Fettercairn フェッターケルン
次の訪問地にむかって走る。ナビ子ちゃんはかなりローカルな道路を通るショートカットの道を指示してくれる。道端のエニシダも咲き始めた。
菜の花畑が遠く近くに点在する景色は目に優しい。
素晴らしいシティーゲートを潜る。立派なゲートを持つ割りには可愛い小さな村だ。時間に余裕があるのでパーキングを見つけ途中下車だ。
イギリスの由緒ある街や村の入り口には立派なシティーゲートが見られる。その目的は防御のためであったり、課税のためであったり、交易のためであったり、
何かを記念してであったりする。多くはかなりの年代物が多い。これを写真撮影することは橋を撮影することと同様なかなか難しい。
それが目的で訪問したのなら別だが、通過中にたまたま見つけても車を止める場所が見つからない。
街の要衝にあるから交通量が多く、まして馬車の時代の物が多いから幅が狭く、ゲートの付近は混雑しているからだ。
感心することは混雑があろうとも、イギリスではこれを撤去しようという動きが起きないことだ。交通量が少なければ、相互の譲り合いで問題ないし、
混雑があれば、どちらかを優先にすることで済んでしまう。(右は”対向車優先”の交通標識) 余程混雑する場所では、信号による交互通行にしている。
また、それぞれの街や村の近くで採れる石を使っているから、建物ともマッチし、それぞれに違った個性を見せてくれるのも嬉しい。
この村はフェッターケルン(Fettercairn)といい、シティーゲートはフェッターケルン・アーチとよばれている(写真下左)。
1861年のビクトリア女王の訪問を記念して1864年に建てられたものだ。アーチの中のとんがり屋根は教会だ。
またこの街は”ホワイト&マッカイ”というスコッチの蒸留所がある。
左から2枚目はこの後訪れたエドゼル(Edzell)の村の南の入り口で見たダルハウジー・アーチ(Dalhousie Arch)だ。13代ダルハウジー伯爵を記念して
1887年に建てられた。アーチの向こうに見えるとんがり屋根も記念館だ。2つとも絵に描いたように美しい光景ではないか。
右から2枚目は5月30日に訪れたスクーン宮殿で見た旧スクーン村の16世紀のアーチ門(Archway)、右は31日訪問のセント・アンドリュースの12世紀のThe Pends Gateだ。
年代の差は歴然だ。この後も幾つかお目に掛ることだろう。
Address | Northeast, Scotland |
Telephone | - |
Web Site | Fettercairn |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
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