都立小金井公園の桜 定点観測

花花

小金井公園

2008年の桜前線は”平年並み”と予想されていた。
2月までは例年より寒い冬であったが、3月が暖かいと予想されたからだ。
しかし、この一週間ほどの温かさで2、3日早まりそうだとの観測もある。
本項も再開の時期ではあるのだが、なにせ今年は事情が違う。
家を留守にすることが多く観測が十分に出来ないのだ。
丁度開花の時期も留守にする予定になっている。
(満開期の花見は欠かさない積もりだが・・・。)
そんな訳で勝手ながら今年は本項を休止させていただく。
本日現在写真のように膨らんできた小金井公園の桜の様子は不定期にはなるが
”武蔵野の季節見つけた”でお知らせする。どうぞご覧ください。  [19th MAR 2008]

花花

2007年の桜の開花は記録的な早咲きが取り沙汰されている。大いに気のもめるところだ。
気象庁の開花予報は明日7日に発表されるが、ウェザーニューズの予報では都心で20日だ。
一方、3日の朝日新聞夕刊では都心で過去最早の16日との予報も載せている。(平年は28日)
16日であれば後10日、20日としても2週間しかない。
そんな訳で今年は早めの”都立小金井公園の桜 開花情報 ”の店開きだ。
小金井公園の他のお花情報なども絡めお伝えしたい。  [6th MAR 2007]


最終回 2007年4月8日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

4月8日はお釈迦様の誕生日・花祭りだ。あのほのかに甘い”甘茶”を懐かしく思い浮かべる。
「天上天下唯我独尊」はお釈迦様がお生まれになったとき発した言葉だそうだ。私の好きな言葉だ。
「この世の中、それぞれ互いに自分というのは、かけがえのない尊い存在であり、かけがえのない尊い命だ。」という解釈において。
「みんな違って良い、違うから面白い。違うけど尊重しよう。」ということだ。個人主義ということだ。

小金井公園も正しく桜祭で大賑わいだ。桜は一つひとつを見れば、かなり散っているが、遠目にはまだまだ見られる。
今年の桜は随分花持ちが良い。潔さに欠ける気がする。東門の枝垂れ桜は丁度満開だ。
うららかな陽気の中、人々の顔も穏やかで優しく感じられる。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

朝早くから吹奏楽の演奏も始まっている。小金井貫井囃子の準備もできている。屋台には早くも行列も見られる。
正門前の花壇のチューリップが完全に咲き揃った。中に1本だけ黄と赤に真っ二つに塗り分けられた花があった。
一瞬、造花かと見紛えた。1週遅れの誰かのいたずらかとも・・・。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

山吹の山吹色が濃い。ハナモモも我が世の春と咲き誇る。もみじの新緑も目に爽やかだ。
百花繚乱、春たけなわと言うところであるが、今年の桜は長すぎる、このコ−ナーは散り際よく今日で最終回としたい。
続きは”武蔵野の季節見つけた”でお知らせしよう。今年も美しく咲いた花々始め諸々に感謝しつつ・・・。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


No.8 2007年4月4日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

二日連続の雨にたたられ、冷たい冬の気温に逆戻りしてしまった。
今日も朝からはっきりしないお天気だ。10時頃になって薄日が射してきたのを機に散歩に出る。桜はどうしているだろう。
予想したように爽やか春風ではないが落花盛ん、花吹雪は舞い、樹の下の花びらのベールも一層白くなっている。
右の写真で花吹雪がご覧いただける。左下の花吹雪に喜び手を広げるこ子の左手の先にぼんやりと写るのもそうだ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

遠目にほんのりと霞む桜の姿も美しいものだ。
染井吉野は散り始めて週末の桜祭には間に合いそうもないが、他にも楽しめそうな桜の種類は多い。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

間近で花びらを観察するのも楽しい。左から”白妙”、”一葉”、”白雪”、”御車返”、”???枝垂”だ。
御車返は”八重一重”とも”桐ヶ谷”ともいわれ、”余りの美しさに車を引き返した”ことに由来する。
同じ枝に八重(花弁が7,8枚)と一重(花弁が5枚)が付いている。花弁も大きく色も濃く艶やかな桜だ。
桜餅は良い匂いがするが、桜の花には匂いがない。”駿河台匂”という匂いのある珍しい桜の蕾はまだ硬い。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

