Lynton Lynmouth 2004年6月11日 訪問 水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。
Lynton に入った。パーキングを探す間も家々の花がきれいだ。思わずスピードが落ちる。これは期待できそうだ。
この街で、何をおいてもしたかったのは Lynton & Lynmouth Cliff Railway に乗ることだ。
これは下の海岸沿いの村 Lynmouth とを繋ぐ水力によるケーブル・カーなのだ。この存在を知ったときの胸のときめきは
現地へ来て更に高鳴る。
Lynton は坂の街だ。パーキングからかなり登ったところで、アーチが出迎えてくれる。何時出来たの? どんな
システムで動くの? 何人乗れるの? そんな私の疑問に答えてくれる本がお土産であるらしい。
興味と感動でカメラのレンズはケーブル・カー関連しか捉えていない。 Top Station はお花が綺麗だった
はずなのだが写真が残っていない。
どうして動くのか? 答えが右の写真だ。「動力注入中」。 Top Station で、ケーブル・カーのタンクに700ガロン
(3立方 m )もの水を入れているところだ。満タンになった所で Lower Station の ケーブル・カーの
タンクから水をこぼすと、上下のバランスの差で上のCarが下のCarを引っ張って降りていくのだ。終点でのブレーキも
水をこぼして調節しているらしい。ちなみに水は街の名前からも解るように Lynn 川から引いている。
Top Station と Lower Station の標高差は500 feet (153 m )、レールの長さは
862 feet (263 m )だから勾配70%の急坂だ。まるでエレベーターのようだ。1890年から営業運転して
いるらしい。定員は40名、10トンとなっている。水の重さが3トンでもまだまだ余裕だ。
それにつけても、この発想には感動する。省エネ、エコロジーの先取りだ。
ようやく乗車の順番が来た。デッキは先客がいて立てない、残念(帰りは絶対デッキに)。スピードもかなりのものだ。
Lynmouth は小さな港町だ。突堤の先端には見張り小屋のようなものが建っていた。小さな港にはボートが浮かんでいる。
St. Michael’s Mount 以来、干潮の港の無残にも腹を見せているボートばかり見てきたので、水に浮かぶ
ボートにホッとする。
港から道路を隔てて、土産物屋とホテルが並んでいる。何と綺麗に花で飾られていることか。思わず足が速まる。一つひとつ
観賞しながら緩やかな坂を上った。ホテルの玄関も茅葺でお洒落だ。
帰りはお目当て通り、1台見送ってデッキに立った。満足。見晴らしサイコー。 Lynton にはかなり大きな建物も多い。 ショップも充実している。エスニック風の木製品の店で変わった鉛筆を購入。ガーデン・コンテナのお店では欲しいものが いっぱいだ。なるべく嵩張らないようなものを1点だけと決めて、可愛いフェアリーもののプレートを Get 。
Address | Devon |
Telephone | - |
Web Site | Lynton Lynmouth Lynton Lynmouth Cliff Railway |
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