武蔵野の季節見つけた 2009年

花花

番外
2009年10月30日・11月1日  軽井沢
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またまた番外だ。7月に結婚40周年を迎えた。そして、10月末で妻もリタイアした。
それを祝って子供たちが軽井沢への家族旅行を企画してくれた。4家族11名の旅だ。
ところが、2日前になって長男家族の次男坊が新型インフルエンザと判明した。
長男坊だけでも連れて行く案もあったが、感染していない保証はない。次女が妊娠中だけに接触は避けなければならない。
というわけで、長男家族4人は泣く泣く不参加となり、7名の旅だ。(長男坊は楽しみにしていた分、涙が多かったようだ。)
品川の次女家族がステップワゴンをレンタルし、目黒の長女夫妻を拾い、荻窪駅で私共夫婦を拾って練馬インターに向かう。
飛び石連休だけに車の数は多いが、大きな渋滞もなく軽井沢に到着。先ずは昼ごはんだ。
長女がリサーチしてきた店志な乃は”十割さらしな”が謳い文句だ。
どちらかといえば、更科が好きなほうだが、さらしな蕎麦とおらが蕎麦の”相盛り蕎麦”が魅力的だ。大盛りで頼む。
さらしな蕎麦は透けるほど白く、冷たくて歯応え喉越し共に素晴らしい。おらが蕎麦は香と甘みを堪能できる。
てんぷらの海老もさることながら、野菜が美味しい。高原野菜だからだろう。蕎麦、てんぷら共に盛りも良く大満足。
次は紅葉を楽しむことにする。次女のパートナーと妻の提案は雲場池だ。
正に見頃にドンピシャリと行き当たったものだ。素晴らしい紅葉が水面に揺れる様は山の紅葉と一味違う。
池の周りをゆっくりと散策。あちこちから歓声やため息が聞こえる。

軽井沢 軽井沢 軽井沢 軽井沢

どんなに美しい紅葉でも、3歳の孫娘にはまだ分かるまい。次は孫の楽しめる場所ということで タリアセンを提案する。
白鳥と鯉への餌遣りをひとしきり楽しんだ後、ペダルボートに乗る。
塩沢湖畔は紅葉し、穏やかな湖面に白鳥や鴨が浮かぶ。2艇に分かれて、行きつ戻りつを迷走しつつも1周する。
顔出し看板から顔を出しているのは長女夫妻だ。この看板を見ると顔を出したくなるのはDNAか、我々夫婦も後に続く。
次はちびっ子広場で孫を遊ばせるつもりが、竹馬やフラフープに大人が夢中になる。
アーチェリー、クライミングウォール、ゴーカートと結局大人が一番楽しんだようだ。
山の紅葉は如何かと旧三笠ホテルの先までドライブしたが、山の紅葉は既に終わったようだ。
旧軽井沢メインストリートを試食三昧。時間も押してきたので、明日再び訪れることにしてホテルに向かう。

軽井沢 軽井沢 軽井沢 軽井沢

ホテル軽井沢ロンギングハウスは、 客室十数室のこじんまりしたホテルだ。
食事が美味しいを基準に選んでくれたのだが、“野菜がおいしい” と看板を掲げるレストランは珍しい。
謳い文句の通り野菜の料理が次々に出される。一つひとつの野菜の味・香り・歯ざわりが楽しめる。(メニューは写真で)
メインの蓼科牛の網焼きはジューシーでやわらかくまろやかで甘味があり大満足だ。
デザートでは結婚40年のアニバーサリーの嬉しいサービスだある。ハーブティーもご自慢らしく、美味しくいただく。
食後は貸し切り状態のラウンジで心ゆくまで語りかつ飲む。孫娘もピーターラビットとお友達になりご機嫌だ。
翌朝は再び旧軽井沢メインストリートでショッピングを楽しむ。ジャム、漬物、リンゴ、腸詰、軽井沢彫などなどだ。
次は信州ハム・軽井沢工房でソーセージ作り体験を楽しむ。
2kgの豚のひき肉に塩と冷水を入れひたすらこねる。手が冷たくなるので皆で交代しながらこねる。
羊の腸に詰める作業が楽しい。これを捻って、いわゆるソーセージの形に作業も愉快だ。
これをボイルすれば完成で、試食タイムだ。25本をあっという間に平らげる。「普通は一人1、2本です」とは講師の弁。
残りは氷水で急冷してお土産にしてくれる。試食しながらもランチの店の相談をする家族である。
もう一度蕎麦の声も上がったが、マイミクさん情報のOGOSSOに決める。
”軍鶏の親子丼”、”蓼科マーブルポークのとんかつ”、”10食限定レディースセット”にこれまた大満足。
軽井沢マウンテン牧場も予定していたが、空模様が怪しくなってきた。この辺りが引き時だろう。
スーパーに寄り、地元の軽井沢菜やクレソン、牛乳や地ビールなどを仕込んで帰路に就く。
充実した楽しい旅になった。子供たちの心遣いに感謝、感謝。