正面入り口通路のパンジーとチューリップ、見事に咲き揃った。桜の園の勿忘草の花壇。蒸気機関車と桜は何故かマッチする。

小金井公園 小金井公園 小金井公園


No.7 2007年4月2日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

夜来の雨に桜はどうなったか、気になりやって来た
昨日の喧騒が嘘のような静けさの中、まだ花はしっかりと残っている。
雨に打たれて落ちた花びらが踏まれることもなく、白いベールのように地面を覆う。
爽やかな春風の中での花吹雪は水曜日のお楽しみか。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

花壇の花も春爛漫だ。二色咲きのハナモモが今年も見事な花を付け、匂わんばかりだ。
なぜかレトロな雰囲気が感じられる菜の花と桜。染井吉野ではないようだ。芝桜と染井吉野は鮮やかだ。
小金井市ではどこを歩いても桜が見られる。
小金井桜と昔から謳われ、市の花が桜だから公共施設も民間施設も一般家庭でも桜を大切にしているのだろう。
この季節だけは輝いている我が街だ。桜の向こうに緑の校舎が見える。ずばり緑小学校だ。入学式まで桜が持つかな?

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


No.6 2007年4月1日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

「3日見ぬ間の桜かな」正にその心境だ。
30日の朝強い雨が降り、昨夜も少し降ったのだが、八分咲きが幸いし散らないで済んだようだ。
今日は朝から気温が上がって、一気に満開だ。29日も24度を越える暖かさだったが、今日はそれを上回る暖かさだ。
色々やらなければいけないことは多いが、この陽気ではじっとしていられない。ブランチは花見としよう。
定点の桜の枝を透かして見えていた、たてもの園の緑青の屋根が見えないほど花が厚く咲いている。
一つひとつの花びらが大きくて色も濃い。昨年が今一だっただけに、一層素晴らしく感じる。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

今日は急に思い立っての花見なのでお弁当はコンビニだ。ビールもワインも準備して3回目の花見にカンパイ。
”仏の顔も三度”と言うが、こんなに楽しいことは三度でも四度でも・・・。ちょっと解釈が違ったかな?(確かに違う)
地元の伝統芸能”小金井貫井囃子”は小金井公園の各種行事の恒例だ。シャボン玉の虹色と桜の色の饗宴は如何でしょうか。
沖縄料理店主催のお花見会なるものが賑やかに催されていた。ジャグバンドやエイサー・島唄などが披露されていた。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園

小金井公園

広い公園も人の群れに埋め尽くされた感じだ。たてもの園前や桜の園だけでなく、各広場でそれぞれに楽しんでいる。
例年なら染井吉野より遅れて咲く山桜なども同時に満開を迎えている。ハナモモも例年より早い満開だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


No.5 2007年3月29日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

満開を期待してお花見に出かけたが、残念ながら五分咲きから七分咲きといったところだ。
それにしても、3日でこの開花具合には植物の力・神秘を感じる。
平日にも拘らず、大勢のお客さんが訪れていた。定点観測の場所もビニールシートで覆われている。
赤ちゃん連れの若いママさんのグループだ。ちょっと失礼してビニールシートに上がらせてもらう。
何を撮影するのかと興味津々の様子だ。桜開花情報をインターネットでお知らせしている旨説明し急ぎ2ショット。
定点観測の樹に限っては八分咲きの状況だ。週末には最高の状況だろう。お天気になるよう祈る。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

今日は義姉ご夫妻をお招きしての花見だ。半袖でも汗ばむお天気に、桜の下の日陰に陣取る。
写真左の景色を眺めつつ、妻が朝から腕を振るった花見弁当を広げる。
屋外の食事はどうしてこんなに美味しいのだろう。ビールも格別だ。
毎年のことながら、事務所前の染井吉野は美しい姿だ。
正面入り口通路の花壇のチューリップも見事に咲き揃った。
八幡神社のしだれ桜は散り初めだ。より一層色めいてあでやかだ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園 八幡神社 しだれ桜


No.4 2007年3月26日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

お待たせしました。小金井公園の染井吉野の開花を宣言します。昨年と同日だ。
先週25日と予想したが、1日ずれてしまった。昼に訪れたのだが、朝からの気温の上昇で一気に開花したようだ。
今年は義姉ご夫妻を招いて小金井公園でお花見をする約束を月初めにした。
満開を予想して29日としたが、ピタリと当たりそうだ。(気象予報士の素質があるかもしれない。)
暖冬だった所為か花も大きくて色も濃いように感じる。楽しみだし、心落ち着かぬ日が続きそうだ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

