1999の旅 コッツウォルズ・ホームステイ

花花

第1日 6月27日(日)

とうとう出発の日が来てしまった。
普通の観光ツアーや社のインセンティブ旅行なら添乗員頼りでなんとかなった。
しかし、たとえ3泊でもホームステイとなれば、ぜんぜん喋らないという訳にも行くまい。
俄か勉強も儘ならないままに今日を迎えた。若干の後悔と大きな不安を抱えての出発だ。

成田空港でコンダクターやツアーのメンバーとご対面。コンダクターは良い印象の女性だ。
メンバーは夫婦連れ以外は女性が多い。皆さん良い感じの人ばかりで一安心だ。
旦那が揃ってJALの整備士をしているという若い女性3人組と親しくなる。
機内では彼女達に機長が挨拶に来てコックピットまで案内されたようだ。
(当時はこんなことも許されたようだ。私もいつかチャンスがあればと思っている内にセキュリティーが厳しくなった。)
何の事情だったか忘れたが、ホテル着が深夜になってしまった。
夕食は機内でいただいたきり、それでも空腹に睡魔とスコッチが勝ってぐっすり。

花花

第2日 6月28日(月)

心地良い寝覚めだ。ホテルの周辺を散歩する。花壇の植栽に驚く。
巨大なハンギングバスケットに見惚れる。こんなものを造ってみたいという衝動が湧く。

最初は英国最古の学園都市Oxfordを訪れる。皇太子が学んだというカレッジなど随分歩かされた。
1番印象に残るのがキャンパスに咲いていたこの黄色い花だ。ミモザと思うのだが・・・、あまりに大きい。

Moat House Oxford

次はシェイクスピアゆかりの地Stratford-upon-Avonだ。
先ずはShakespeare's Birthplaceの見学。シェイクスピアの生家前の通は観光客でごった返している。
生家は木造で天井は低く床は傾いている。しかし、バックヤードは広く良く手入れされており花が咲き乱れている。
その植栽の多様さに驚く。初めて出合うイングリッシュガーデンに感動の連続だ。
団体行動だから一旦外に出た後、フリータイムに再入場したほどである。

Stratford-upon-Avon Stratford-upon-Avon Stratford-upon-Avon Stratford-upon-Avon

短いフリータイムを精力的に動き回る。
駅の近くの街角で発見した萱葺き屋根のパブとサインポストのアングルは気に入っている。
街を歩けば家々の軒先にはハンギングバスケットが下がり、少しのスペースも花が植えられている。
2階の窓のウインドー・ボックスにも感動。帰国して真っ先にチャレンジしたのがウインドー・ボックスだ。
ゼラニウムはあまり好きな花ではなかったがこの旅で評価がが変わった。
土産店でLilliput Lane のミニチュア・コテージに出合う。(「イギリスで買ったお気に入り 」もご覧ください。)
メルヘンの世界の家のように思えるがこの後の旅で同じ光景をしばしば目にするのだ。
昼食のレストランの並びにシェイクスピアの妻Anne Hathawayの実家があった。
残念ながら入場見学のスケジュールはなく、歩道からの見学だがここも花が溢れそうに咲いている。

Stratford-upon-Avon Stratford-upon-Avon Stratford-upon-Avon Stratford-upon-Avon

次に訪れたのはCharlecote Parkだ。700年にもおよぶLucy家のestateで今も居住している。
管理はナショナル・トラスト(NT)に任されているということで、NTによるウエルカム・レセプションが開かれた。
しかし、挨拶は聴き取れないのでその内容は記憶にない。
邸宅の前のテラスの花の溢れるフォーマルガーデンの美しさに驚き、広大なガーデンの中の藁葺きのコテージに感動。

Charlecote Park Charlecote Park

Cheltenhamのホテルのロビーでいよいよ今夜から3泊ステイさせていただくホストとのご対面だ。
ホストは日英文化交流協会に所属する個人やB&Bだ。二十数名のツアーのメンバーが、2,3名ずつ分宿する。
添乗員が順番に引き合わせてくれる。皆さんにこやかに握手をし挨拶を交わしている。中にはハグしている人もいる。
「上手く挨拶できるだろうか?」不安でドキドキしいてくる。ようやく順番が来て対面したのはJanetとFredのご夫婦だ。
Fredの運転する車でCheltenham郊外のお宅に向かう。妻の英語は通じているようだ。一安心。
Fredがスコットランドヤード(ロンドン警視庁)を定年退職した後、キャリアのJanetの仕事の関係でアメリカに渡り、
数年後、Janetもリタイアしてこの地に移り住んだばかりだとのこと。
(ここコッツウォルズは英国人の定年退職後に最も住みたい場所として人気NO.1なのだ。)
お宅はレンガ造りでまだ新しく、フロントガーデンやバックヤードは造成中だ。
食事までの時間近くを散歩しているとJALの整備士夫人3人組と出会う。直ぐ隣のお宅にステイすることになったようだ。
Janetの手料理の夕食は質素だがとても美味しい。妻は明日の晩、料理を教えてもらうことになった。
メニューの希望を聞かれたので”ローストビーフ”をリクエストする。

写真たっぷりの旅行記をご覧ください
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