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スランゴスレン&ポントカサステ水道橋

          Llangollen & Pontcysyllte Aqueduct

               2011年9月28日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

カントリーサイド・ドライブ旅行の楽しみの一つとして”石橋”がある。中でもビアダクト(高架橋)とアクアダクト(水道橋)の美しさ、スケールには魅了される。 その二つが並んでいる場所があるのだ。チャーク水道橋と高架橋だ。前回はそれとも知らず高架橋を列車が通過する写真を捉える幸運に恵まれたが、 調べてみると、アクアダクトの上を歩けることが判明した。行かずばなるまい。
B5070から少し上った運河の脇に駐車スペースを見つける。運河沿いの閑静な住宅地を歩いていくと、高架橋が見えてくる。 水道橋の袂に2本の橋が見えるビュースポットがある(写真下左)。更に進むと、満々と水を湛えて流れる水道橋のトラフ(溝部)と左手に更に高くを通る 高架橋が並んで見える(写真下左から2枚目)。迫力ある光景だ。
水道橋は1801年の完成で 高さ21m、長さ229mで10本のアーチを持つ。トラフは鋳鉄製だが、石でカバーしてありその姿が見えない。そこが素晴らしい。 鋳鉄製トラフはトーマス・テルフォード(Thomas Telford)によりここで初めてて開発されたものだという。この技術により英国の運河が拡がったのだ。

Chirk Aqueduct Chirk Aqueduct Chirk Aqueduct Chirk Aqueduct

隣に見える高架橋は水道橋より10m高い地上31mで1848年に完成している。高架橋のアーチの先にウェールズの素晴らしい景色が展開する。
次々にカナルボートがやってきて水路を上っていく。ほとんどのボートに犬が乗っている。イギリス人の犬好きが良く分かる。 手を振ってにこやかに挨拶を交わす。とても優しい気持ちになる。側道を歩く人たちとも挨拶を交わす。 ご多分に洩れず「写真を撮りましょうか?」と声が掛かり、ご多分に洩れずアップできない出来具合だ。しかし、その交流が楽しい。
ところで、実はここは世界遺産なのだ。チャーク・アクアダクトのすぐ下流のグレッドリッド橋(Gledrid Bridge)から18km上流のホースシュー滝(Horseshoe Falls)までが ”ポントカサステ水道橋と運河”(Pontcysyllte Aqueduct And Canal)として登録されているのだ。したがって、ここも立派な世界遺産だが、余り知られていないようだ。
下左の写真の奥にトンネルの入り口が見える。このトンネルを潜って更に上流に進むと、世界遺産として有名なポントカサステ水道橋(Pontcysyllte Aqueduct)へと繋がるのだ。 そして更に上流のスランゴスレン(Llangollen)、ホースシュー滝へとつながる。
汽車や船などの乗り物同様、乗ってしまうとその姿は写せない。2本の橋を写すポイントとしては低い水道橋を手前にする東側が良いのだが、 そのエリアに通じる道がないのだ。B5070の歩道から林を透かして微かにその姿を捉える(写真下右から2枚目)。撮影には結構苦労したのだが、今一つだ。
下右の写真は夕方の帰り際に西側から撮った夕日に映える2本の橋だ。

Chirk Aqueduct Chirk Aqueduct Chirk Aqueduct Chirk Aqueduct

Information
 Address  Llangollen, North Wales
 Telephone  -
 Web Site  Llangollen   Pontcysyllte Aqueduct

詳細はWeb Siteなどでご確認ください。

旅行記もご覧ください。

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