪ねる。ここにも茅葺屋根のコテージが幾つも見られる。そして、小さな村なのに立派な教会がある。
人っ子一人見当たらないが、質素ながら豊かな生活が感じられる。
この辺りの地図を見ていると、Packhorse Bridgeの文字が目に入る。調べてみると、石で出来た荷馬1頭、あるいは、
荷馬車が通れる程度の狭いアーチ橋で18世紀までの通商路のことのようだ。今までにも幾つか見てきたが、この名は始めて知った。
Packhorse Bridgeをイメージしていただくのにピッタリの写真を
transport routes
で見つけた。(写真下右から2枚目)
Horner Water川に沿って走って行くとA39に出るまでに3つのパックホース・ブリッジを見ることができた。
ご覧の通り馬の背に振り分けた荷物がぶつからないよう低い欄干になっているのだ。その昔、この道を通った人々に思いを馳せる。
また、こうした古いものを護り残すイギリス人に傾倒する。
A39を西進すると写真下右の標識に出合う。"Gradient 1 in 4"とは”勾配 25%”、すなわち、1000m進むと
250m上がることを意味する。これはかなり厳しい坂道だ。ちなみに、日光のいろは坂の最大勾配でも13%だから、
その凄さがお分かりいただけよう。勾配だけでなくかなり厳しいヘアピンカーブが続くのでキャラバンなどは有料道路を通るよう
推奨されているが、私はこんな悪路が大好きなのだ。下りは04年と今日の2回経験したが、登りは初めてなので期待したのだが
、下りの方がスリルを感じる。
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