ウイットビー Whitby
A169のアップダウンとスラロームとハイスピードのドライブを楽しみ55分でウイットビーの街に着いた。 ナビ子ちゃんに街の真ん中の"Cliff Street Parking"を指示したが、「目的地周辺に到着しました」と告げられた辺りにパーキングの案内はない。 しかし、路上駐車OKのようなのでスペースを探して進んでいくと行き止まりだ。Uターンして戻ると路駐の出来る道路は一方通行であらぬ方向に導かれる。 ぐるっと一回りして元の道に戻ると、今度は空きスペースがあった。狭い場所に何度も切り返して止め散策開始。 (帰りに気が付いたのだが、40分まで駐車OKだったのだ。1時間以上止めてしまったが、何事もなく済んだ。)
先程の行き止まりの先の雑然と店が立ち並ぶ階段を下りると川沿いの通りに出る。川(Riner Esk)には大小の船が行き交い、停泊している。
カモメも沢山飛んでいる。港町の情緒が溢れ、観光客も溢れている。
先ずは向こう岸の丘の上にある教会と修道院を尋ねよう。橋を渡り、狭い石畳の小路を進むと急な階段が現れる。
幾つもの小説や映画のモチーフとなった”199の階段”だ(写真上右から2枚目)。妻が数を数えながら登っている。
「今なん時だ?」と茶茶を入れてやると分からなくなったようだ。急な上、蹴上げもまちまちで登り難い階段だ。
暫し休憩、振り返りると階段袂のB&B兼ティールームの名前が"Abbey Steps"となっている(写真上右)。
階段を登りきったところが聖メアリー教会(St.Mary's Church)だ。墓地の外れから街や港を見下ろす。素晴らしいスペクタクルだ。言葉もない。
心地良い海風に当たりながら、しばらく見惚れる。
振り向けば墓石や石棺が並び、ケルト十字が立っている。ケルト十字はイギリスの詩人・キャドモンを記念したもので"Caedmon's Cross"という。
そして、ブラム・ストーカーがこの教会の墓地を見て、小説”ドラキュラ”のインスピレーションを得たというのは余りにも有名な話だ。
しかし、余りに明るい太陽の下ではその雰囲気は感じられない。のどかな昼さがりだ。
199の階段を下り、狭い小路"Church Street"を散策する。小さなお店が並んでいる。
"Honeyz"はHandmade Bath Productsのお店だが夢を呼ぶショーウインドーだ。
"Hunters"はOlde Sweetのお店だ。2階のウインドーボックスの花が見事だ。ファッジ(fudge)やタフィー(Toffee)が並んでいる。
向の"Postoffice"のショーウインドーにも可愛らしいグッズが一杯だ(写真下右)。しかし、17時を回り大方の店は閉まっている。
観光地といえども労働者の保護はキッチリしている。
通りの中央辺り、マーケットプレイスの近くに公衆トイレがあった。修道院のビジター・センターは例外として、
イギリスではどこに行っても公衆トイレが完備していてありがたい。水洗は当然、温水の出る手洗いとハンドクリーナーが必ずある。
古い街並みに似つかわしくない自動車が止まっていた。
橋を渡り街に戻る。橋は"Swing Whitby Bridge"だ。大型の船が通る時は左右にスイングして開くのだ。
橋の中央の繋ぎ目が大きな円形を描いているのが見て取れる(写真下左)。
この街はキャプテン・クック(Captain CookことJames Cook)が17世紀に水夫の見習いとして住み込んでいた家があり、今は
"Captain Cook Memorial Museum"となっている。
そして、エンデバー号の複製船があるはずなのだが、見つけられない。小さな街なのにトピックが豊富だ。
そして、嘗ては造船や漁港の街として栄え、ニシン(herring)漁や捕鯨(whaling)で賑わったのだという。今も新鮮な魚が獲れ、
その魚を使った美味しいフィッシュ&チップス屋さんの情報は多いし、クリムティーの美味しい店の情報も手に入れてきたのだが、
今食べてしまうとディナーがいただけなくなってしまう。日頃から間食はしない習慣だ。”旅は非日常”と考えているが、食べ物に関しては別だ。
最近は体重を一旦増やしてしまうと、なかなか元に戻りにくくなってしまったからだ。
Address | Whitby, North Yorkshire |
Telephone | - |
Web Site | Whitby |
詳細はWeb Siteなどでご確認ください。
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