2009年10月29日  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

Southcliffe Guest House

この項の更新が進まないのは季節を見つけるウォーキングをする時間が取れなくなったからだ。 それ故にウェイトコントロールも難しくなっている。猛省しウォーキングの再開を誓う。
道路から庭先を覗かせていただけるお宅をホッピングして歩く。
NHKの趣味の園芸で取り上げられたお宅は、相変わらず素晴らしいガーデンだ。ガーデナーとお話したかったが、 姿が見えなかった。
かと思えば、放置されたハンギングバスケットが無残なお宅も何軒か見られた。 それぞれに事情がおありだろうが、継続の難しさと尊さを再認識する。
夕暮れ迫る栗山公園でひと際明るく感じる場所がある。近寄ってみると十月桜だ。白い小さな八重の花が沢山付いている。 見事な大木だ。これまでも咲いていたのだろうに、案外気が付かないものだ。


番外
2009年10月17・18日  日向山高原 高瀬ダム
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この項の久々の更新だが、またまた番外編だ。
1年置きの大学の同期会が長野県大町市日向山高原の くろよんロイヤルホテルで開かれた。
かつては大学の所在地静岡県で開かれていたが、リタイアして時間の余裕も出来たので各地の同期生の持ち回りになって2回目だ。
前夜は陽だまりでジャズライブがあったので浜松からの出発となる。実は妻とは大学の同期なのでここでも同行だ。
浜松駅でブランチを楽しみ、新幹線で名古屋へ。駅ビルのデパ地下で生キャラメルプリンを求め、ワイドビューしなのに乗り込む。
昨夜が遅かったので一眠りした後、おやつにする。店員のお薦めではあったが、余りにも甘すぎた。
松本からは大糸線で信濃大町まで各停だ。通学の高校生が少なくなった辺りで、車内に仲間を見つけ懐旧談に花が咲く。
くろよんロイヤルホテルは東京電力が高瀬ダム建設時、迎賓館的な用途で使用していた建物を改装したという。
敷地も館内もゆったりとゆとりがあり寛げる雰囲気で良いホテルだ。部屋もデラックスツインが用意されていた。
同期会は一次会・二次会ともゆっくり食事することも忘れ、追憶話からリタイア後の生き様まで話は尽きない。
お蔭で一次会の懐石料理の味は覚えていないが、三次会で出たおにぎりの美味しかったこと。

日向山高原 高瀬ダム 日向山高原 高瀬ダム 日向山高原 高瀬ダム 日向山高原 高瀬ダム 日向山高原 高瀬ダム

翌朝は高瀬ダムの紅葉狩りを楽しむ。ホテルのバスで送っていただくが、途中からは一般車は通行禁止でタクシーに乗り換える。
高瀬ダムはコンクリートを一切使わず岩石を積み上げて建設した日本一のロックフィルダムだ。(写真左から2枚目)
新高瀬川発電所は高瀬ダムを上池、七倉ダムを下池とした揚水発電所だ。深夜電力で下池から上池に水を汲み上げる仕組みなのだ。
今朝は近辺の山々に今年3回目の雪が降ったという冷え込みで、紅葉も一段と進み今年一番の見頃だとのドライバーの案内だ。
ホテルに戻り解散したが、高原の爽やかな日和に誘われ、ホテル併設のパットゴルフを楽しむ。
その後、遅いランチを楽しみ、ホテルの車で信濃大町駅に送っていただき帰路に就く。サービスの良いホテルだった。
2年後の愛知県豊橋地区での開催が今から楽しみだ。


2009年4月4日  国立・大学通り 花見散策  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

今日も穏やかな好天に恵まれた。朝一番で武蔵野中央コミセンまで歌の会の会場取りに行く。
自転車で往復1時間、汗ばむほどだ。水遣りをし、ブランチを済ませ、さて何をしよう。
ホームページ管理の作業は溜まっているが、このお天気ではじっとしていられない。
国立へ行って、マイミクの淳こっちさんの店をひやかしてこよう。ということになった。

