街と村 ご紹介

花花

ヨーク  York
               2011年9月21日 訪問  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

スキプトンの街歩きを2時間楽しみ、次も州都ヨークの街歩きだ。パーキング情報は沢山仕入れてあり、街歩きに最も近いパーキングを ナビ子ちゃんに指示してあったのだが、立派な城門(バー Bar)の前を右折したところのパーキングが空いていたので思わずハンドルを切る。 しかし、4つの城門の内、ヨークミンスターから最も遠いミックルゲイト・バー(Micklegate Bar 写真下左)だったのだ。これが後のトラブルを呼ぶことになる。
街を走る路線バスがトレーラーバスあり2階建てバスありと多彩だ(写真下中2枚)。

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少し雑然とした古い街並みのミックルゲイト通りを500mほど登って行き、ウーズ川(River Ouse 写真下左から2枚目)を越えると急に賑やかになった。 コッパーゲート通り(Coppergate)の標識が目に入る。この辺りに”今、ヨークで最も人気のアトラクション”との情報の ヨーヴィック・ヴァイキングセンター(JORVIK Viking Centre)があったはずだ。 探すと直ぐに見つかった(写真下右から2枚目)。この場所で10世紀頃のヨークを支配していたバイキングの住居跡が発見されたことから、 そこから発掘したバイキングの埋蔵物の展示とタイムカプセルに乗って当時のバイキングの生活振りを見て回れるアトラクションがある博物館だ。 2人で£15支払って乗ってみたが、歴史を学ぶ真面目なアトラクションで面白みに欠ける。ましてやリアリティーを出すためだろうが、 色々な臭いがする。決して良い臭いではない。
ミンスターへ向かう途中、ガイドブックに必ず乗っているシャンブルス通り (Shambles)を通る(写真上右、下左)。狭く曲がりくねった石畳の小路は行き交う人で溢れている。15世紀の木造の建物は上階に行くほど迫り出している。
写真下右のショーウインドーはミリーズ・クッキーズ(Millie's Cookies)の"Celebration Cookies"だ。 直径12インチ(30cm)という巨大なクッキーでプレゼント用にメッセージを入れてくれるようだ。イギリスに80店ものチェーンを展開しているというが、 初めてお目に掛かった。Church Streetのギフトショップで小さなフェアリーを見つけ、連れ帰る。

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ヨーク大聖堂(York Minster)に遣って来た。姿形、石の色合いともに美しい大聖堂だ。 入場してビックリ。チケット売り場のバリアーができている。シニア(Senior (60+))でも£8だ。ガーデンであれば£10でもいとわないが、 大聖堂にはそこまでの興味もないし、信心心は皆無の私だ。05年に見ているので、ここはパスする。
前回はタワーに登らなかったので上ることにする。こちらはシニアで£4.5だ。大聖堂の維持費が日に£2万掛かるのだということだが、結構な料金だ。 「待ち時間は15分、275段の階段があるが大丈夫か?」と念を押される。その程度の脚力はまだまだ健在だ。

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待ち時間を南翼廊(South Transept)で過ごす。南北の翼廊は13世紀の建築だが、バラ窓(Rose Window)のステンドグラスは16世紀に造られたものだ。 位置が高過ぎて首が疲れる(写真上右から2枚目)。北翼廊の"Five Sisters Window"は高さ16mと巨大だ。13世紀のもので10万枚のグラスで造られているという(写真上右)。 写真下左は"St Michael 's Chapel"だ。大司教Walter de Grayの棺が収められている。

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時間が来てタワーに上り始める。前の若者に負けじと螺旋階段を上がるが、狭い上に螺旋も急激でかなり厳しい階段だ(写真下左)。 この狭さゆえタワーに上るのは完全入れ替え制となっているのだ。1時間30分置きだいうから15分待ちで済んだのはラッキーだったのだ。
ようやく屋外に出た。細く狭い通路から西方面が見渡せる(写真上右3枚)。屋根や窓の美しい装飾が間近で見られる。 写真上右から2枚目は"St Michael le Belfrey"。しかしここはまだ屋上ではなかった。

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再び階段を上り、ようやく屋上だ。タワーの周囲を1周する。素晴らしい眺め広がっているが、猛烈な風が吹き抜けている(写真上中2枚、下左から2枚目)。 余りの強風に屋上で撮った写真の妻の顔は引き攣っていてとてものことアップできない。
15世紀に建てられたタワーは高さ70mだが、回りにこれより高い建物がないのだから見晴らしが良い。 写真上右から2枚目にはクリフォード・タワー(Cliffords Tower)もはっきり見える。
狭い螺旋階段は下りの方が怖い。下り切って笑う膝を騙しながら大聖堂の周囲を見学する。写真上右は"Constantine"のブロンズ像、1998年に建てられたものだ。 写真下左3枚は西正面(West Front)と身廊(Nave)、右は西正面、美しいフォルムに何度もシャッターを押してしまう。

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モンク・バー(Monk Bar 写真下左)から城壁(シティ・ウォール City Wall 写真下左から2枚目)に上がる。05年と同じコースだ。 観光客の往来が盛んだ。通学の学生や犬の散歩など市民と思われる通行人も多い。擦れ違う人々との軽い会釈も嬉しい。
木々の間から素晴らしいエバーグリーンの庭のあるお屋敷が見える(写真下右から2枚目)。大聖堂の司教の住まいかもしれない。 先程上ったタワーの美しい姿も見られる(写真下右)。

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ブーサム・バー(Bootham Bar 写真下左)で城壁を下り、パーキングに向かう。Bettys Tea Roomsの前を通り、 このまま真っ直ぐ行けばコッパーゲート通りに至るはずだったが、何とモンク・バーの近くに戻ってしまったのだ。
それからが本格的迷子に陥る。通行人に尋ねても旅行者ばかりで分からない。ペイア&ディスプレイのパーキングの制限時間が迫っている。 04年に反則切符を切られた経験が頭をよぎる。思い余って店内で暇そうに立ち話をしているように見えた床屋さんに飛び込む。 「ああ分かるよ」とあれこれ説明してくれるが良く理解出来ない。紙に書いてくれるようお願いすると、メモ用紙に丁寧に書いて渡してくれた。 お蔭で制限時間5分遅れでパーキングに到着、切符も切られずに済んだ。予定外のパーキングに止めたことがトラブルの原因だ。床屋のおじさんありがとう。 立ち話をしていたのは、これから髪を刈ってもらうお客さんだったのだ。お客さんとは思わなかったのです。お二人にごめんなさい。

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Information
 Address  York, North Yorkshire
 Telephone  -
 Web Site  York

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