八幡神社のしだれ桜が満開だ。こちらも昨年の26日に満開とお伝えした。植物は正直だ。
しだれの花桃も満開だ。白い辛夷との対比がよくカメラマンが群れていた。
山桜は既に八分咲きだろうか、江戸時代から有名な”小金井桜”はこれのことだ。

八幡神社 しだれ桜 小金井公園 小金井公園


No.3 2007年3月19日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

寒気はまだまだ居座ったままのようだ。小金井公園も冷たい北風が砂煙を上げて吹き去って行く。
しかし、染井吉野の蕾は確実に膨らみ赤みを増している。定点からの写真(真ん中)でも変化が分かっていただけるだろう。
左の写真をクリックしアップの写真をご覧ください。長く伸びた枝が強風に打たれ激しくしなる中、撮影した。
近くの八幡神社の枝垂れ桜が開花した。右の写真をクリックすると開花した花が5つ6つ数えられるだろう。
過去2年観測したデータから推すに小金井公園の染井吉野の開花は25日とみた。さて、当たるも八卦、当たらぬも八卦・・・。

小金井公園 小金井公園 八幡神社 しだれ桜


No.2 2007年3月12日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

春だ春だと浮かれていたら、冬の逆襲にあった。
4日ほど浜松で遠州の空っ風に見舞われながらガーデン造りに勤しんだ。
東京に戻ってみると何と言う寒さか・・・。暖冬で緩んだ体が震え上がる。
気象庁が7日に発表した開花予想では東京都心で18日とされているが、これより少し遅れそうな気配がしてきた。
我が小金井公園の定点観測木は如何にと訪ねてみる。何と1週間前と然したる変化が見られない。残念!
驚いたことに宿根草園では霜柱が見られるではないか・・・。

小金井公園の桜 小金井公園の桜 小金井公園 霜柱

気を取り直して春の気配を探す。春は確実にやって来ているはずだ。
桜の園入り口の菜の花は見事に満開だ。雪柳も大分開いてきた。きぶしの花も長くのびて風に揺れている。
生産緑地の四季咲き桜はポツポツと開花を始めた。四季咲きとは云え2ヶ月置きに花を見せてくれる元気な桜だ。
春は確かに来ている。

小金井公園 小金井公園 小金井公園 小金井公園


No.1 2007年3月5日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

我が小金井市の花は桜だ。江戸時代より”小金井桜”で広く知られていたという。
小金井公園・玉川上水遊歩道・野川遊歩道の桜は見事であるが、他にも清酒・小金井桜、桜煎餅、桜花サブレなどもある。
そして、マンホールの蓋まで”こがねいさくら”なのだ。ごみ処理問題で汚名を被ったが桜だけは自慢できるのだ。

記録的な早咲きと聞いてやってきたものの、蕾はまだまだ小さくて硬いようだ。
昨年が都心で21日、小金井公園で26日の開花だった。他の花木の様子からすると確実に早い開花と読んで良いだろう。
今年もこの定点から情報をお伝えします。

小金井公園の桜 小金井公園の桜 小金井のマンホール

”早咲きの桜の園”では寒緋桜が満開だ。隣の育苗場でも満開の桜が見られた。花名は不明だ。(サブッ)
辛夷が開花し始めた。これも平年より優に2週早い開花だ。しかし、近くの八幡神社の枝垂桜もまだ蕾は硬い。良い樹形だ。

小金井公園 寒緋桜 小金井公園 ?桜 小金井公園 こぶし 小金井公園 こぶし 八幡神社 しだれ桜

ダイコン草も早くも開花した。花壇のパンジーなども今年は一度も雪に見舞われていないので元気だ。

小金井公園 ダイコン草 小金井公園 花壇 小金井公園 花壇

小金井公園 椿 小金井公園 椿 小金井公園 椿 小金井公園 椿 小金井公園 椿

今日一番目を惹いたのは隣接の植木屋さんの椿の数々だ。(最初の3枚は小金井公園のもの)

小金井公園 椿 小金井公園 椿 小金井公園 椿 小金井公園 椿 小金井公園 椿


sakura0506
05・06年の”都立小金井公園の桜 開花情報”はこちらからどうぞ

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