中央線で4駅、国立駅のホームから人で溢れている。こちらの桜もまだ満開ではないようだが、見頃だ。
人波に揺られて大学通りを南へ下る。みんなウキウキとのんびりした動きだ。
一橋大学から先は歩道の両脇が桜並木になっている部分もあり、とても気分が良い。
桜の下が花壇として綺麗に整備されているところは良いが、そうでない部分では花見客が入り込んでシートを広げている。
大学の先の横断歩道橋は絶好の展望台となり、人で溢れている。桜を目線、あるいは見下ろすのもなかなか良い。

国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り

横断歩道橋でUターンして、淳こっちさんの経営する 「いふがお」に立ち寄る。
こちらも人で溢れ返っている。淳こっちさんも大忙しだ。マダムばかりのお店にはさすがに入りにくい。
妻が買い物の間、表で待つ。ご同類が2、3人所在投げにうろうろしている。余り格好の良いものではない。
待つこと暫し、妻がレジ袋を下げて出てくる。黙って帰るのも失礼だから、マダム連を押し分けて淳こっちさんに声を掛ける。
顔馴染みとなった店員さんは今日はお休みで、”内田初音展”を訪れてくれているとのこと。mixiの宣伝効果大だ。

国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り

いふがおから直ぐの大学通りに「わとわ」というギャラリーがある。15時30分からコンサートがあると出ている。
ソプラノとギターのコンサートで春と桜がテーマのようだ。訊ねると席はあると言う。予約をする。
開始まで1時間半、小腹も空いたことだし、先程見た行列のできた蕎麦屋さんに並べば時間も潰せ一石二鳥だ。
小1時間を潰せたが、味の方はいま一つといったところだ。一橋大学構内を一巡りしてギャラリーに行く。
コンサートはソプラノ歌手の喉の調子がいま一つだったが、まずまず楽しめた。
休憩中にお茶とクッキーが振舞われ、ファミリーな雰囲気がリラックスさせてくれる。楽しい花見となった。

国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り 国立・大学通り


2009年4月3日  小金井公園 花見散策  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

遠路熊本からのお客様を我が家に迎えた。長男のパートナーのご両親だ。
ホームページの”Essays in Idleness”でお知らせした”内田初音展”のために上京されたのだ。
娘を遠くに嫁がせるということは大変なことだ。昨秋には孫の保育園最後の運動会を見てやりたいと上京されたが、
生憎の雨天順延となってしまった。ところが、翌週改めて上京してこられたのには驚かされた。子を孫を思う厚い心だ。

東京駅でご両親とパートナーが連れてきた孫二人と待ち合わせ我が家へご案内する。
ささやかなランチパーティーだ。ようやく春らしい暖かな気候に恵まれビールが上手い。
孫達は両方のじーじ・ばーばと一緒で大はしゃぎだ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

わが街の自慢”小金井公園の桜”をご覧いただくために散歩に出る。肝心の桜だが、懸念した通り見事とは言えない。
開花から既に2週間が経過している。普通なら疾うの昔に散っているはずだが、開花後の低気温の影響でまだ八分咲きだ。
ただ、人出だけは盛況で、遠来のお客様を驚かせている。江戸たてもの園前の広場を一巡りする。
写真上左2枚は江戸たてもの園前の染井吉野。上右は玉川上水の山桜。例年なら満開が1週間ずれるが、今年は同時になりそうだ。
写真下左は大人気の二色咲きのハナモモ(源平桃)。中は花名不詳。右は正門前の花壇のチューリップとパンジー。

慌しく帰宅し、上京目的のギャラリーに移動する。孫達はアスレチックやグラススキーが出来なくて不満顔だ。

小金井公園 小金井公園 小金井公園

お客様に自慢の見事な桜をご覧いただけなくて納得がいかない。二日後の6日に再び小金井公園を訪れる。
暖かな日が続いたので、ようやく満開になったが、どこかいま一つ鮮やかさに欠けるのが気になる。
今年の気候の所為だけなら良いが、老木なだけに管理など十分に行われているのだろうか・・・。

小金井公園 小金井公園 小金井公園


2009年1月29日  小江戸・川越 編  水色枠の写真はクリックすると拡大写真になります。

小江戸・川越の街を歩いた。
日頃の運動不足を肌に(と言うより腹囲&体重計に)感じたので、久々に妻と一緒に歩くことにした。
さて、どこを歩こうかということになり、色々調べたが、興味を惹く花どころも見当たらない。
4月からのNHKの朝の連続ドラマの舞台となる川越はどうかと妻が言う。その手があったかと即決する。
今放送中の連ドラ「だんだん」の舞台の松江や京都は訪れたことがあるから、見ていても親近感がある。
という訳で歩いてきた。期待以上に面白い街だった。この項に載せようとしてふと悩んだ。川越は武蔵野か? 番外か? と。
以前にも”武蔵野の範囲”について述べたことがあったが、その知識はあやふやだ。
改めて調べてみると、川越は武蔵野台地の北端にあり立派に武蔵野と判明する。

中央線国分寺駅で西武線に乗り換えると運良く本川越行きが発車間際だ。途中急行に乗り換えると自宅から1時間余りで到着だ。
先ずは蔵造りの街並みを訪れる。最初のお土産屋の店頭で観光マップをいただき歩く。
子育ての呑龍様の連馨寺で孫の健やかな成長を祈願する。日頃の信心は皆無だがこんな時だけ俄か信心だ。
ほどなく蔵造の街並みに到着。角に豆専門店の”まめ屋”、そのはす向かいに天明三年(1783)創業の銘菓の”亀屋”。
”荻野銅鉄店”のウインドーには食指を動かされる素晴らしい銅鉄製品が並んでいるが、お値段が・・・。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

驚くほどに沢山の歴史ある建物が道路の両側に並んでいる。ただ、交通量が多くて思うように反対側にいけないのが難点だ。
街並みの中央付近に重厚な蔵造りの建物が2軒並んでいる。”原陶器店”と”まちかん刃物店”だ。
”民芸品の小松屋”は”重要文化財大澤家住宅”の看板が掛かっている。美しい佇まいだ。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

そのまんまの店名の”くらづくり本舗”も菓匠だ。古い街にはお菓子屋が多いものだ。
石造りの建物もある。”田中屋”は1階が喫茶店で2階が美術館だ。もう一つは”埼玉りそな銀行川越支店”。共に大正の建築だ。
川越観光のシンボルともいえる”時の鐘”の音が12時に聞けるというので鐘楼の下で待ち受ける。大勢の人出だ。
待っていると人力車がやって来て、少し離れたところで停まった。観光案内のプロに見習いその場所に行ってみる。
その場所からだと鐘と撞木が見えるのだ。ほどなく、撞木がゆっくり動き出し、鐘を打つ。これが電動式なのだ。
平成8年環境庁の残したい”日本の音風景百選”に選ばれた音色を6回聞ける。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

建物も素晴らしいが看板にも面白いものが多く見られて楽しい。
保刈歯科医院は窓にステンドグラスが使われているが、看板にも歯のデザインのステンドグラスがはめ込まれている。
店名は確認しなかったが、お洒落なポットはカフェの看板に間違いないだろう。
”うんとん”はうどんのことらしいが、きつねうどんが名物なのか? 確認はしていない。まめ屋の看板もなかなかに芸術的だ。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

漬物の河村屋。かぶの看板が面白く感じられる。富士屋は自慢焼きが名物らしい。
時計・メガネ・宝飾のカニヤの看板はとても大きなものだ。刃物や藤兵衛はそのまんまだ。
知人が経営するエスニック・モードギャラリーを覗く。 お客さんで大賑わいだ。
街で出会う観光客は大方が中高年の女性だから、客層がマッチしているのだ。経営感覚に感心させられる。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

ハム・ソーセージ工房 Mio Casaloは大野農場の小江戸黒豚を使っているらしい。まるまる太って美味しそうだ。
立派なガス燈はどの店の店頭にあったか忘れた。民芸品店で節分の飾り物を見つけ、思わず求める。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

くらづくりの街並みの裏通りに”菓子屋横丁”がある。昔懐かしい駄菓子のお店だ。
昭和初期には70軒あったというが、今は10数軒のお店が並んでいる。懐かしさに思わず手が出る。
自分が食べたい分は出来るだけ我慢して(散歩の目的を忘れていない)、孫の来訪に備えあれこれ選ぶのは楽しい。
平成13年に横丁が醸しだす雰囲気と下町風の菓子の懐かしい香りが漂うということで”かおり風景100選”に選ばれたと言う。
川越名物のうなぎで昼食を済ませ、氷川神社に向かう。川越の総鎮守と言うが、赤い大鳥居に比べ境内が狭い。
市立美術館と博物館をパスして、川越城本丸御殿の隣の三芳野神社を訪れる。ここはわらべ唄のとおりゃんせ発祥地だ。
”往きは良い良い帰りは怖い”のフレーズが何かおどろおどろしい唄だがその謂れは こちらで知った。
入り口付近に若者4人組がたむろしていて、歌の文句を連想し嫌な雰囲気だ。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

南に下り、成田さん別院を訪れる。豆まきの舞台も組まれ季節が感じられる。
その先に喜多院がある。ここの”五百羅漢”が目的だったが、拝観料は”家光誕生の間”や”春日局化粧の間”と共通だ。
折角だからこちらも見学する。化粧の間から見た庭園が素晴らしかった。小堀流庭園と謳っている。紅梅が彩を添える。
期待の五百羅漢には驚いた。余りに整然と平面に並んでいるのだ。しかし、一体一体の羅漢さんの表情が印象的だ。
もとより羅漢さんは高僧なのだから、良い顔をしていて当たり前なのだろうが、それにつけても素晴らしい笑顔が多い。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越

もう一つ面白く思ったのが2体一対の羅漢さんだ。何やら神妙に話し込む僧、ほのぼの談笑する僧、
ひそひそと内緒話の僧、酒を飲み交わす僧など様々な人間模様が感じられる。曇り空の寒気の中だが心ほのぼのとする。
仙波東照宮、中院を巡り本川越駅に戻る。スタバで暖かい飲み物で疲れを癒し電車に乗る。愉快な武蔵野散歩であった。

小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越 小江戸・川越


番外
2009年1月20日  東京国際キルトフェスティバル編
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18日の日曜日、妻がNHKテレビの”東京国際キルトフェスティバル”の番組を熱心に見ている。
こういう時は、いずれはお供しなければならないに決まっているので、「行こうか?」と誘ってみると、
「日程が合わない」と言うのでヤレヤレと思っていたら、月曜日になって「明日の仕事から帰ってから行きたい」と言い出した。
そんな訳で、火曜日午後4時半に水道橋駅に到着。案の定、東京ドームに向かう列はご婦人ばかりだ。
ドームに入ってびっくり、広いグラウンド一杯に所狭しと作品の展示とショップがレイアウトされている。
キルトに関しての知識ゼロの目にも、そのデザインの素晴らしさと技術の深さは読み取れる。
妻の牛歩に付き合って歩いていて、花をモチーフとした作品が多く、ちょっとしたガーデン巡りの雰囲気を感じる。
そこで、許される範囲で花の作品の写真を撮って回った。各シーズンの花が集まった。

先ずは日本キルト大賞の作品”命、輝いて! Shine, My Life!”だ。実に精緻な作品だ。
テレビで作者が2年がかりの作製と言っていたが、気の遠くなるような細かな細工だ。 同じ様に様々な花を寄せ集めた作品を並べる。和のキルト部門入選の”華あつめて”は華やかだ。
企業賞の”優しい時間”は四季の華を集め、創作キルト部門入選の”風花”は今の季節を表している。

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特集企画「赤毛のアン」のコーナーのアンの家のフロントガーデンのルピナスもアンがピクニック楽しんだ風景も全てキルトだ。
グループキルト部門第2位の”雪やこんこん♪冬まつり”だ。寒牡丹がとても印象的だ。アップも撮ってしまった。

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大まかに季節順に並べていく。”クリスマスローズ”はトラディショナルキルト部門入選。
創作キルト部門2位の”アネモネの話”と入選の”野原いっぱい”だ。春の暖かさ・明るさが伝わる。
野原で”四葉のクローバー”を探す楽しみのもこの季節だろう。

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桜の季節だ。和のキルト部門入選の”together(一緒に)”の枝垂桜と創作キルト部門入選の”夜桜”。
企業賞の”花想う、和の心”と創作キルト部門入選の”月光に舞う白い妖精たち”で紫と白のモクレンが揃った。

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創作キルト部門入選の”旅立ち”のタンポポの綿毛をモチーフした面白いデザインだ。
バラの作品はトラディショナルキルト部門入選の”キルト仲間でティータイム”と”見まもられて"Happy Day"”の2つ。
創作キルト部門入選の”スカビオサ”、スカビオサがこんなに華やかであったとは・・・。

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夏が来た。花菖蒲は和のキルト部門入選の”清流”、「睡蓮」、「向日葵」、「花名不詳」は選外のようだ。

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森の姿も様々だ。創作キルト部門入選の”The Trees”と選外2作だ。左から2つ目はステンドグラスのように見えた。
ヒガンバナの優秀賞の”曼珠沙華繚乱 V”は何度も訪れたことがある巾着田が題材らしい。

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最後はユリだ。トラディショナルキルト部門2位の”遠い日の歌”とバッグ部門選外の作品。ユリの香りが漂うようだ。
2時間足らずの散策だが、ご婦人方の毒気にあたり少々疲れた。外に出るともうすっかり日は暮れてイルミネーションが艶やかだ。

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